中学受験で必ず勝つ!愛知県の私立中学について

受験には勝ち負けがある。
すべて運命とはいえ、出来れば勝たせたい。

東海高校・南山高校男子部が日本数学コンクールで金賞。

2009年11月30日 | Weblog
久しぶりに素晴らしいニュースがとびこんできましたね。
日本数学コンクールにおいて、「論文・金賞」の個人受賞が南山高校男子部の武田君、昨年に続き二度目の金賞だそうです。
「論文・金賞」のグループ受賞が東海高校数学研究会、こちらは三連覇だそうです。
また、中学生対象のジュニア数学コンクールでは、「ジュニア大賞」を二人が受賞、愛知教育大学付属岡崎中学の丸山君(こちらは初挑戦)と、東海中学の中西君です。
東海中学の中西君は、過去にも優秀賞・優良賞を受賞した経験があるそうです。
いずれも、学校で勉強する数学の問題から大きく離れたように見える内容を問われるようです。
中学生に対しては、「月から見た地球の満ち欠け」、高校生に対しては、「限られた待ち合わせの時間内に友人がくる確率」、それを数学的見地から分析・計算して理論を導き出す能力を問われるわけです。
東海中学の中西君は、「コツコツ条件を積み重ねて、視点を地球・太陽・月面と自在に移動させ、答えを導き出した。」と説明しています。
また、東海高校数学研究会のリーダー片岡君は、「一見数学的じゃない問題、確率を積分で解くのが面白かった。」と説明。
「待ち合わせが二人の場合を二年生が解き、三人以上の場合は三年生が担当。互いに議論しながら考えを深め、複数の人がまとまって現れる”偏り”まで盛り込んで、理論を一般化した。」という流れだそうです。
南山高校男子部の武田君は、「自分の考えを深めきれなかった。」と謙遜しながらも、「数学を好きになったきっかけの一つは路線図。点と線のつながり方に注目するという考え方は、数学のグラフ理論と一緒。身近な体験と数学の考え方が重なって面白い。将来は専門分野を絞らず、柔軟に自分の道を探したい。」と語っていました。
学校で与えられる数学の問題集を解くことも大切な勉強ですが、様々な方向にアンテナをはって、幅広い学習ができる彼らは、素晴らしい学生だと思います。
中高一貫の良さを発揮して、6年間、自分の思い通りに勉強できる環境こそが彼らを最大限まで伸ばしてくれているのでは、と微笑ましく思いました。
受験生のみなさんにも、こうした伸び伸びとした、素敵な学習環境に恵まれた中学にご縁がありますように、と願っております。


過去問の取り組み、判断の仕方について。

2009年11月21日 | Weblog
過去問の取り組みについて、簡単にまとめてみます。
第二志望・第三志望でも3年分くらいは解いておいが方がよいそうです。
第一志望については、できれば7年分、最低でも5年分は当たっておきましょう。
学校によっては、7年もさかのぼると、途中で、教科の配点や教科ごとの試験時間などが変更になっていることもあるので、注意してチャレンジしてください。
よくある失敗は、点数や合格ボーダーの67パーセントを超えたか超えてないか、など内容と関係のない数字にばかりこだわってしまうことです。
今の時期は、そんなことより、苦手単元の洗い出しと、弱点の補強を目指すことが大切です。
間違い直しをせずに、点数やパーセンテージなど数字ばかりを表にしているのは、チャレンジした価値がゼロになりますから、どうぞ間違えた内容をしっかり次につなげてください。
また、余裕があれば、それぞれの学校に明らかに傾向があるかどうかを、自分なりに判断してみてもいいでしょう。
「記述より選択問題が以外に難しく、それで点数を落としやすい。」
「制限時間に対して問題の量が多い。」
「理科では物理分野の計算問題がよく出される。」
「算数では難しい図形問題がよく出される。」
「理科のわりには記述問題が多い。」
など、自分のクセと照らし合わせて、対策をすることも効果的です。
ただ、それで自分との相性を考えすぎて第一志望校を変更するのは考えものです。
今までの長い間、第一志望校を目指して一心不乱にがんばってきたものが、志望校を変えたために、ガタガタと崩れて調子を悪くすることも少なくありません。
相性が悪そうに見えても、本年度の入試問題が、必ずしも自分に不利な内容かどうかは、誰にもわかりません。
最後の最後まで精いっぱいがんばるために、また、モチベーションを下げることなく緊張感を維持するために、安易に方向変換を考えないようにしましょう。
家族でよく話し合い、本人にとって最もふさわしいと考えられる道を選びましょう。
全ての入試が終わって、「自分なりにがんばった。」と言えるように、自分のペースを守って、コツコツ努力をしましょう。
努力する人には必ず光が見えるはずです。

東海・南山女子部トライアル(日能研)

2009年11月16日 | Weblog
みなさんもチェックなさっているでしょうが、11月23日(月曜日)に日能研で、東海中学トライアルと、南山女子部トライアル、という入試予想問題テストが行われます。
テストの後で、解説授業もあるので、少し参考になるかも知れません。
9時から15時までなので、体力を備えてチャレンジしてみてください。
ただし、それぞれお通いの塾を休んでまで参加するべきかどうかは、よく考えてからにしていただかないと、学習ペースをくずす可能性もあります。
また、合格可能性判定も出るので、精神的に弱いお子さんにはおススメできるかどうかわかりません。
ちょうど日にちも時間もあいているし、やってみようか、と親子で相談がまとまったらぜひ行ってみてください。
それぞれ、「東海中学を目指す受験生」「南山女子部を目指す受験生」が対象となっています。
東海・南山女子部を受ける予定はないけれど、とりあえずトップ校の入試問題に当たってみるか、という軽い気持ちで参加すると、打ちのめされて帰ってくるので、今、やるべきことを最優先する考えを持ってください。
この時期、かなりまとまってきたかも、と思われたら、いつもと違う雰囲気での模試で、精神的に鍛えてくるのも、価値があります。


無理をせずにコツコツと。

2009年11月14日 | Weblog
雨もやみ、お天気が回復してきました。
南山女子部の説明会に出かけるご家族にとっては、せっかくの校舎見学ですから、すっきり晴れてほしいものですね。
赤い校章のついた白い腕章が、校舎見学案内の在校生の目印だそうです。
しっかりした高学年の生徒が担当していますから、なんでも質問できると思います。
校舎は全体に美しいのですが、女の子にとって一番気になるトイレはぜひご覧いただきたいです。
パウダールームとでもいいますか、大きな鏡のあるお部屋は、身だしなみをきちんと整えたい女子高生にとって、なくてはならないものです。
女子校ならではの特筆すべき設備です。
ところで、天候不順で、体調を崩すお子さんが多いようです。
受験勉強も気になりますが、ここで無理をしてしばらく寝込んだら、本末転倒ですから、どうぞ自分のペースを守って、コツコツ続けましょう。


学校説明会、お子さんはぜひ5年生のうちに。

2009年11月12日 | Weblog
いくつか学校説明会が終わりました。
お子さんの場合、気持ちが受験モードになった6年生で参加すると効果的なのですが、ほとんどの大手受験塾では、土日に授業やテストゼミが入っていて、なかなか説明会や文化祭のスケジュールに合わせられません。
6年生になってからは、第一志望校の文化祭を見に行くくらいにして、時間のかかる説明会や第二志望校・第三志望校になる可能性の高い学校の文化祭は、4年生5年生のうちに参加しておきましょう。
正直、あまり低学年だと、どの学校の文化祭でも、お祭り気分で、「楽しかった」という印象しか持たないでしょうから、5年生くらいが理想でしょうか。
説明会も長い時間なので、低学年には「疲れた」「退屈だった」という印象を持つだけでしょう。
5年生になるとさすがに一生懸命見てまわるのでは、と思います。
オープンスクールや説明会、来年になりますが文化祭は、ぜひ足を運んでおいていただきたいです。
今週の土曜日14日は、南山女子部の説明会です。
同日、午前中に南山講堂で行われる「南山中学女子部合唱大会」で優勝したばかりクラスが、ホットな喜びを、そのまま合唱にのせて聴かせてくれると思います。
説明会では、在校生も何人かがお手伝いしています。
高1になったエリザベスの次女もお手伝いにひそんで(?)います。
おそらく校舎見学などあると予想されますが、南山講堂から南山教会を過ぎ、女子部へと続く通学路、マリア像のある階段を上り、都市景観賞を受賞した素敵な校舎を充分楽しんで来ていただきたいです。
愛知淑徳中学・高校も同じ建築デザイナーの設計と聞きましたが、どちらも都市景観賞を受賞しており、共通しているのは、女子校らしい優しい雰囲気です。
ガラスをふんだんに使って太陽の光をたっぷりとりこんでいる明るさや、女の子に必要な施設を想像以上に充実させてあることなど、感心します。
古い校舎が壊されると聞いて、ショックを受けた卒業生諸君ですが、新しい校舎にはそこかしこに伝統が残されており、昔から大切にされたものを、新しい校舎に活かしてあるアイデアにも感心します。
4年ほど前に、初めて新校舎を見た時、古いものと新しいものを上手に共存させる知恵、のようなものに感動しました。
ただし、校舎というのは器であり、中で生活する先生方や生徒たち、それが昔と変わらない限り、学校全体の雰囲気は簡単に変わるものではありません。
たとえ新校舎でも、卒業生を温かく迎えてくれる空気は何も変わっていません。
お子様方も素敵な学校にご縁があり、その全てが自分をいつでも温かく迎えてくれる母校になってくれますように。

学校説明会が目白押しです。

2009年11月06日 | Weblog
秋になると落ち着かなくなるのか、今まで優秀だったお子さんのお母様方でも心配になられるようです。
急に寒くなり、なお一層、不安はつのるばかりですね。
そんな中、志望校への思いを強めていただくために、学校説明会やオープンスクールにぜひとも足を向けていただきたいです。
みなさん、ご存じのことと思いますが、念のために、確認です。
まず東海中学、11月7日午前中にオープンスクールがあります。
13時からは6年生保護者対象の説明会があるそうです。
次に南山女子部、11月14日、14時から15時30分まで説明会があります。
南山男子部は、11月7日、5年生対象の体験授業があり、お願いすれば6年生も体験可能だそうです。
愛知淑徳中学、11月28日、10時から12時には6年生対象、13時30分から15時30分には5年生以下対象で説明会があります。
名古屋中学では、11月23日、9時から11時までプレテスト(国語・算数で要予約)が行われます。
愛知中学では、11月21日、9時から12時30分まで愛中模試(6年生対象で要予約)が行われます。
それぞれの中学においての模擬入試は、その他、椙山女学園中学・聖霊中学・名女大中学・愛工大附属中学などでも行われますので、確認して、希望であればぜひ参加してみてくださいね。
入試会場の下見くらいの気持ちで行くといいでしょう。
できた、できないで明け暮れるより、校舎の様子、まわりの受験生の様子などをつぶさに観察して、当日、少しでも落ち着いて受けられるように慣れる目的で参加するのが正解だと思います。
ちょうど寒くなりましたから、当日さながらに、着脱しやすい上着を試してみるなど、上手に使って、楽しく過ごしてきてくださいね。
また、最後になりましたが、問い合わせが多く、返信が遅れがちですが、アドレスさえきちんと併記してくだされば、数日中には必ずお返事を送ります。
ご心配おかけして申し訳ありません。
また、来年度以降の入会申し込みは、2月あたりから、順次お返事をさせていただきます。