中学受験で必ず勝つ!愛知県の私立中学について

受験には勝ち負けがある。
すべて運命とはいえ、出来れば勝たせたい。

勉強をがんばる受験生、それを見守る母、南山女子部の先生方よりメッセージ。

2009年06月30日 | Weblog
もう少しで夏休み、6年生の夏休みは一つの山です。
ご父兄もドキドキですが、実はお子さんたち自身も不安でいっぱいなのです。
不安が怒りに変わるご父兄の気持ちはエリザベスもよくわかりますが、ここは一つ、落ち着いて見守ってあげてくださいね。
最近、南山女子部の先生方から、いろいろなお話を聞いたり、書面でいただいたり(南山女子部ではこういったプリントがたくさん配られます)、その中で、ちょうど今の時期に皆さんにお伝えするといいかな、と思われるものを簡単に紹介いたします。
国語担当のある先生から。
「手紙」という歌が話題になっています。「親愛なる子供たちへ」という副題。
「あなたの人生の始まりに私がしっかりと付き添ったように、私の人生の終わりに少しだけ付き添ってほしい あなたが生まれてくれたことで私が受けた多くの喜びと あなたに対する変わらぬ愛を持って笑顔で答えたい」           

先生は、この歌についていろいろな説明やご自分のお考えなども書いていらっしゃいます。

次に数学担当のある先生から。
中学入試で不合格となった受験生に郵送される封筒には、西校長先生からの「お手紙」が入っています。
毎年、それにたいして何通かのお返事をいただけますが、全て感謝のお手紙です。
「力およばず不合格でしたが、添えていただいたお言葉が、心の奥底まで染み渡り、あふれる涙を止めることはできませんでした。南山中学校女子部を受験させていただくまで、12歳の娘には様々な苦難がございましたが、この日のため、このお言葉に触れさせていただくために今までがあったのか、と全てを救っていただきました。言葉では言い尽くせないほどの感謝の気持ちでいっぱいでございます。南山の地で学ぶことができないのは残念でございますが、添えていただきましたこのお言葉は、彼女の心の財産となり、彼女の歩みの糧となることを信じます。」
少し省略あり。
また、中学入学手続きの時の西校長先生の「あいさつ」
「200名が合格したということは、合格できなかった700名あまりがいるということです。その分まで一生懸命勉強しなさい。」
こんな言葉の中にも、「合格という見えるものの向こう側にある、見えないものを見る力を育ててほしい」という西校長先生の「お心遣い」がうかがえます。

不合格になったお嬢さんへのお手紙のお話は聞いていますが、エリザベスは実際に見たことはありません。
ただ、受け取ったお母さまもお嬢さんも、温かいご配慮に少なからず涙され、心を大切に救っていただいた、という感想は聞いています。
ちなみに、平成18年度入試から、それまでの貼り出し発表から郵送発表に切り替わり、西神父様のお手紙が同封されるようになりました。
エリザベスが詳しくお知らせできる学校は限られていますが、例えば、南山女子部においては、こういったものを通して、教育をしてくださいます。
西神父様の、「見えないものが見える力を持ってください。」というお話は、保護者会でも、生徒たちにたいしても、頻繁に出てくるものです。
時には笑いを、時には涙を、という西神父様のお話の中で、いつも中核をなすものでして、見えないもの、とは、ほんの一例で言えば、思いやりのようなものでしょうか。
人として当たり前に持ち合わせるべき思いやり、それを忘れずに毎日を過ごしてほしい、と、いろいろな楽しい経験談に添えて、伝えてくださいます。
それぞれのご家庭で、中学受験後に入学する学校にたいして求めるものは様々でしょうが、最近よく耳にするのは、「○○中学は伸びているらしいですね。」というちょっとした噂や、カラクリ(言葉は良くないのですが上手な表現が見つからないので)だらけの実績一覧などで、思い込みの強いお話です。
どなたに対しても、エリザベス側から、志望校のおススメはしませんから、ご家庭、ご本人の希望通りに指導を進めています。
昨年までは、なるほど納得、という志望校選びをされた方がほとんどで、本人の努力も素晴らしく、素敵な春を迎えられました。
ただ、最近、生徒ではありませんが、何人かから、「○○中学、伸びてるんですよ。」「○○中学は入ってから塾がいらないくらいお尻をたたいて勉強させてくれるんですよ。」というお話を聞き、短絡的な判断はしないでほしい、と少し不安を感じました。
入学後の指導内容については、過去数年間の各中学に入学した生徒たちから、引き続き、生の声を聞いていますから、個別に問い合わせてくだされば、わかる範囲でお答えします。
ちなみに、大学合格実績は10年間ほどの長いスパンで見ないと、判断できないものですから、上がったり下がったりを1年ずつで区切って判断すると、大きな誤算が生じます。
なぜ伸びたかの、裏づけがあれば、別です。
例えば、最近の南山男子部は、メキメキと頭角を現し、それの裏づけがはっきりしています。
そんな場合は有望株として要チェックです。
ただ、そうでない場合、実績のアピールが上手にできる学校か、正直すぎる学校か、の違いだけであることも少なくありません。
学校を決める側が、本当のところをしっかり見きわめて判断するしか仕方がないでしょう。
また、6年間の中高一貫校に求めるものは、大学合格が最重要ポイントではありますが、それにプラスされる教育内容の優先順位はなんなのか、ご家庭のお考え次第です。
中学受験で1回、勝負の時を迎えます。
それで納得のいかない結果になれば、次は大学受験になります。
それで絶対に勝ちたい、という気持ちばかりが先走って、大切な6年間の教育を、すっとばして考えてしまわないように、お子さんの13歳から18歳という、一番楽しいはずの時期を充実したものにしてあげるよう、しっかりと相談して決めてください。
お話は戻りますが、国語の先生からの「親愛なる子供たちへ」という歌。
母として、教育に明け暮れる毎日だったと思いますが、ここで、お子さんと平和に過ごしていられることへの感謝の気持ちを思い出しましょう。
母が、受験勉強に厳しくなるのも、愛情の裏返し、決して悪いことではありません。
ただ、不安が怒りに変わり、怒りがおかしな怒りに変わっていくのであれば、それは親の身勝手にもつながります。
お子さんがあきらかに怠けていれば叱りましょう。
でも、一生懸命に努力している横で、意味もなく責めたりすることはやめてください。
少しだけ待つ、そのスタンスを守って夏休みを過ごしていただきたいと思います。

東海でのサタプロ、「あなたも指揮者」

2009年06月29日 | Weblog
先週の土曜日、6月27日に東海高校・中学で開催された、サタデープログラムの中の「あなたも指揮者」に次女がバイオリン演奏で参加してきました。
あの有名かつハイレベルな東海オーケストラに入っての演奏で、素敵な思い出になったようです。
南山女子部から7名ほど、愛知淑徳からもそれくらい参加して、とても楽しかったということです。
一般から募集した、指揮者希望が何人か交代で、指揮を楽しみ、中でも、次女たちが毎年、4月のジョイントコンサートに向けて一緒に練習をしている、南山男子部の同級生が参加したのには、大変な盛り上がりだったそうです。
管楽器担当の彼は、指揮の腕もなかなからしく、それを聞いたエリザベスは、マイクを持たせると司会進行も上手な彼の、今後が非常に楽しみになりました。
また、夕方からは、交流会があり、そこでゆっくりお互いの学校のことを話したり、最後の最後まで、楽しく有意義だったようです。
他校の生徒と、こういった交流があるのは、何にもかえがたい貴重な経験ですね。学校にもよりますが、生徒会・部活などを通して様々な交流があります。
エリザベスは、毎年、いくつかの学校に散って行く生徒たちの、入学後の報告を聞くたびに、その楽しそうな様子で、とても幸せな気分にひたっています。
お子さんの志望校を決める際には、自分の思い込みだけでなく、実際に通っているお子さんのご父兄にお話を聞いてみるなど、気になる点は、しっかり確認された方がいいです。
学校選びは好みでかなり左右されますが、かたよった思い込みで、選択の幅を狭めてしまうのは、もったいないです。
子供がこう言っているから、という意見も、普段からの親の考えに翻弄されているだけ、ということがほとんどです。
小学生にどこまでの判断能力があるのか、ある程度までは、親子でしっかりと話し合いをすることも大切です。
それは、命令や押しつけではありません、あくまでも穏やかな相談です。
お子さんの希望を尊重しながらも、それだけに甘えることなく、なぜその希望が出たのかをよく考えて、もしかしたら、普段の親の強い意見に沿っているだけなのかもしれない、という原点に戻ってみてください。
それが正解なのかもしれない、もしかしたら、正解でないかもしれない。
我が家もそうでしたが、ゆるぎない第一志望校が最初からはっきり決まっていた場合は問題ないとして、いくつかで迷っているのなら、とても大切なプロセスなので、時間を見つけて、お子さんのためにどうするべきか、を素直な気持ちで考えてあげてください。

夏期講習をどのあたりまで申し込むか。

2009年06月26日 | Weblog
夏期講習の申し込みも落ち着いた頃でしょうか。
よくある質問が、夏期講習をどのあたりまで申し込むか、です。
基本的なものは受講するとしても、算数特訓やら様々な名称で、各種のおススメコースがあります。
日にちがあいているだけ、ギッチリと申し込むことに不安を感じるご父兄が多いようです。
もちろん自分で弱点強化したり、前日にどうしても残ってしまった宿題を終わらせたり、スペアの時間はたくさん必要です。
朝から晩まで毎日毎日、授業では、何もかもが消化不良になって、せっかくの講習を効率よく頭に入れていけなくなりそうです。
ただ、極端に講習を減らしてしまうと、それはそれで心配です。
大人の考えとして、自分の経験上、ある程度の説明を受けたら、あとは自分の復習次第で、学力が高められるのでは、となります。
それは、記憶にある受験勉強が大学受験など、基本が全て頭に入ってからの学習方法なのです。
中学受験の段階では、あくまでもまだ小学生で、授業でゼロから説明してもらってこそ、の学力です。
1回では理解しきれなかったものが、2回3回と繰り返して説明されることで、徐々に理解が深まるというのも、小学生ならではの素直なスポンジのような頭だからでしょう。
1回、授業を聞いたから、もう大丈夫でしょう、という親の判断は、時にはあてはまらないこともあります。
お子さんの理解の度合いをよくわかった上で、授業を受けた方がいいか、充分わかっているから、あとは演習の繰り返しだけで大丈夫なのかを、相談してください。
それぞれで理解の仕方は違いますから、必要であれば、夏期講習を絶好のチャンスとして、もう一度、説明してもらってください。
そうでなければ、上手に自分の時間を作って、演習に励んで更なる定着を目指してください。
大切な夏休み、できるだけ有意義に過ごしていただきたいと思います。

東海高校・中学のサタデープログラムが開催されます。

2009年06月24日 | Weblog
長い間、更新できず、申し訳ありませんでした。
今週の土曜日、6月27日に開催される、東海高校・中学のサタデープログラムの紹介です。
毎年行われるイベントですが、自由参加・入場無料の59講座です。
岡田克也民主党幹事長・加藤紘一自民党元幹事長・ハリーポッター翻訳の松岡佑子さん・歌手の影山ヒロノブさん・雅楽師の東儀秀樹さん・東大教授の翻訳家の柴田元幸さん・プロバスケットボール選手の佐古賢一さん・DJの南城大輔さんなど、たくさんの著名人が講演をしてくださいます。
東海の在校生に大人気なのは、いつもながら、タレントさんで、今回は秋山莉奈さんが参加されるそうです。
59講座のいくつかをピックアップしてご紹介しますと、JALパイロットの体験談・数学のコツ・法医学の現実と可能性・マジックに朝鮮・インターネット講座・お子様クッキング・電波と遊ぼう・小学生将棋大会・・・
その中に、かの有名な東海中学・高校オーケストラ部企画の「あなたも指揮者」というものがあります。
これには、毎年、南山女子部・愛知淑徳はじめ、いくつかの高校から女の子が数人ずつ参加し、合同で演奏をし、そのオーケストラの指揮をやってみませんか、というイベントです。
応募しておく必要があるようですが、当日とびこみでもOKなのか、詳しくはわかりません、ごめんなさい。
エリザベスの次女も高1になり、参加資格を得たので、喜んでバイオリン持って練習に行っています。
ビゼー作曲アルルの女、その中のファランドールを演奏します。
それは14時30分から始まります。
ただ、どのイベントも同じですが、人気のあるものについては、かなり早く行かないと、大変な行列ということも珍しくありません。
3年前に、エリザベス親子が丸山弁護士の講演を聞きに行った際には、1時間前に着いたにもかかわらず、長蛇の列、席に座れたのは奇跡でしたね。
もし、ご興味あれば、参加してみてください。
東海の校舎を使って開催されるので、行けば、当然ながら、東海生がたくさんいます。
東海生の普段の飾らない楽しい様子を知りたい方にもチャンスかな、と思います。
「サタプロ」で検索すれば、ホームページからの申し込みができるそうです。

東海生の母様から久しぶりに公開コメントです。

2009年06月08日 | Weblog
久しぶりに公開ОKコメントが来ました。
東海生の母様から、私学フェアに関しての感想です。
普段は非公開のコメントしか来ませんから、皆様には貴重な意見ですね。
公開ОKのご意見、たくさんお待ちしています。
エリザベスから発信される一方的なブログより、皆様からのご意見も含めて仕上がっていった方が、より現場の声に近くなるのでは、と思います。
素晴らしいコメントをたくさんいただいておりますが、ほとんどが非公開希望なので、皆様にお伝えできないのが少し残念です。
中学受験真っ只中のお母さま、受験が終わったお母さまからの、いろいろなお話は、いつもエリザベスの心に大きく響いています。
もし公開してもよろしければ、遠慮なくその旨を伝えてくださいね。

今年も愛知私立中学進学フェアがやってきました。

2009年06月04日 | Weblog
1年は早いもので、また今年も愛知私立中学進学フェアの時期がやってきました。
名古屋市周辺の方については、相変わらず松坂屋本店南館8階のマツザカヤホール・同じく南館1階のオルガン広場です。
7月25日(土曜日)・26日(日曜日)の10時から17時ですが、よく間違われるのは、松坂屋の閉店時間まで開催されているわけではない、ということです。
当日は進路相談・制服展示・ステージ発表など、学校によって異なるものの、かなり親切に学校説明をしていただけます。
それは17時には終了しますから、早めに着くようにしてくださいね。
ちなみに入場無料で、もちろん予約・申し込みなどは必要ありません。
例年ですと、それぞれの学校のブースで、願書などもいただけますから、受験校が決まっていれば、ぜひこちらでどうぞ。
また、6月14日には多治見市産業文化センター5階・6月21日には一宮スポーツ文化センター1階スポーツフロア・6月28日には名鉄トヨタホテル7階「孔雀の間」・8月9日には岡崎市竜美丘会館1階ホールでも行われます。
参加中学校などは、場所によって異なるので、よく調べてからお出かけください。
主な参加校は、愛知・愛工大附属・愛知淑徳・金城・椙山・東海・名古屋・名古屋経済大学市邨・名古屋経済大学高蔵・名古屋国際・名女大・南山男子部・南山女子部・星城・聖霊・大成・滝・春日丘などです。
学校のパンフレットを見て、モチベーションの上がるお子さんは少なくありません、どうぞいろいろご覧いただきたいと思います。