中学受験で必ず勝つ!愛知県の私立中学について

受験には勝ち負けがある。
すべて運命とはいえ、出来れば勝たせたい。

胡桃さんのお友達のおっしゃっていたPTAのおつき合いについて

2007年03月26日 | Weblog
胡桃さんのコメントの中にあった、胡桃さんのお友達の、私立中学受験をさせる理由として、ややこしい父兄とのおつき合いを避けるため、というものがありましたね。
お返事していなくてごめんなさい。
子供を二人とも私立中学に通わせているエリザベスが語ると、私立びいきに聞こえてしまうので、表現がなかなか難しいのですが、正直、親の感覚は少し違うと思います。
昔だと、経済的に豊かな私立、庶民的な公立、と簡単に分けられそうですが、いちがいにそうとも言えません。
学費はかなりかかりますから、私立も公立も一緒ですよ、とは絶対に言えませんが、今は、お金があるから私立へ、という考えで中学受験させる親はおそらく全体の1パーセントにも満たないでしょう。
中学受験させる親の99パーセントは、いかに確実な学力をつけさせるか、それしか頭にないと思います。
もっと具体的表現をすれば、いかに現役でトップ大学に合格させるか、です。
最近はO崎高校、A丘高校などの公立高校が、大学受験でも私立高校に負けるなと、素晴らしい躍進を続けていますが、やはり浪人率は高く、東区T高校や昭和区N学園女子部の現役率には勝てません。
浪人するとかなり余分な学費がかかることはご存じでしょうか。
何百万円も予備校に払うことになります。
宅浪と呼ばれる自宅浪人で第一志望大学に合格する可能性は、年々減っています。
やはり浪人するからには、現役ではかなわなかったトップ大学に合格してこそ、との決意から、S台、K塾、Yゼミ、さらに最近ウルトラ高額月謝でも生徒が殺到すると評判のJ&Sチ、などにお世話になる人がほとんどのようです。
中学からわざわざ高いお月謝払って~と思われますが、トップ私立の場合は現役合格できるだけの恐るべきスピードで学習を進めて、それぞれの努力でもって、どんどん頭にたたき込んでいきますから、下手すると、いや、下手しなくても、高校3年生あたりで、浪人生と同じように総復習に当てられるというわけです。
公立中学公立高校でお月謝かからず良かったわと喜びつつも、1浪ならまだしも、2浪3浪される覚悟でトップ大学を狙われるのであれば、私立中学の6年間のお月謝は高くないのかも知れません。
どちらにしても、子供自身が一生懸命に勉強した場合の話ですけど
そんなわけで、私立中学を選ぶ御家庭の種類が、昔とかなり違ってきていることをまずご理解いただきたいです。
エリザベスのまわりでも、中学受験に燃えている方は必ずしも皆さんがセレブなわけではなく、身だしなみはきちっとされていても、派手さは感じさせない好感の持てる方がほとんどです。
エンゲル係数のように、教育費が出費全体のどれほどの割合なのかを算出したら、恐ろしい結果になりそうな気もいたします。
ですから、私立中学の親の種類として、お金持ちという印象は消して下さい。
ただ、エリザベスが非常に心地よく二人の子供達の学校のご父兄とおつき合いさせていただける理由としては、皆さん、約束事をきちんと守られるという点です。
なるほど、受験勉強を続けていくにあたって、約束事をきちんと守れない子は、なかなか勉強も順調に進められません。
皆さんもなんとなくおわかりだと思います。
中学受験を順調に乗り切るためには、様々な決まり事をしっかり守ってこそ、のようなものがあります。
集合時間、集合場所、持ち物、塾の先生からの言いつけ、提出物、宿題、変更届け、などなど、緊張の連続の生活です。
それがきちんと守れない場合、不思議なものでやはり成績に顕著に出ます。
中学受験はしょせん12歳の小学生です、その子たちがきちんと全てを守れる、すなわちご父兄がきちんと守らせている、ということなのです。
に守らされているなんて、と、あきれるかも知れませんが、12歳の受験生は、一生懸命に守らされているうちに、気づかないうちに、自分で守れる子に成長しているのです。
そういったいろいろな形で親子が試されふるい落とされ、私立中学受験は終わります。
きちんと約束事を守れた方々と安心しておつき合いができるという点では、PTAのいろいろな不安は半減すると言えるのでしょうか。
ただ、絶対とも言えないので、ほとんどが、で留めておきたいと思います。
公立小学校、公立中学校は、試され、ふるい落とされ、がまだ行われていないだけに、親も非常に幅が広いと思います。
それこそピンからキリまで、でしょうか。
エリザベス自身が二人を公立小学校に通わせていた経験から申しますと、予想通り、中には、びっくりするような方もいらして、話題に事欠かないものでしたが、ほとんどは素敵な楽しい方ばかり。
エリザベスは自分の子供に関しては私立中学主義ですが、今でも、公立小学校時代のママ仲間とひんぱんにランチに出かけて楽しい時間を過ごしています。
エリザベスは私立中学に子供を入れ、そのご父兄と和気藹々と過ごして、本当に楽しく、良かったと思いますが、逆に、公立中学に進まれたお子さんのママたちと合わなかったかというと、全然そんなことありませんでした。
むしろ私立中学の親だけで狭い世界を作っていることの方が恐ろしいのではないかとゾッとするくらいです。
胡桃さんのお友達も、中学のママ仲間との楽しい毎日を満喫できるといいですね、私立ももちろん安心できるきちんとされた方々が揃っていらっしゃるでしょうし、公立中学にも、素敵なママがたくさんいらっしゃると思います。