中学受験で必ず勝つ!愛知県の私立中学について

受験には勝ち負けがある。
すべて運命とはいえ、出来れば勝たせたい。

工業の種類・全国に広がる工業地帯と工業地域について。

2008年07月27日 | Weblog
まず、unknouwnさん、コメントありがとうございます。
夏期講習は大切な時期ですから前向きにがんばって下さいね。
返信をご希望であれば、アドレスをお知らせ下さい。
では、工業の種類について。
ご存じのように、工業も軽工業と重化学工業に分けられます。
軽工業には、繊維・食料品・製紙パルプ・印刷出版など、文字通り軽いものが含まれます。
重化学工業には、金属・機械・化学などが含まれます。
それぞれがまた様々に分けられます。
金属と言っても、鉄鋼業・アルミニウムなどの非鉄金属工業。
機械は自動車・造船・電気機械・精密機械などに分けられます。
このあたりで大切なのは、ちょっとした特徴のある呼び方です。
ちなみに鉄は「産業の米」、アルミニウム工業は「電気のかんづめ」、集積回路は「新しい産業の米」、などと呼ばれますから、なぜそう呼ばれるかの理由も含めて覚えましょう。
工業にも新しい用語がたくさんあります。
オートメーション・コークス・貿易摩擦・IC・ナフサ・コンビナート・よう業・ニューセラミック・パルプ・産業用ロボットなど。
何か、簡単に説明せよ、と言われたら答えられるようにしっかり理解しておきましょう。
次は日本国内の工業地帯についてです。
圧倒的に太平洋沿岸に集まっているわけですが、それでも地帯によってそれぞれの特徴があります。
昔から有名かつ大規模なのは、京浜・中京・阪神・北九州です。
京浜といえば、東京・横浜・横須賀・川崎・日野あたりは絶対です。
中京では、一宮・尾西・豊橋・岡崎・名古屋・東海・瀬戸・多治見・豊田・刈谷・鈴鹿・四日市・津・岐阜あたりは工業の種類だけではなく、地図での位置も押さえておきましょう。
名古屋周辺に住む人間として、知っておくべき知識です。
阪神では、大阪・高槻・吹田・門真・茨木・西宮・神戸・加古川・高石・泉大津・泉佐野・岸和田・貝塚・和歌山。
大阪湾沿いに、これでもかというくらい工業都市が並んでいます、どんな順番で並んでいるかしっかり頭にいれておきましょう。
この辺は古くからせんい工業が盛んだったので「東洋のマンチェスター」と呼ばれました。
マンチェスターとはイギリスの都市の名前で、世界で最初に綿工業が発達したことで有名です。
大阪周辺は昔から商業が盛んな地域で、江戸時代には「天下の台所」とも称されたほどです。
北九州では、北九州・福岡・久留米・佐世保・長崎・大分です。
筑豊炭田があり、八幡製鉄所も造られたので、工業が発達したわけですが、時代とともに伸び悩み、現在はここを含めず三大工業地帯と呼ぶ場合もあるそうです。
国内には東海・北陸・中央高地・瀬戸内・関東内陸・京葉・北海道・鹿島臨海・常磐など多くの工業地域があります。
それぞれの有名な工業都市とその地図上での位置、盛んな工業について、ひとつひとつ丁寧に覚えておく必要があります。
白地図に自分で書き込んでいく勉強方法もかなり効果的です。
今回、エリザベスがピックアップした都市がすぐに頭に浮かんで地図で位置を指し示せるかどうか、そしてそこで発達している工業が説明できるかどうか、塾のお休みの日にテストしてみて下さいね。
これはさすがに出ないだろう、と甘く見たものに限ってテストに出題されたりするので、がんばって下さい。

水産業と工業資源・発電について。

2008年07月25日 | Weblog
さて、次は水産業です。
魚介類に普段からお世話になっている日本人としては、一生懸命に勉強していただきたいものです。
大陸だな、潮目、プランクトン、排他的経済水域などの言葉、説明できるようにしましょう。
沿岸・沖合・遠洋・養殖など漁業の種類もグラフを見ながら移り変わりを頭にいれましょう。
現在は水産業は、世界中で様々な問題が起こっているので、その一つ一つを理解して、必要な言葉は漢字で書けるようにしておきましょう。
また、魚の種類によって、漁法が違います。
トロール・はえなわ・定置網・まきあみ・魚群探知機・棒受け網など、図を見てすぐに頭に浮かぶようにして、またそれぞれにどんな魚に適した漁法なのかも合わせて覚えて下さい。
最近は石油高騰のため、漁業にも影響があるようです。
徐々に養殖・栽培など、人工的に育てる漁業にも力を入れなければなりません。
その推移も説明できるようにするといいでしょう。
全国で有名な養殖も全て覚えましょう。
海苔・真珠・牡蛎などは数ヶ所で養殖されているので、注目です。
養殖の種類からどの地域をさしているのか、なんていう形でも出題されますから気をつけて、地図の中でもだいたいの場所を示せるようにしましょう。
さて、工業に入ります。
工業というと、工業地帯のことばかり頭に浮かびますが、まずはその原料から。
「鉱物の標本室」という言葉も覚えて下さいね。
日本のことです。
日本は小さいながらも多くの種類の鉱物を産出しています。
ただし、当たり前のことながら量も少なく、質も良くないそうです。
そんなわけで、どうしても輸入に頼らざるをえません。
ここで、工業の勉強の第一歩として、鉱物の輸入相手国を覚える作業があるのです。
とにかく広大な土地を持つオーストラリアがトップですね。
特徴的なものとしては、国内で100パーセントまかなえる石灰石と、輸入で100パーセントまかなっているボーキサイトです。
ちなみにボーキサイトとはアルミニウムの原料です。
石油の話も大切です。
石油・重油・軽油・灯油・ガソリンなど名称がいろいろあり、大人でもそれがどう違うのか知らないことが多いでしょう。
石油化学コンビナートの流れを頭に入れて、それぞれの使い道についても覚えておきましょう。
水も資源の一つ、使い道や、現在の問題点など押さえておきましょう。
電力も忘れずに、水力・火力・原子力とありますが、中でも原子力発電に関してはしっかり学習しましょう。
大きな事故がいくつも起こっており、問題がたくさん残っています。
エコの時代ですから、地熱・太陽熱・風力などの自然の力を借りての発電にも注目しておきましょう。
次回からは工業の種類についてお話します。
とにかくどこも出題されやすい内容ばかり、なかなか大変ですが、しっかり頭に入れましょうね。

今年も夏休みの総復習、まずは地理から。

2008年07月23日 | Weblog
夏期講習は順調に進んでいますか。
ちょっとだけがんばったよ、というのは結果に顕著にあらわれずガッカリしますから、どうせやるなら思い切りがんばってみて下さいね。
算数・理科はひたすら問題をたくさん解いて、一問ずつクリアにしていく作業が一番大切です。
社会は好きにならなければ頭に入りません。
何度もオススメしている週刊こどもニュースにしても、楽しくみている子と、仕方なくみている子に分かれます。
昔と違って最近の小学生は大人びていますから、政治や国際問題に興味を持つ子も増えています。
それでも、社会だけはちょっと・・という子も依然として存在するわけです。
滝や愛知淑徳など、国語・算数の配点が理科・社会の倍になっている学校では大きな影響は無いだろうと思いがちですが、それでも社会で50点取れるか20点そこそこなのか、は影響は少なくありません。
算数で30点も余分に得点しようと思ったら大変なことですから。
勉強したら勉強しただけ必ず得点できるのが社会のいいところ、是非ともこの夏休みに克服して下さい。
そのためにはまずは地理から。
6年生にとっては、すっかり忘れてしまったことばかり。
5年生の頃の地理のテキストを引っ張り出して、よみがえらせて下さいね。
当時、社会が得意だったお子さんでも、ここへ来て、歴史に明け暮れていたために、地理の用語をど忘れしてしまうこともよくあります。
山・川・平野・山地・山脈・盆地・半島の名前など、ゼロからしっかり覚え直しておきましょう。
各地の気候も大切です。
特徴を覚えて、雨温図もなんとなくではなく、なぜこのような気候グラフがこの地域のものなのか、を理論的に頭に入れましょう。
冷害・雪害・干害など、特徴のある自然災害についてもしっかり理解しておきましょう。
それはひいては農業や水産業にも関わってきます。
農業については、用語を一つ残らず覚えましょう。
意外に漢字で書けないのが「過疎」です。
それから食料自給率の計算はできるようにしておきましょう。
あと、大切な物としては、コメ作りの流れです。
トラクターを使っての「田おこし」、代かき、田植え、コンバインを使っての稲かり、カントリーエレベーターでの保管、など。
自分の毎日の生活に密接な関係はありませんが、日本の農業は非常に大切な学習です。
コメだけではなく、野菜についても覚えましょう。
近郊農業・促成栽培・抑制栽培・などは漢字を間違えないように練習して下さい。
子どもの耳に慣れないカタカナも思い出しておきましょう。
ミニマム・アクセス、コールドチェーン、パイロットファーム、ブロイラーなどです。
工芸作物も大切です。
茶、たばこ、てんさい・さとうきび、い草、こうぞ・みつまたなど、主な生産地とその地域の特徴をしっかり覚えましょう。
また、生産を高める工夫もあります。
開拓・干拓・客土とは何か。
化学肥料や農薬には今は何が使われているか。
かんがい用水も非常に大切です。
愛知県周辺の用水はパーフェクトに覚えましょうね。
後日、水産業や工業をまとめていきたいと思います。

岐阜・可児・大垣の進学フェア。そして科学館や明治村へ。

2008年07月21日 | Weblog
松坂屋南館で私立中学進学フェアが開催されるとお伝えしましたが、他の場所でも行われます。
7月31日には岐阜市文化センターで、8月1日には可児市文化創造センターで、8月2日には大垣ソフトピアジャパンで。
岐阜市では、ほとんどの私立中学が参加しますが、可児や大垣は、少し減りますので、よく調べてからお出かけ下さい。
最近では、全国の寮制中学も説明会に参加しています。
岐阜市のフェアには、愛媛県の愛光・神奈川県の公文国際学園・高知県の土佐塾・奈良県の西大和・北海道の函館ラサール・高知県の明徳義塾など。
県外受験も増えている昨今、ご興味があれば是非どうぞ。
ところで、塾によっては、もうすでに夏期講習が始まっているでしょう。
中学受験をしない小学生にとっては、楽しい楽しい夏休みの始まりですが、受験生にとっては、ある意味、勝負の夏です。
まだ勝負は何回もやってきますが、まずは夏に勝ちましょう。
夏期講習で勝つコツは、自分に勝つことです。
毎日朝から晩まで、地道な努力の積み重ねで結果が出ます。
途中で、こんなのもうイヤだ、と思ったら負けです。
自分に勝つということは、自分の決めた目標に向かって、一歩一歩辛抱強く進むことです。
もし、計画表を作ったのなら、できるだけ守りましょう。
無理は厳禁なので、夜更かしだけはやめて下さい。
6年生の夏期講習はほとんどが朝から始まりますから、朝寝坊ができません。
睡眠は平常通りにとって、起きている間の時間を上手に使えるような計画をたてましょう。
さすがに6年生は全員がやる気ですから、ちょっとやそっとでは上位にいけません。
ただ、40日間ずっと、家や塾にかんづめで机に向かっていても、集中力がどこかで切れてしまうかもしれませんから、何か自分のどうしてもやりたいことがあれば、一つか二つ、息抜きの日として、計画に組み込みましょう。
お友達とプールに行くのもいいですし、家族で出かけるのもいいでしょう。
科学館や明治村もオススメです。
科学館はプラネタリウムももちろんのこと、その他のエリアにもずいぶんたくさんの展示があり、小学校や塾で習ったものがテキストの中だけでなく、3Dの状態で見られるチャンスもあります。
明治村は、単純に歴史のイメージを実感できる一番素敵な場所です。
ロマンあふれる明治という時代が身近に感じられ、テキストで勉強している歴史が、自分の生きているこの国で実際にあったことなんだ、と再確認できるでしょう。
行ったら、地図を確認して、見ておきたい建物をチェックしましょう。
広大な敷地ですから、フラフラと適当に全部見てまわりましょうと考えると、炎天下ですし、体力的にかなりきついです。
北里柴三郎・石川啄木・夏目漱石・森鴎外など、遠い世界の人ではなく、ついこの間まで、同じ日本で活躍していた人なんだ、とワクワクします。
どっぷり歴史にひたってみるのもいいかも知れませんね。

愛知サマーセミナーが愛知淑徳中学・高校で開催されています。

2008年07月19日 | Weblog
暑いですね。
暑い中、星ヶ丘周辺を小学生・中学生・高校生・父兄が愛知淑徳中学・高等学校方面にテクテクと歩いていらっしゃいました。
愛知サマーセミナーというものをご存じでしょうか。
愛知県教育委員会・名古屋市教育委員会などが後援の「夢の学校」企画です。
今年はなんと20周年でして、7月19日から21日まで、愛知淑徳中学・高校始め、星ヶ丘テラス周辺も含めて様々なイベントが催されます。
どなたでも参加できる1000講座があり、生徒企画のものは140講座です。
エリザベスも、ちらっと校舎近くを通りましたが、普段は男子禁制の愛知淑徳に、男子学生がたくさんいました。
汗を拭きながら、可愛い小学生の男の子たちがゾロゾロと坂を上がって門から入って行きましたから、何か実験のような講座があるのでしょうか。
囲碁や将棋の教室・各種おもしろ実験教室・ビジネス講座・古典の基礎の基礎・エコクッキング・中国語講座・日本史おもしろ講座なんてものもあります。
滝田栄さんや田中真紀子さんの楽しいお話があるはずですが、申し込みが必要だったような・・空き状況はどうでしょう。
うちの長女はお友達と一緒に、名古屋大学医学部の高橋ドクターによる「癌について」という講座に申し込んだそうです。
高橋ドクターは愛知淑徳中学の先生のご主人様だそうで、為になるお話をしていただけて、本当にありがたいと思います。
小学生の皆さんも、午前10時から午後4時20分までたくさんの講座がありますから、広い愛知淑徳の校舎の中を散策しがてら、行かれてみてはいかがでしょう。
どんな講座があるのか、またその開催時間などは、サマーセミナーのホームページで探せるそうです。


最近、生徒の父兄から。

2008年07月17日 | Weblog
最近、生徒の父兄3人から、他のブログ(サイト?名称もよく知らないのですが)で、エリザベスと間違えられている人、だか、エリザベスのような人、だかがいて困っているようです、と聞きました。
さすがに異口同音に3人から言われると気になりまして。
「エリザベス」という名前はよくあるものでして、最初からあまり深く考えていなかったため、他にも何人もいるのでは・・
間違えられた方もご迷惑でしょうね。
ブログやらサイトやらページやら名称もわからないエリザベスなので、今のところ、他に登場することはありません。
もし、今後、他にブログを立ち上げたり、活動の幅を広げるようでしたら、必ずこちらで皆様にご報告させていただきますので、よろしくお願いいたします。
エリザベスとしては、あくまでも現在の中学受験について一緒に考えていきたいですし、自分の子どもの受験時代の思い出話に明け暮れるブログにはしたくなかったので、プライベートがあやふやになっていました。
今後はあまり漠然としすぎたものではなく、プライベートも少しは組み込んで表現していこうかな、と考えています。
ちなみに理系志望の高校2年生の長女と、文系希望の中学3年生の次女、何か皆様の参考になればいいのですが、これがまたどうなることやら、です。

私立中学進学フェアがあります。

2008年07月14日 | Weblog
以前もお話しましたが、7月26日(土曜日)・27日(日曜日)に私立中学進学フェアが開催されます。
場所は毎年同じく、松坂屋南館のマツザカヤホールです。
南館1階のオルガン広場でも開催されるようです。
時間は10時から17時。
松坂屋の閉店ギリギリまでやっているわけではありません。
夕方5時に終わりますから、早めに行って下さいね。
各中学校の先生が質問を受け付けてくれますから、聞きたいことがあればスッキリ解決してきて下さい。
間際になって「あそこも受けておこうかな。」と思いついても願書をいただきに出向くのは大変です。
受験する可能性のある学校の願書はしっかりいただいてきましょう。
中には願書と一緒に、学校説明会で配ったものと同じようなプリントを下さる学校もありますから、参考にしてもいいですね。
毎年、小学生が南館のエスカレーターに乗って上がって行きます。
小さくて可愛いな~と目を細めて見ております。
6年生ですと、塾の夏期講習で一緒に連れて行けません、とおっしゃるご父兄が多いですが、私立中学進学フェアと言っても、制服がいくつか飾ってあるかな、という程度ですから、ご父兄が願書をいただいて、必要あれば質問してくるということで大丈夫でしょう。
もしお子さんに学校の印象をしっかり持ってほしい、というお考えなら、まだ何回かある学校説明会やオープンスクールに参加させたり、秋にはあちらこちらで文化祭がありますから、そちらに連れて行かれることをオススメします。
文化祭はわりと重なりますから、スケジュールを確認して下さいね。
東海中学の合格餅、今年も作って下さるのでしょうか。
南山女子部では、時々、クラスによっては、内容に関係なく、出口近くの生徒が合格お守りなるものをくれることもあります。
うちの次女が中1の頃、文化祭で受験生の小学生に渡す合格お守りをクラスのみんなで手分けして一生懸命に作っていたことを懐かしく思い出します。
くじを引いて、当たりだと、裏に西神父様のサイン入り、などと工夫をこらしていました。
生徒全員が中学受験という苦しい時期を乗り越えて、やっとこの文化祭に参加している、という喜びと、純粋に受験生を応援したいという気持ちを持っていますから、きっと歓迎してくれることでしょう。
エリザベスも様々な文化祭で、受験生らしき小学生が目をキラキラさせて校舎のあちらこちらを見てまわっている様子、本当に可愛いな~と思います。
夏期講習を充実させるかどうかで、ずいぶん差がつきます。
体調万全に整えて、夢に向けてしっかりがんばって下さいね。

夏期講習の内容は大手ならかなり充実しているはずです。

2008年07月11日 | Weblog
夏期講習が迫って参ります。
先日、夏期講習で苦手単元を取り戻すことは難しい、とお話したところ、夏期講習をアテにしていたのにどうしましょう、というコメントが殺到しました。
あせらせてしまったようで、ごめんなさいね。
夏期講習は、皆さんがご存じの大手進学塾はほとんどがしっかりした内容で授業を進めて下さいます。
非常に価値のあるものですし、大切なチャンスですから、真面目に受けて真面目に復習しましょうね。
ただ、夏期講習で初めての新しい単元にはあまり入りません。
ほとんどが7月までの復習のはずです。
塾生のほとんどが7月までの授業を聞いていた、ということを前提に夏期講習のカリキュラムを決めますから、どの単元にしても、ゼロから懇切丁寧に説明してくれる先生はとても少ないと予想されます。
ある程度の基礎は理解しているものとして、少し進んだ内容から始まると思います。
「さあ今日から太陽の動きを勉強しますよ~」というノリではありません。
ですから、応用発展まで自力で取り戻せとは言いませんが、基本からなっていない場合は、基本レベルまではおさらいをしてから授業に臨みましょう、という意味なのです。
基本レベルがいい加減なままで、夏期講習で進んだ内容を説明されても、復習も宿題もままならないのが小学生です。
何も準備せず、夏期講習に苦手単元の取りこぼしを丸投げしても、なかなか思ったようには解決しません。
自分自身で、他の子よりも、何らかの形でプラスして、やっと克服できるものです。
冷房の中で一日中机に向かう小学生、毎年ながら尊敬します。
12歳で大人にもなかなかできないような地道な努力を続けるわけですから、疲れた顔をして帰ってくると、ついかわいそうになって、ゆっくり休ませてあげたくなります。
健康第一ですから、無理は禁物。
でも時間は上手に使って、課題がたまって精神的にガタガタにならないように気をつけてあげて下さい。
中途半端な時間に休ませて、夜遅くまで宿題が終わらない、といった不規則な生活をしないように、夏期講習は緩急極めて進めましょう。
言うは易し、行うは難し、私自身もはるか昔、自分の娘たちの夏期講習の間は、なんだか落ち着かない毎日だったな~と思い出します。
長いようであっという間です、受験が終わってから、親子で「夏休みよくがんばったよね。」と笑顔で話せるようにしたいものです。
皆さん、応援しています。

夏期講習を過信しないようにしましょうね。

2008年07月08日 | Weblog
早いもので、もう夏期講習が始まろうとしています。
6年生のみなさんは、夏期講習で取りこぼした苦手単元を取り戻そうとされるかも知れませんが、あまり時間がないので、過信しないようにしましょう。
普段の塾は週に何日かしかありませんから、難しい単元が出てきて、おっとしまったよくわからないぞ、と思っても、一週間のうちのどこかで時間を作って取り戻せるでしょう。
夏期講習はほとんどの塾で毎日行われます。
その日に苦手単元が出てきて、さあ取り戻そうとしても、宿題はたくさん出ますし、翌日も同じように朝から講習がありますから、夜更かしは禁物です、思ったようにはいきません。
かなり苦手、と自覚している単元は夏期講習が始まる前に、できるだけ取り戻しておきましょう。
夏期講習で算数の苦手単元と理科の苦手単元がたまたま同じ日に当たってしまったら、それこそ大変です。
宿題はままならないし、ましてや苦手を取り戻す余裕などないでしょう。
不安なまま翌朝を迎えて、徐々に集中できなくなり、そのうち、ま~いいや、になります。
それではいけませんから、夏期講習が始まる直前こそが一番大切なチャンス、と思ってがんばって下さい。
4年生・5年生の受験生は、夏期講習と言ってもそこまでハードではないですし、少しずつ取り戻していけば大丈夫でしょう。
ただ、6年生に関しては、進学塾、と呼ばれる塾ではほとんど毎日ギッシリスケジュールが詰まっているはずですから、自分の弱点強化の時間はあまり無いと覚悟して下さい。
弱点強化に当てる日があるとすれば、塾のお休みの日です。
あるいは数日間のお盆休みです。
そういう時こそ、しっかり目標を持って、計画的に学習を進めましょう。

お急ぎだと思うので、連絡を下さい。

2008年07月06日 | Weblog
イヴ様、コメントありがとうございました。
内容からして、お急ぎだと思いますが、返信をご希望の場合、アドレスを併記して下さると、迅速に対応できます。
そして「五年」様、コメントありがとうございました。
テストの度にハラハラするのはどこのご父兄も同じです、これからも前向きにがんばって下さい、応援していますよ。
公開させていただきたいくらい素敵な内容ですが、念のため非公開にしておきました。
ご相談内容によっては完全非公開にしておりますが、時々、心温まるお話をいただいた場合、とても迷います。
親子で泣いたり笑ったり、そんな風に過ごした時期を、皆さんがいつか懐かしく思い出せる日がくることを祈っています。

結果が出るまではあわてないように。

2008年07月05日 | Weblog
6年生になると、あちらこちらで模試が行われ、一喜一憂します。
今回、ある大手進学塾のテストで、問題が難しかったのか、平均点が非常に低かったようです。
自己採点直後に、たくさんの方から、今回の平均点はどれくらいでしょう、と相談が寄せられましたが、結果が出るまでは、あわてても仕方ありません。
平均点が非常に低いこともあります。
それは、塾の模試だけでなく、入試本番でも同じです。
合格者平均点は、非常に高い場合もありますし、非常に低い場合もあります。
最近でこそ少し緩和されたようですが、南山女子部の算数など、合格者平均点が200点満点で100点を切ることもあります。
「半分しかできなかった。」と涙を浮かべて出てくる受験生も多いのですが、半分できていれば合格です。
また、「半分もできなかった。」と言っていても、国語や社会が得意であれば、そちらで充分カバーできます。
とにかく、模試にしても入試にしても、毎年、全く同じパターンなわけではないので、何が起こるかわかりません。
努力は必ず味方をしてくれますから、がんばったらそれだけの結果はついてくる、と信じて、とにかく前向きな気持ちで結果を待ちましょう。
万が一、期待したほどの結果が出なかった場合、次につなげよう、この失敗は二度と繰り返すまい、とそれもまた前向きな気持ちでシャキッと姿勢を正しましょう。
反省はしなければいけませんが、クヨクヨ後悔しても仕方ありません。
今はまだ夏です。
あと半年、いくらでも挽回できますから、いろいろ挑戦してみて、自分に一番合う学習方法を早く見つけましょう。

東海高校の入試問題にも記述が出ていますね。

2008年07月01日 | Weblog
ある塾の広告に、さまざまな高校の英語の入試問題が抜粋されて載っていました。
東京の都立高校や岐阜県の公立高校の入試問題には、3つの文章、あるいは5つの文章で考えをまとめなさい、という問題が出ていますが、愛知県の公立高校の入試問題ですと、カッコの中の単語を順番に用いて文章を完成させなさい、という問題でした。
年によって、問題は違いますから、今年がたまたまそうだったのかも知れませんが、これを見る限り、あまり高い学力は求められていないように感じます。
誤解されるといけないのですが、愛知県の公立高校受験生が学力が低いと言っているわけではありません。
入試問題作成の時点で、高いものを目指す気持ちが無くなっている、と感じたわけです。
ずっとこのままというのもおかしいので、どこかの時点でレベルアップをはかるのではないでしょうか。
大手の進学塾ですと、それを見据えて、公立高校受験クラスと称しても、学習内容を、「私立高校入試レベルを目指せ」としているそうです。
なぜかというと、東海高校の入試問題に注目してみると、自分の考えを30語程度の英語で書きなさい、と、なんともハイレベルです。
習ったものをなんとか組み合わせて英文を仕上げるのではなく、自分でゼロから英文を作り上げる、それも単語数が指定されている、という高い学力を求められています。
エリザベスの深読みかも知れませんが、同じ意味の熟語でも、単語2つで構成されているか3つで構成されているかで、合計の単語数が違いますから、熟語も様々な形を知っていないと、苦しむのでは、と。
進学塾としては、いつ何時、公立高校も急に出題レベルが上がるかわからないので、私立高校の入試を参考にして、そこまで引き上げておこうという考えでしょうか。
公立王国愛知県と言われていますが、少しのんびりしすぎて、せっかく高い学力を有する受験生がもったいない結果になっているかもしれません。
中学生はいくらでも伸びますから、徐々に私立高校、それもトップクラスの私立高校入試に近い、そのあたりまで学習させても大丈夫だと思います。