中学受験で必ず勝つ!愛知県の私立中学について

受験には勝ち負けがある。
すべて運命とはいえ、出来れば勝たせたい。

夏期講習は睡眠を大切にし健康第一で。休日には全てに興味を持って。

2013年07月21日 | Weblog
とうとう夏期講習が始まります。
暑い屋外と、冷房の厳しい塾、気温差との闘いの毎日です。
夜は湯船にゆっくりつかり、できるだけ就寝時間がズレないように気をつけて、小学生らしい生活を送りましょう。
苦手教科や苦手単元が気になり、ついついテキスト以外にも問題集をプラスしてしまいがちですが、それは時間に余裕のある期間にとどめ、お子さんが気持ちに余裕がなくならない程度にしましょう。
あくまでも必要なものをしっかりと予習・復習をして、忘れかけたものを取り戻し、秋以降の応用発展レベルに向けての基礎固めに重きをおきましょう。
とはいえ、個々に違いはあるので、お子さんとのコミュニケーションを大切にし、体調や到達度に合わせて、親子ともに不安を残すことなく進めましょう。

まだ時間的に余裕のある3年生・4年生・5年生は、貴重な夏休みに、何に出会うかで人生が大きく変わります。
生まれつき算数の好きな子、国語の好きな子、いろいろです。
疲れきってしまうほどハードに連れまわすのは意味がありませんが、たまのお休みには、興味のありそうな楽しい場所に行ってみましょう。
エリザベスがしつこく書き続けているのが明治村です。

歴史のため、と思われがちですが、全体をまわると(一日では無理かもしれません)、北里柴三郎・夏目漱石・森鴎外・石川啄木など、様々な分野で活躍された偉人の足跡が残されており、身近に感じられます。
郵便事業の始まりもわかり、前島密の活躍にも接することができます。
ライトが設計した帝国ホテルもあり、建築学にも興味がわきます。
鎖国の時代から続いていた隠れキリシタンの歴史にも触れることができます。
根強い人気の明治維新の立役者の資料もたくさんあります。

エリザベスの長女は、北里柴三郎の研究に目を輝かせ、ライトの帝国ホテルで建築学に目を輝かせ、油屋の建物の構造にたいそう興味をもち、そのまま理系女子に成長しました。
次女は、森鴎外・夏目漱石が続いて住んだ「猫の家」に上がり、文机で作家の真似をして写真を撮って喜び、明治時代の郵便局の中にズラリとならんだ歴代のポストにたいそう興味を示し、文明開化の時代の「牛鍋」に大喜び、間違いなく文系女子で、おまけにお肉大好きの食いしん坊さんに成長しました。
まさか、ほんの数回の明治村で人生が決まるわけもないでしょうけど、二人とも興味を持つものは幼い頃から明らかに違い、その子の持って生まれた道なのだろうと、懐かしく思い出す今日この頃です。

特別な道に進まなくてもかまわない、と思います。
でも幼い頃に見たり聞いたりしたものは、目に見えないどこかで大きく影響を与えています。
ただ、楽しかった、だけでも素晴らしいことです。
どんなものでも見ていないよりは見た方がいい、読まないよりは読んだ方がいい、行かないよりは行った方がいい、会わないよりは会った方がいい。
人生の折り返し地点に来たエリザベスがつくづく感じることです。
小学生・中学生・高校生・・・・大学生ですら、貴重な時間だったな~と。
そして生徒の皆さんの貴重な時間をわずかでも共有できることに心からの幸せを感じています。
心が疲れた時は、遠慮なくコメントをください。
生徒に話していることが、もし同じように心に響くのであれば、いつでもお返事できます。
現実は厳しいです、でも心はいつも明るく穏やかでありたいものです。

南山男子部にて・西神父様の講演(第25回愛知サマーセミナー)

2013年07月14日 | Weblog
7月13日(土)から15日(月)まで、第25回愛知サマーセミナーで、南山大学・南山高等中学校(男子部・女子部)および南山大学附属小学校が会場になっています。
戸田奈津子さん・川口淳一郎さん・尾木直樹さんなど、多くの方の講演が予定されています。
エリザベスは昨日、南山学園高等・中学校校長である西神父様の講演のお手伝いとして、ご参加くださる皆様に、西神父様の簡単な紹介をさせていただきました。
人気の西神父様のことは、皆様よくご存知とは思いましたが、エリザベスは、南山女子部の卒業生であり、娘も南山女子部を卒業したばかり、西神父様については、どれだけ語っても語りきれないほどです。
それをわずか数分にまとめるのは大変な苦労ですが、どうしても伝えたいことのひとつは、
「楽しかった!で終わるのではなく、心にとどめておいていただきたい。数年後、数十年後に、西神父様のお話をはっきりと思い出す日が必ず来るから。」
ということでした。
西神父様はとてもお話上手で、涙あり笑いあり、ともすると、一瞬の気持ちの高揚で満足してしまいがち、でも、本当は奥が深く、長い人生の中で幾度となく、思い出されるものであります。
昨日も参加された方々の様子を拝見すると、楽しく笑い、うなづきながら涙をし、全員が心にエネルギーを充電していただけたようです。
いわゆる「宗教のお話」ではなく、「人として大切なこと」を教えていただける時間でした。
南山男子部・女子部の生徒は、6年間かけて、あらゆるシーンで、このような素晴らしいお話を聞かせていただけたのだと、あらためて感謝しました。
東京の大学に進学した娘に、ラインで講演の報告をしたところ、
「DVDはないの?聞きたかった。」
と言いました。
卒業生はみんな西神父様のファンです。
親が伝えたくても上手に表現できなかったものを、西神父様はわかりやすい言葉で子どもたちに伝えてくださいます。
10年後、20年後、30年後、その後もずっと、子どもたちが西神父様からいただいたお話に助けられて、豊かな心で生きてゆけることを祈ります。
会場ではご自分で準備されたルーズリーフにギッシリとメモを取りながら聞いていらっしゃるお父様・お母様も多く、相変わらずの西神父様の人気に驚かされました。
最前列で楽しそうにしていた女の子たちは愛知淑徳中学の2年生のグループでした。
キラキラした目で神父様を見つめ、泣いたり笑ったり、お話に夢中になっている様子はとても可愛らしく、エリザベスは、「楽しかったわね。」と声をかけてしまいました。
素直そうな綺麗な瞳のまま、美しい大人に成長していってくれることを祈ります。
蒸し暑い中、ずいぶん多くの方にご参加いただき、わずかながらお手伝いできたことを、とても誇らしく思う一日でした。

南山学園・海陽学園のコーラスコンサートがありました。

2013年07月02日 | Weblog
毎年恒例の南山女子部&男子部ママによるジャズコーラスグループのコンサートが東急ホテルにて開催されました。
中高一貫校というのはありがたいもので、第1回目から、横のつながりで、ずいぶん多くのお客様が来てくださいました。
第6回目となる昨日は、150名の会場で、また、ずっとお客様としてご参加くださっていた海陽学園のコーラスのみなさまと1曲、合同で歌うことができました。
デザートタイムに、海陽学園の先生や、コーラスの代表の方に、学校の様子をインタビュー形式でうかがってみました。
携帯電話やゲーム機の使用が禁止されているのは、やはり事実ですが、それでも大きなストレスを感じることなく生活できるほど、他の活動が充実していて楽しそうというお話でした。
また、中学1年生から親元を離れて寮で生活するのはどんなお気持ちでしたかという質問には、ご父兄からは、「入学式前日の入寮式で、先輩の生徒さんが、優しい言葉をかけて下さり、息子が手を引かれて寮に入ってゆく様子、今でも思い出すと寂しいような頼もしいような・・」とおっしゃっていました。
それでも、お子さんの楽しそうな様子に、入学させて良かったという気持ちでいっぱいです、ともおっしゃっていました。
同級生の息子さんは海陽から、東京大学に進学されましたが、中学受験の頃から彼を知っている私からみると、テニスの大好きな可愛い少年。
誤解があるといけないのですが、エリザベスが指導したわけではありません。
当時、海陽学園は創立されたばかり、まだ実績がないので、皆さん、入学させるのは迷いがゼロではなかったとは思いますが、寮生活に興味を持っていたから、など、本人と良く相談して決められたようなお話をよく聞きます。
もう1人の知り合いの息子さんも、海陽学園から東京大学に進学されましたが、
「海陽での出会いで東京大学に行きたいと言い出したのよ。何せ寮だから本人がその気にならないとどうにもならないの。」
と言っています。
ですから、全員が同じ道をたどるとは思えません。
ただ、そんなちょっとした出会いで人生が大きく変わる瞬間があるのだという、微笑ましいケースです。
名古屋地区ではまだ、寮生活をさせる中学生が多くないので、特殊な学校というイメージをもたれがちですが、子どもの性格やご家庭のお考えによっては、良い選択肢の一つなのかな、と思いました。

その会場で、若いママから「もしかしてエリザベスさんですか?」と声をかけられ、しばらくお話をしていました。
お子さんの中学受験が終わるまで、また終わった今でもこのページをご覧くださっているそうで、とても感激いたしました。

エリザベスは娘二人ともが中高一貫校だったので、その関係で、こうしたいろいろな学校つながりのママたち(エリザベスも娘たちのママなので)のイベントに参加することがとても多く、たまにこうして声をかけられます。
「ずっとお聞きしようと思っていたのですが、エリザベスさんですか?」
エリザベスは身分を隠して(笑)の活動ではないので、気になったらどんどん声をかけてください。
ほんの立ち話でも、お役に立てればそれが何よりの喜びですし、こうして文字で伝えるのと、直接お顔を拝見してお話しできるのとでは、全然違います。
中高一貫校に興味をお持ちのご家庭は、その兄弟姉妹はたいていいずれかに進学させますが、母は、それぞれの学校で、また違う学校に兄弟姉妹を入れている母と出会い、その偶然の出会いに話が盛り上がり、そこからまた友達の輪が広がる、それこそが、本人にとっても、ご父兄にとっても、中高一貫校の素晴らしいところです。
昨日のパーティー会場でも、そこかしこで、「ではうちの下の子の先輩なんですね。」「いつも次男が部活で仲良くしていただいています。」などの会話が飛び交い、ここはどこの学校の集まりなのだろう、と混乱するほどです。
エリザベス自身の同級生も何人もお客様で来てくれていて、そのたびに、友達の輪、に感激しています。

入ってしまえば楽しく充実した毎日が待っていますが、まずは志望校へのステップが大切ですね。
昨日、声をかけてくださった若いママも、「涙しながら読んだ日もありました。」とおっしゃいましたが、少しでも心に響くものがあったと聞くと、エリザベス自身もとてもうれしく思いました。
時に現実を見据えた厳しいお話をさせていただくエリザベスですが、参考になる情報を一つでも多くお伝えしたいとともに、ともすると弱りがちな気持ちに「今だけ少し辛抱して、一歩でも前に進みましょう。」とエールを送りたいというのが、ブログスタートの本来の理由です。
心配をし始めると、心身ともに疲れてしまいがちな中学受験のご父兄に、読んだら少しだけ気持ちが楽になった、あるいは、「よし、気持ちを切り替えてこれでやってみよう。」と次に進む勇気がわいた、そう思っていただけるものを目指しております。
エリザベスがずっと感心するのは、11歳や12歳のご本人も、これを読んでくださることです。
精神年齢が限りなく大人に近づく年代なので、言葉一つも気をつけなければ、と戒めるようになっています。
「この人ってエリザベス?」と思ったら、遠慮なさらず声をかけて、お話ししてみてくださいね。
出会いはとても大切で、エリザベスはそれに心より感謝をする毎日です。