元・還暦社労士の「ぼちぼち日記」

還暦をずっと前に迎えた(元)社労士の新たな挑戦!ボチボチとせこせこせず確実に、人生の価値を見出そうとするものです。

メンタルヘルス関連の疾患を取り扱う診療科は?

2012-12-01 09:00:52 | 社会保険労務士
分かりますか、神経内科、心療内科、精神神経科の違い!!

私の育ったところは、田舎で、近くに病院等はなく、4キロメートルぐらいの先にところの病院・クリニックに行かざるを得ませんでした。昭和30年代のことです。今では、その距離は谷に上に橋がかかり、歩いても15分程度ではいけるのではないかと思っています。

 そこでも、内科・外科、産婦人科、眼科、歯科程度しか診療科の名称は聞いたことがないので、病院に勤めたときは、●●外科、●●内科と聞いたことがないような診療科がありましたが、今では、診療科名の規制が緩くなって、いろんな診療科名が出てきてどこへ行ったらいいのか分からないような状態になっている部分もあるようです。

 ところで、メンタルヘルスを患った場合に行く診療科には、間違って他の診療科を訪れてしまうこともあるようです。なかなか人に聞くのも、ちょっとはばかれることもあるようで、まあここなら行って聞けばと思って、行ってから診療科が違うことも分かるようです。本当は、はばかれるようなそんなことが考えられるようでは、ダメで、一般的には、もっと気軽に聞けるようにならなければならないのではないでしょうか。

 神経内科は、メンタル面の病気を扱う診療科ではありません。前にも書きましたが、私なりの解釈としては「脳神経外科」に対し「神経内科」があると考えていいのではないかと考えていまして、脳・神経系統の外科を扱うのが脳神経外科、内科的に扱うのが神経内科と説明すれば、一般には分かりやすいのではないかと思っています。専門家には怒られるかも知れませんが・・・・

 メンタルを扱う診療科は、心療内科精神神経科がありますが、この違いは、「心身症」を扱うもので、主に身体の症状や疾患として、あらわれるものを扱うのが、心療内科であり、一方、精神疾患を扱うものであり、精神の症状や疾患を扱うのが、精神神経科とされています。

 最近、よく聞くうつ病は、精神疾患として、本来は精神神経科の病気ですが、身体症状として出てくる場合も多く、心療内科でも取り扱います。落ち込んだ精神的なうつ病の症状だけでなく、胃が痛くなったり、潰瘍や高血圧、心筋梗塞などの身体の症状として出てくることもあります。心身症は、精神的なものとして、あらわれるのでなく、無理矢理に表面上、その精神症状を押し込むので、体に現れるのではないかと思っていますが・・・子供にも、よく出てくるのが心身症といわれています。

 ということは、私の持病ともなっている高血圧なんか、一度は心療内科でも診てもらうのも、いいのかもしれませんね。

 最初に出て来た、神経内科は、脳血管障害や神経そのものの病気、認知症などを取り扱いますが、これも最後に出てくる「認知症」は、精神神経科でも取り扱いますので、「神経内科」と「精神神経科」が間違われる原因があるのではないかと思っています。


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