やはり歴史上の人物はその一生涯をみなければ理解できません。寺子屋江川塾第3回「西の緒方洪庵・東の佐藤泰然」の準備を進めていますが、緒方洪庵の適塾や佐藤泰然の佐倉順天堂の事柄はなんとなく出てきても、どうして塾を開いたのか、どのような難関を乗り越えてきたのかわかりません。二人とも蘭学をはじめ西洋医学を幕末期に取り入れましたが、幕府ににらまれ蛮社の獄で捕らえられた高野長英とは親交があり、二人ともその関係で幕府に睨まれた時期があります。そのような難しい状況の中で、いかにして西洋医学を取り入れていったのか、またどのように明治から現代にいたるまでの医療に影響を与えたのかーその人物の一生涯をみなければ理解できません。まさに歴史人間学の必要性がここにあります。
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