今日もがん患者さんとざっくばらんな分かち合いが出来ましたー渋沢栄一記念王子がん哲学外来

毎月第4日曜日午後に行っている渋沢栄一記念王子がん哲学外来メディカルカフェも今回で29回目。今日もがん患者さんや看護師さんとざっくばらんな分かち合いが出来ました。普段、病気のことで悩んでいることなど話しにくいことも、同じ境遇を持つがん患者さんの悩みの一言から自分も似たような悩みや体験などで、口に出せなく溜まっていたものが吐き出せて、心の重荷が少し軽くなったりします。がん哲学外来の提唱者である順天堂大学医学部教授の樋野興夫先生は、解決できなくても解消できると、よく言われますが、正に、人に話すことによって心の重荷が解消できると感じると患者さんから聞きます。メディカルカフェは、がん患者さんの居場所創り。これからも王子でがん患者さの居場所創りを続けていきます。
次回は7月30日（日）13時30分から、北区王子の北とぴあ4階の北区NPOボランティアぷらざ・サロンコーナーで行います。

南原繁を読んで思うーいま政治に欠けているものー政治哲学

今日は読書三昧。岩波新書「南原繁」を読みました。戦前、戦中、戦後と東京帝国大学・東京大学法学部で政治哲学を教えた政治哲学者。もっとも厳しい時代に生きた政治哲学者。厳しい時代であるから生まれた政治哲学だと感じました。
現代は結果や効率ばかりが求められ、政治の世界は選挙に勝つために思想信条さえ欠けている政治家が多い中、政治哲学の必要性を感じました。どうも哲学は、現代で煙ったい存在のようですが、今の政治状況を見ていると、一つの大きな権力に流され、それに対して正義をただす政治家が現れない状況は、正に政治哲学の欠落がまねいているのではないでしょうか。
まさに今、南原茂の政治哲学が求められていると感じました。

薬害根絶デーに向けてー回を重ねるごとに増えています

今日は夏の薬害根絶デーに向けて実行委員会の会議を行いました。もうあと2か月です。会議の回を重ねるごとに新しい方が加わり前夜集会の内容など検討しました。学生も積極的にかかわり、準備する中で薬害も問題点をしっかりと学んでいます。また、実行委員会に参加することによって薬害被害者、弁護士、薬剤師との交流を深めて、新しい体験もできています。

薬害問題を語り合う場ー薬害エイズを考える山の手の会

今は、手元のスマホで簡単になんでも情報が入ってくる時代です。一人っきりでもなんでも情報が入ってきます。便利な時代です。でもそれって一方通行の情報です。どのくらい自分自身に問題の本質に気づくのでしょうか。問題の本質に気づくには人と人との対話が大切です。一つの問題をお互いに顔を合わせながら相手の語り口、表情に反応して気づくこと。知識ではなく日常生活の中での生活の見直しにつながっていく語り合う場が必要です。薬害エイズを考える山の手の会は、薬害被害者の生の声を聞きながら当事者意識を持って自分たちの生活の場に照らし合わせて考えていきます。きょうもざっくばらんな分かち合いの場を持つことが出来ました。

社会起業家マザー・テレサ

マザー・テレサこそ真の社会起業家はほかにいないでしょう。
修道女でありながら単身インドに乗り込み、最も貧しい社会の中に住み込んで自ら貧しい人々のために働く修道会を設立して活動したことは、真の社会企業家だと思います。世間は表面的な、形式的なことばかりに目をとらえがちです。社会起業家という言葉も世間では目に見える形でとらえようとしています。確かに目標設定して目に見える形で評価することが行われます。さてマザー・テレサはどうでしょう。目に見える形でもインドにおいて「「神の愛の宣教者会」を設立し「死を待つ人の家」を開設し、「聖なる子供の家」を開設して最も貧しく苦しんでいる人々のために活動しました。目に見える形で形跡を残した以上に、マザー・テレサは愛を持って最も貧しく苦しんでいる人々の心を癒し生かされました。その志は神によって生かされたのだと思います。その志の高さは崇高です。これこそ真の社会起業家でしょう。