「世間では、茶屋などは人間堕落の場所だといって擯斥するけれども、こまかに観察すると、そのなかにはなかなか面白いものがあるものだ。畢竟、そのひとの見ようによって善ともなり、悪ともなり、利ともなり害ともなるのだ。そこがまた世の中の面白いところさ。しかし、今の政治家には、こんな些細のところまでに注意するひとはあるまい。行政学を一冊読んで天下の機関がうまく回転すれば、世の中は楽なものだ。御前とか、閣下とか、そんあ追従ばかりきいておらずに、大臣なども少しは飾り気のない巻舌でもきいてみるのが薬だよ」(勝海舟「氷川清話」より)
上から目線で世間を見るのではなく、世情を自らが体験して庶民と同じ目線で見ることが政治家に必要なことでしょう。
上から目線で世間を見るのではなく、世情を自らが体験して庶民と同じ目線で見ることが政治家に必要なことでしょう。
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