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歴史と人生~他人事→気づき→当事者意識

2024-04-01 15:17:47 | 日記
今年6月で私も70歳になります。半世紀以上、人間として生きてきたことになりますが、様々な出会い、出来事がありました。
学校時代、歴史が苦手で成績が良くなかったのに、歴史に興味を持ち始めたのは、高校を卒業して親爺が亡くなり親爺が遺した勝海舟の本でした。経済的にも苦しく大学は夜学に通い勝海舟の本をむさぼり読みました。厳しい環境でも難関を乗り越えた勝海舟ーどんなに勇気づけられたことか。私の学生時代は学生運動が盛んで、おのずと社会問題にも目を寄せます。学生時代の友人には左翼系も右翼系もおりました。恐ろしい話しですがどちらの友人ともお付き合いしました。大学は法学部だったので法律の本や雑誌を読みましたが、月刊誌の特集が二つ問題が掲載され一つの債権問題に関心があり、もう一つの問題には目も触れませんでした。その雑誌は今でも持っておりますが、そのもう一つこそ現在関わっている薬害問題でした。その問題の名はサリドマイド。それから20数年たって法律系の仕事で新しい法律の調査をしている時、その法律の対象のある薬をいれるか問題になり調べているうちにその薬を使って被害に遭われた当事者にあいました。それから薬害被害者の支援活動に関わるようになりました。
誰でもはじめは一人。家族から友人から社会に住む様々な人々と出会います。出来事もそうでしょう。最初は他人事なのかもしれません。人との出会いからある問題に気付き当事者意識を持つようになっていきます。歴史は人が創るから繰り返すと言いますが、人の歴史はこのように繰り返していると感じる今日この頃です。
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