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他者への気持ちと自分の存在ー勝海舟の生き方に学び

2019-02-25 20:24:08 | 日記
先週の入院から退院までの時間を利用して勝海舟の本を読み漁りました。新しい勝海舟の本が出て手にしても最初は自分はもう知っているとサラサラ読みをしていたのですが、同じ知っている事柄でも勝海舟の人生の中のその時その時の人との出会いで勝海舟の心情の描き方がその本の著者によって違うものだと逆に新鮮な気分になりました。自分の穿った見方に反省しました。勝海舟に対する自分はメクラになっていたとあらためて痛感した時でした。
勝海舟ほど他者への気持ちと自分の存在を心のうちにしっかりと持っていた人物はいないでしょう。幕末時代に幕臣であった勝海舟が幕臣からその行動を非難されながらも日本のために幕臣のために動き、幕臣としての地位から解放された明治に職を失った幕臣のために動きました。幕末から明治にかけての勝海舟の存在は、職や地位の変化はあっても常に他者から批判を浴び自身の心の中では解放されることのない孤独感にありました。その孤独感の中で常に苦しんでいる幕臣のために動いていました。それは幕末にも明治にも同じ動きをしていました。自身の孤独という自分の存在は苦しんでいる幕臣のために動く他者への気持ちで人間としての活力を見いだしていったのです。
勝海舟の生き方を学び日々の活動に励みます。
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