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薬害が起きる構造は明治からあるー歴史の中で人は過ちを繰り返す

2024-06-20 17:15:39 | 日記
薬害は繰り返されていますースモン・サリドマイド・エイズと近年繰り返されている薬害ーしかし薬害が起きる構造はすでに明治から存在しています。
明治に起きた足尾鉱山鉱毒事件の起きた構造は、正に薬害が起きる構造と同じです。明治政府が殖産興業の中心である鉱山ー鉱業を推奨して企業が政府と癒着して起こした足尾鉱山鉱毒事件ー被害が大きくなると政府は鉱毒調査をしますが、原因である鉱山を停止せず鉱毒が流れ出た河川を修復しようと治水事業にすり替えて渡良瀬川流域の谷中村を廃村にして渡良瀬遊水地を作ります。そこには鉱業主だけでなく政府側にも歴史上の人物が関わっていました。
構造的な問題でもう一つ指摘しておきたいのが薬害エイズの源流ともいえる関東軍防疫給水部いわゆる731部隊問題です。戦時中、関東軍はハルピン郊外に大きな化学工場を建設しました。そこに多くの医師(軍医)を送り込んで化学兵器をつくるべく人体実験を行いました。敗戦間際には証拠隠滅のため工場を爆破して帰国しましたが、GHQは当時の最先端技術を持つ731部隊の技術提供と引き換えに極東軍事裁判の免訴をしました。戦後、731部隊の医師は薬害エイズ被告企業の設立や様々な医療機関に関わっています。
歴史の中で人は過ちを繰り返しています。そして被害者を生んでいるのです。
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