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「鉱毒問題は、直ちに停止のほかない。今になってその処置法を講究するは姑息だ。先ず正論によって撃ち破り、前政府の非を改め、その大綱を正し、しかして後にこそ、その処分法を講ずべきである。しからざれば、いかに善き処分法を立つるとも、人心快然たることなし。いつまでも鬱積して破裂せざれば、民心遂に離散すべし。既に今日のごとくならば、たとえ鉱毒のためならずとも、少しその水が入っても、その毒のために不作となるように感ずるならん。そうしていかにして民心を安んぜんや。古河(吉兵衛・古河鉱業社長)も拾万円位の純益を吾が有にしてその他を散じ、終りを克くすれば続くが、さなくして永続する道理あろうや。」(「海舟座談」明治30年3月27日)
鉱害、公害、薬害、どれも政府の対応は今も昔も同じです。政府も姑息な対応ではなく誠意を持って対応するべきです。
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