弱さが人をつなげるー荒井英子の言葉

「人は強さや大きさを絆にする時、すぐさま効率を最優先させ、排除の論理を振りかざし始めます。しかし、弱さを絆にしていく時、弱さには不思議な力があることに気づかされます。誰をも排除せず、お互いの賜物を生かして、和らぎ合う、心地よい場所を作り出せるからです」（荒井英子「弱さを絆に～ハンセン病に学びがんを生きて～」より）

今の世の中は自己中心的で排除の論理が横行しているように感じます。言葉では多様化な社会と言いながら、自分以外は全て他人事となり人を排除しています。心が盲目の状態になっているようです。自分の弱さを認めた時、人は心を開き人が見えてくるように思います。弱さが人をつなげているのではないでしょうか。