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勝海舟の青春時代と言ったら、やはり蘭学と長崎海軍伝習所だと思います。無役の貧乏旗本の御家人は独学で蘭学を勉強して塾を開きます。蘭日辞書「ズーフハルマ」の書写2部は一冊を売って生活の足しにするわけですが、この苦労は無役から幕府の蕃書翻訳勤務を命じられ、それが長崎海軍伝習所勤務を命じられるわけです。この時期の勝海舟は生き生きしていました。好奇心の強い勝海舟にとって扱うものが当時としては最先端で新しいもの珍しいものばかりです。オランダ海軍教官であるカッテンディーゲとの出会いも大きいです。長崎時代の勝海舟は恋もしています。正に勝海舟の青春時代でしょう。どんな人でも人生の中で、その人の姿勢が素敵な人との出会いがあり、人生を開花させていくものと思います。それが遅かれ早かれ。勝海舟が幕府からはじめて役を命じられたのは33歳です。坂本龍馬をはじめ幕末の多くの志士は30歳前後で活躍し亡くなっている志士も多くいる歳です。当時としては勝海舟は遅咲きであったということです。人生何があるかわかりません。
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