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歴史はおもしろい

2017-09-18 18:53:43 | 日記
「歴史を学んでもたいして役にたちません。しかしながら歴史というものはとてもおもしろいものなのです」
この言葉はちくまプリマー新書・半藤一利氏「歴史に『何を』学ぶか」の帯に書いてある著者の言葉です。確かに歴史や哲学などは就職の時などには難しい人間と見られて役に立ちません。でも歴史は本当に面白いものです。

昨日は山梨県の南アルプス市までバスで行ってきましたが、バスの行き帰りで、実に面白く、この本を読み終えてしまいました。本の内容は著者の半藤一利氏が自分の生い立ちから、その体験の中で歴史に興味を持ち仕事の中で様々な人に出会い書かれたものです。半藤一利氏といえば「昭和史」や「日本で一番長い日」で戦史に詳しいことで有名ですが、そのあたりの体験も書いています。「幕末史」も書いていて私の好きな勝海舟も大好きなようです。生まれた場所がご近所ということもあるようですが、その歴史の見方も大変興味深いです。

今、衆議院が解散というニュースが流れていますが、どうも最近の政治を見ていると自分の立場ばかりが先行して国民の現場の問題に目がいっていないように感じます。これも自分たちの史観ばかりを強調して、歴史の現場を体験した人々から学ぶ人間の歴史観が欠けていよようにも感じます。この半藤一利氏の「歴史に『何を』学ぶか」は正にそれを教えてくれる貴重な本です。
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