3日間連続で帰宅が午後11時を過ぎてしまいました。人との交流が私の仕事、活動と言ってしまえばそうですが、連日早朝からのスタートなので流石にちょっと疲れ気味です。今日は午後から東京駅近くのオフィスビルの中にある会議室で薬害エイズ裁判和解18周年記念集会。毎年被害者の亡くなられた人数が報告されますが、685名とのこと。被害者は生まれつき血友病患者で被害によりHIVとHCVに重複感染して、それに加齢が加わり年々治療が難しくなっています。世間では薬害エイズは風化され忘れられようとしています。被害者は治療を始め経済的、社会的、精神的悩みに苦しめられ生活しています。和解したからといって身体が元に戻るわけではありません。被害者は苦しみながらも薬害再発防止を願っています。私自身もそのことを再確認した集会でした。
夕方には渋谷の伊藤塾でB型肝炎訴訟の原告さん、弁護士さんの講演会。肝癌を患いながらの原告団活動と被害者原告1000名を超える大きな集団訴訟の難しい弁護団活動などの苦労話を聞きました。講演後も原告さん、弁護士さんと交流して、ざっくばらんに情報交換しました。
世の中全体が効率化を求めていく中で、被害に遭われた被害者の人々は忘れ去られ難しい活動を強いられています。社会問題を風化させないということは問題解決には大変重要であることを再認識した一日でした。