仁淀川日記
土佐を流れる清流・仁淀川や、高知の自然、身の回りのできごと、日常の風景を写真で紹介




高知市の鏡川沿いに、山内家を祀る山内神社があります。


(山内容堂は酒を愛したそうですが、土佐の地酒が並んでいます)

この山内神社の案内板によると当初は、三代・忠豊から十四代・豊惇までの歴代藩主を祀る神社として明治四年に創建されたそうです。その後、十五代・豊信(容堂)と十六代・豊範を祀る別格官弊社として新社殿が造成され、歴代藩主は藤波神社(一豊・忠義を祀る)に遷移されます。ところが新社殿は第二次世界大戦の空襲で消失してしまいます。


そして昭和四十五年に現在の山内神社が再建され、祭神も藩祖・一豊から十六代までの歴代藩主も合祀されたそうです。なお、ご神体としては一豊が若かりしころに腰にしていた「よの山の太刀」が納められているそうです。


(神社の前には鏡川が流れ、河川敷は駐車場になっています)


現在、NHKの功名が辻に合わせて土佐二十四万石博が開かれていますが、こちらでは山内家宝物資料館があり、山内家の宝物・資料を見ることができます。

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早いもので12月になってしまいました。平年並みの気温とのことですが、急に寒くなりました。
さて先日、清滝寺に登ったときに椎の実を拾ってきましたが、近くの神社に行ってみると地面一杯に椎の実が落ちていました。


(椎の実/こっちはドングリ)

この境内には大きな椎の木があって、子どものころはよく拾ったものです。しかし最近は訪れる人も少なく、ましてや椎を拾うなんてこともありません。
そこに立っているとぱらぱらと落ちる音が聞こえます。足の踏み場もないというと大げさですが、箒でかき集めることができるほどです。またまた袋を出して拾ってきましたが、あっという間に一杯になります。帰ってから水につけ、浮いてものをすててざるにあげておきました。


(このセンリョウは自生です)

と言うことで先日、清滝寺で拾ってきたものを先に煎ってみました。
土鍋が良いと聞いたような気もするのですが、中華鍋でゆっくりと煎ってみました。蓋をしてころころと動かしていると、香ばしい匂いがあがってきます。蓋を取ってみると色も茶色に変わり、殻も少し、開いています。


(左は自然薯/右はクコの実)

さっそくに熱いものを食べてみましたが、ほんのりと甘く、懐かしい味です。
子どものころ、甘栗と一緒に椎の実の売っていました。高知市の中心街・帯屋町の通りにも露天で売っていたようで、茶色の紙袋に入れたものを買ってもらいました。その時の椎の実はすごく大きかったような記憶があるのですが多分、今と変わらない大きさなのでしょう。子どものころの記憶は、そのときの自分の身体の大きさが基準になっているようで、例えばかつて歩いた道路や、古い小学校の校庭など、こんなに狭かったのかと驚くことがあります。

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