不思議なことに、日本で使われていた「尺」の単位と、現在アメリカで使われている「フィート」は、ほぼ同じ長さ(約300ミリ)です。
現代の日本では「尺」は一般的に使われていませんが、我々材木屋は毎日使っています。
例えば合板の規定サイズに4尺*8尺というものがあります。
約1200ミリ*2400ミリです。
アメリカでも4フィート*8フィートが規定サイズです。
写真をご覧ください。
人体が長さの単位の基準になっているので、似てくるのも頷けます。
(日本人とアメリカ人では体の大きさは全然違い、あちらのほうが大きいですが…)
ではなぜ日本がメートル法になってしまったのでしょうか。
単位を統一する議論は17世紀にヨーロッパで起こったそうです。
1世紀以上の議論を重ねた後、1791年になってフランスがメートルという単位を提唱しました。
そのときに基準となったのが、地球の北極から赤道までの子午線の距離で、それの1千万分の1を1メートルとしました。
無理やりですね。
日本ではつい最近?、1959年1月1日にメートル法が実施されました。
いまから64年前のことでした。
今からでもかつての尺貫法を復活させてもいいのではないでしょうか?
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