浅草の木材バカ四代

東京下町・浅草の材木屋。四代目社長日記

元材木屋がおしゃれなショップに変身

2018-04-30 00:00:00 | 木の話題

材木屋は扱っている材料のサイズが大きいので、大きな倉庫が必要です。
土地の有効利用としては、あまり効率的な商売ではありません。
そのためもあり、廃業する会社は多々ありますが、起業する方はまずありません。
斜陽産業ですね。

新木場はかつて、木場から材木屋が大挙して引っ越した埋立地でした。
最近では材木屋が続々廃業して、運送会社等が増えてきました。
そんな殺風景な町に、最近おしゃれなショップが現れました。

casicaというお店です。
外観は材木屋だった頃の雰囲気を残し、なんとなくおしゃれな感じに仕上がっています。
中も広々。
高さ13mもある吹き抜け。
そこに雑貨ショップ兼、カフェ兼、ギャラリーが出現しました。
空間の使い方が贅沢で素敵です。
雑貨は古き良きものや外国物が混在しています。
モノの魅力を再考し再構築するショップだそうです。
生きて変化するモノ同士の関係性を通して、いまの価値観を空間に可視化するというコンセプトで、店名を「casica」にしたそうです。
果たしてその実態は映像制作会社のオフィスや撮影スタジオやレコーディングルーム。

単にモノを右から左に流しているだけではない感覚が、共感が持ててうれしいです。

コメント
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