浅草の木材バカ四代

東京下町・浅草の材木屋。四代目社長日記

負けるな割り箸

2011-09-26 00:00:00 | 木の話題
いつものように「すき家」で牛丼を食べていると、隣の人が「れんげ」で牛丼を食べていることに気がつきました。
確かに、私のようなツユダク派(汁たっぷり)の人間は、プラスチック箸だとすべって食べづらいと思っていました。
割り箸だと引っかかりがいいのでちょうど良く、柔らかいので箸が歯に当たったときの感触も良く、美味しく食べられていたのですが…。
丼ものを「れんげ」で食べる人が増えると、日本の食文化も崩れていきそうです。
やはりプラスチック箸禁止、割り箸復活を訴えたい。
割り箸が環境破壊だと思っている人は大勢まだいらっしゃるようです。
すき家は食材の産地表記するなどいい面もあるのですが、割り箸についてはよく分かっていないようですね。
その点、国産杉の割り箸を使っているデニーズはすばらしい。

日本の割り箸の歴史は約300年あり、木の端材を有効利用したものでした。
しかも、地球全体では森林面積が急速に減少していますが、日本は逆に増えています。
明治時代の森林率は45%程度でしたが、現在は68%でなんと世界第三位。
それにも関わらず、1990年ごろに割り箸追放運動がありました。
その頃から国産業者が転廃業続出し、今では日本の割り箸需要の内、98%が輸入で、その99%が中国産になってしまったのです。
とは言っても、中国の森林率も実は伸びています。
十数年前の森林率は10%内外でしたが、現在は21%。
急速な伸び率です。
それに、中国が日本に輸出している割り箸は、中国の木材消費量の0.09%。
たいした量ではないですよね。
ごみになることが問題ですか?
使用済み割り箸はよく燃えて熱を出しますから、他の生ごみの燃焼を助けます。
それに、そもそも生長する際に大気中の二酸化炭素を吸収しているから、燃焼時に二酸化炭素を排出しても差し引きゼロ。

以上、ワタシが割り箸をおススメする理由です。

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コメント
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