かちかち山

二歳の息子が寝る前に、絵本を読んであげます。
最近の息子のお気に入りは「かちかち山」。
木に関する絵本ばかり取り揃えてあるのはワタシの仕込みです…

かちかち山のお話はこんなお話。
イタズラばかりするたぬきを懲らしめるため、うさぎはきびもちでたぬきを釣り、かれ草を背負わせ、火をつけます。
大やけどを負ったたぬきに薬だとウソをつき唐辛子をぬりつけます。
さらに、うさぎが木の船で魚釣りに行こうとしていると、たぬきも行きたいと、急いで泥の船をつくり、溺れてしまいます。
悪いことをしたら罰が当たりますよ…、努力しないで美味しいとこ取りなんてしてはいけませんよ…という教えが読み取れます。

一方、三びきのこぶたはこんなお話。
狼に狙われた一匹目の子豚は、ワラで家を建てましたが、狼の一息で吹き飛ばされ、食べられてしまいます。
二匹目の子豚は木で家を建てましたが、同じように吹き飛ばされて食べられます。
三匹目の子豚はレンガで家を建て、狼がいくら息を吹きかけてもびくともしない。
このお話も、努力をしないで安易に対策を立てても効果はないよ…という教えでしょうか。

木の扱いが東洋と西洋ではまるっきり違いますね。
材木屋のワタシとしては、かちかち山の絵本は喜んで息子に読んで聞かせますが、三びきのこぶたの絵本は買い与えません。

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