浅草の木材バカ四代

東京下町・浅草の材木屋。四代目社長日記

ひつぎ

2010-03-22 00:00:00 | 木の話題
先日、弊社の大事なお客様がお亡くなりになりました。
お悔やみ申し上げます。
弊社はいろんな方とのご縁で成り立っておりますので、お葬式に行く機会が多々あります。
ワタシはまた、親戚も多いのでなおさらです。

そんなことで、今日は棺(ひつぎ)について考えてみたいと思います。
この世を旅立つ時に必ず必要になってくるのが棺ですね。
インドのガンジス川のほとりで棺もなく焼かれる死体を実際に目撃したことがありますが、大抵の場合は棺が必需品です。
一概に棺といっても、いろんな棺があります。
値段もいろいろです。
「お父さん、亡くなったお母さんの棺をなんであんな安物にしたのよ!」なんて娘が怒っているシーンをハリウッド映画で見たことがあります。
できれば最後の別れは立派な無垢材で送り出したい。
でもどうせすぐ燃やされるんだから、そんな高級じゃなくても…というのも分かりますね。
いずれにしろ、外国の木で作られた棺がほとんどなのが現状です。

そこで、環境に配慮した棺が登場しました。
梱包材メーカーのトライウォールさんが販売する紙製ひつぎです。
三層からなる段ボールで作られています。
前出のハリウッド映画の娘さんでしたら激怒ものでしょうが、「環境問題に関心があった母にピッタリ」ということになるかもしれません。
また、同社は国内のヒノキ間伐材だけで作った棺も販売されています。
こちらは紙製よりも理解されやすいですね。

いずれにしても最後のお別れは感謝の気持ちをこめてお送りしたいものです。
合掌…

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コメント
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