木は美しいです。
立ち木の姿も美しいですし、製材して柱になった姿も美しいです。
ところが、こんな写真のオブジェを見つけてビックリしました。
製材途中の木肌を見せています。
年輪の美しさは理解できますが、粗削りの樹皮が残っている状態。
さらには鋸目が残っている状態をあえて見せています。
大きなもので、少し遠くから見あげての鑑賞なので、どのようなものか分からなかったのですが、圧巻でした。
誰の作品だろう…
これ、六本木ミッドタウンです。
ご存じ、学問の神様、太宰府天満宮に行ってきました。
残念ながら本殿は124年ぶり、令和の大改修中でしたが、逆に仮殿を見られて大満足。
藤本壮介建築設計事務所による設計で、屋上緑化が素晴らしいです。
世の中、屋上緑化や壁面緑化されているところが多々ありますが、あまりうまくいっていないように思います。
人工物の中に生き物を無理やり植え付けるのですから、手入れが必要です。
放置していると枯れて可哀想な感じになってしまいます。
手入れができないのなら、初めからやらないほうがいいです。
屋上緑化や壁面緑化をやるのであれば、太宰府天満宮ぐらいガッツリやって、きちんと手入れを続けることをおススメします。
それにしても天満宮ってすごいですね。
日本全国に1万2000社あるそうです。
菅原道真一個人を祀っている場所がそんなにもたくさんあるって、昔の日本人の感覚が不思議です。
もうすぐ今年が終わろうとしています。
一年はあっという間ですね。
ただ、この一年一年の積み重ねに未来があり、結果的に大きく変化していくのでしょう。
近年、木造のビルが実際に建つ世の中になってきました。
感慨深いです。
以前にはなかったCLTという直交集成板が開発されたのも大きいのでしょう。
環境問題が重要な判断基準になった今だからというのも大きいのでしょう。
佐久間木材が入っているビルは、15年後に木造ビルにしようと思っています。
その頃には今以上に技術開発が進んでいるでしょうから、より本格的な木造化が可能かと思われます。
合板の取り扱いが多い佐久間木材としては、合板製のビルを建ててみたいです。
現在、合板の厚みで最大のもので30ミリ。
これをもっと厚い構造用合板をつくろうというプロジェクトが動き出しています。
日本合板工業組合連合会や森林総合研究所が参画し、林野庁の補助事業にもなっています。
再合板(合板と合板を再度プレスすること)をすれば、今でも30ミリ以上の合板はつくれますが、単板と単板を積層させて一発で厚物をつくるのは難しいのが現状です。
熱っして硬化する接着剤を使用してプレスしていますが、厚すぎると熱が中心層までいき渡らないためです。
ただ、接着剤の性能が格段によくなっていますので、いずれは実現するものと確信しています。
木造ビル一階で佐久間木材が営業している未来が見えてきます、楽しみです。
もしかしたらその頃には、トラックではなくドローンで配達しているかもしれません。
そうなるとビルの一階ではなく、屋上に倉庫ができているかもしれませんね。
先日、配達で上野公園を通ったところ、きれいな落ち葉を見つけたので、わざわざ写真を撮りました。
きれいな黄色です。
掃き掃除をしてほしくないほどです。
コーヒーを飲みながらいつまでも見ていたい景色でした。
(白いトラックが佐久間木材のです…)
毎年恒例の大掃除をやりました。
木材が置いてある倉庫は、普段から掃除していますが、どうしても木屑やほこりが溜まります。
普段できない場所を丁寧に掃除していきます。
事務所のなかも、ラワンの床材にオイルを入れました。
マットで乾いた風合いも魅力ですが、写真のようにオイルを入れると色がグッと濃くなり、何だか生き返ったような感じがします。
人間の肌もカサカサの状態から化粧水をつけると潤いますよね。
そんな感じです。
秋はイベントが盛りだくさんです。
コロナ騒動がひと段落して、4年ぶりに復活するイベント。
人が集まるっていいですね。
先日の10月21日と22日は「木と暮らしのふれあい展」が江東区の木場公園でありました。
佐久間木材の所属団体では、丸太を伐る体験を子供たちにしてもらい、大好評でした。
そして11月12日は「下町こども工房」が台東区の隅田公園でありました。
こちらは台東区社会福祉事業団が主催ですが、佐久間木材は合板は無垢材の端材を提供させていただきました。
どちらのイベントもお子さんよりも親御さんのほうが夢中になって楽しそう。
佐久間木材も何かイベントやりたいな…
先日、チームラボさんへシナ合板を納品してきました。
写真はエレベーターを降りたところのエントランス。
遊び心があってワクワクします。
中に入ると打合せ大きなスペースがあり、大勢の人たちがいろんなテーブルでワイワイガヤガヤやっていて非常に活気がありました。
継続的に取引していただきたいと思わせる会社でした。
流石ですね~。
麻布十番で人気のSAVOYのピザが浅草で食べられるようになりました。
(というか、SAVOYのピザが有名だなんて全然知りませんでしたが…。)
この浅草雷門店、私の同級生がやっているので、早速行ってまいりました。
流石に美味しいです。
サイドメニューも美味しいので、ワインを一本飲んでしまいました。
お店には大きな釜があり、カウンターテーブルのみの店舗の中で目立ちまくっています。
スタッフもいい人ばかりで居心地よしです。
ところで写真のこの椅子、足掛けと荷物置きをラワン合板で後付けしているようです。
ちょっとした工夫でスペースを上手に使えますね。
ここでも合板が活躍していますよ~。
木の用途はたくさんあります。
人間は木を様々な用途で使ってきました。
一番使われている用途としては「家」ですね。
柱や土台や壁や家具などなど。
それ以外の用途はないかな…と、ずっと考えながら私は生活しています。
その中の一つに、先日出会いました。
「木を、飲む。」です。
木の葉を蒸留してつくられた「水」や「炭酸水」や「ジン」。
蒸留してオイルを抽出するのは最近よく聞きますが、逆に水を利用するという発想はすごいです。
東京駅の八重洲口で実際に飲んできました。
確かに、かすかに木の香りがします。
木の葉の種類によって、違う香りを楽しめます。
可能性を感じますね。
佐久間木材も何かできないかな…。
同じ東京駅のブースで、枝葉で作られた見たことのない「飾り?」を見つけました。
「森のタリスマン」だそうです。
「タリスマン」とは「お守り」という意味。
下記のような説明文がありましたので、一部抜粋させていただきます。
『2020年4月、コロナ禍による緊急事態宣言中に、森のタリスマンはうまれました。
アルコールやマスクが不足して、先の読めない不安が充満していたこ頃、都市でステイホーム中の友人たちへ、少しでも森の気を届けたかったのです。
森には樹木が発するフィトンチッドが満ちています。
それは動くことができない彼らが傷ついたときに、自分自身を守るために発する野生。
わたしたち人間にとっても、浄化やリラックス、そして殺菌、免疫力をあげてくれます。
自然の一部として生き抜く力。
そんな野生の野性ともいえる、美しい気を集めた小さな森を、タリスマンとしてお届けします。
タリスマンには数十年前に植林されて伐期を迎えた木や、間伐された杉や檜の枝葉を使用しています。
水源地で森と人の循環をめぐらせるために、フォレスターたちによって手入れされ伐採される樹木。
その幹は資源として利用されていても、枝葉はこれまで活用しきれずに森に放置されていました。
そんな枝葉をフォレスターたちからいただき、タリスマンは2022年より、森と共にいきる人々によってつくられています。』(諏訪綾子)
素敵な取り組みですね。
ホントに木は有難い。
そもそも木がないと酸素がつくられないので人間は呼吸ができませんしね…。