江別創造舎

活動コンセプト
「個が生き、個が活かされる地域(マチ)づくり」
「地域が生き、地域が活かされる人(ヒト)づくり」

黎明期の図書館活動

2013年12月06日 | 歴史・文化

 33年8月1日、社会教育のセンターとして開館した江別市公民館の図書室で一般貸し出しを開始しました。
江別における図書館活動は、そこが出発点でした。

しかし、その後体制上の問題もあり、開店休業状態が続きました。
そして、37年12月、ようやく司書補1名を配置、約1千冊の図書で再スタートしたのです。
この公民館図書室は、その後の曲折を経ながら約30年後の平成元年、市立情報図書館の開館まで市内図書館活動の中心的役割を果たすことになりました。

 この間、42年には文京台に道立図書館が新築移転し、次いで野幌、大麻(おおあさ)の公民館にも図書室が開設され、一応の地域サービスの体制は出来上がりました。
しかし、蔵書册数やサービス網の充実など、その抱える問題も少なくありませんでした。
当時の新聞報道によると、『六万都市が泣く図書館体制』(昭和45年10月27日付北海道新聞)とタイトルし、蔵書はわずか3,500冊、1日平均の利用者は10人、文化の香り高い~云々の、市民憲章が泣くのではないかとの批判記事が載りましたが、まさしく抗弁のしようもありませんでした。


 かくて、46年度をひとつの転換期に図書室の貸し出しは飛躍的な伸びをみました。
特徴的なことは、児童図書の伸びに比例し、一般図書の利用も大きく伸びていきました。


註:江別市総務部「えべつ昭和史」557-558頁.


写真:江別市情報図書館


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