江別創造舎

地域文化振興活動・江別カルタ制作

大麻<おおあさ>中学校壁新聞ご担当者ご来校取材のご報告!

2018年08月31日 | 教育・学校

 このたび、大麻<おおあさ>中学校壁新聞ご担当者ご来校取材のご報告をいたします!

 昨日(8/30)!
 大麻<おおあさ>中学校2年壁新聞ご担当の生徒さんが
 引率の今井先生と共にご来校いただき、
 江別創造舎制作 江別カルタについて取材を受けました。

 <大麻(おおあさ)中学校教育目標>公式HPより引用
  21世紀を豊かな心で、たくましく、
  正しく生きる人間の育成をめざす教育の推進

 とても的を得た、素晴らしい質問を投げかけてくださいました。
心より御礼申し上げます。
ありがとうございました。

 新たな技術が進化する現代にあって、
 最もアナログで、文化・歴史を題材として江別カルタに着目していただき、
 大変嬉しく思います。

    江別カルタ図案化ポスター  江別カルタ

 世の中には、
 新たに変わるべき<変えるべき>モノ
 次世代に伝承すべきモノ
 その地に住む人々の価値観によって選別されます。

 何が大切かをしっかり見極める眼を養って
 次世代につなげていって欲しいと思います。

 大麻<おおあさ>中学校壁新聞のご担当の生徒さん、
 ご引率いただきました今井先生、
 雨の中ご来校いただきまして、ありがとうございました!
 そして、お疲れ様でした!

 写真:大麻<おおあさ>中学校2年壁新聞のご担当者
 壁新聞ご担当の生徒さんおよび引率の先生にご了解を得て、江別創造舎ブログおよび江別創造舎facebookに写真を撮影・掲載いたしております。


 

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江別の文化・歴史を語る!つなぐ!語り部の記録2018開催のご案内<第1弾>!

2018年08月30日 | 歴史・文化

 このたび、江別の文化・歴史を語る!つなぐ!語り部の記録2018開催のご案内<第1段>!をいたします!

 江別創造舎主催!
 北海道命名150周年 北海道みらい事業!
 人が集えば文殊の知恵袋講座10周年記念連携企画!
 平成30年度協働まちづくり活動支援事業!
 「江別の文化・歴史を語る!つなぐ!語り部の記録2018」開催!

 江別市所在長寿企業経営者3名による貴重なご講話です!
 ぜひ!ご期待下さい

 1.日   程    2018年11月11日(日)
             開場12:30〜
             開演13:00  /終了予定16:30
 2.場   所    野幌公民館研修室3号・4号
             江別市野幌町13ー6
             *JR北海道函館本線野幌駅下車 徒歩10分程
             *JR北海道バス新札幌発〜野幌駅通下車 徒歩5分程
 3.プログラム    13:00 開会
                  司  会    田口 智子(江別創造舎代表/北翔大学短期大学部教授)
                  映像記録    萬  範幸(江別創造舎副代表)
                  コメンテーター 佐々木 孝一氏(元江別市情報図書館館長)
 
            13:10 講話1 「なぜこの地で起業したか」
                    安孫子 建雄 氏(江別製粉株式会社 会長)
            14:15 講話2 「ラーメンと菊水と江別小麦」
                    杉野  邦彦 氏(株式会社菊水 代表取締役社長)
            15:25 講話3 「町村農場の100年を語る」
                     町村  均  氏(株式会社町村農場 代表取締役)

            16:30〜 閉会

 4.聴  講  料    500円
 5.問い合わせ先   北翔大学田口研究室<田口智子宛>
            E-mail  taguchi@hokusho-u.ac.jp
                                  *@マークを半角入力してください。
 


写真:「江別の文化・歴史を語る!つなぐ!語り部の記録2018」チラシ


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8月度人が集えば文殊の知恵袋講座開催のご報告!

2018年08月29日 | 教育・学校

 このたび、8月度人が集えば文殊の知恵袋講座開催のご報告をいたします!

 昨日(8/28)!
 北海道民カレッジ連携講座
 江別市民カレッジ連携講座
 北翔大学地域連携センター教養講座
 8月度人が集えば文殊の知恵袋講座を開講いたしました!

 文殊日和
 ご参加の皆様と共に巨大森林公園 野幌森林公園
 大沢コース・桂コース等それぞれのコースを組み合わせて、
 自然ふれあい交流館の小川由真氏の解説を受けながら
 楽しく、笑いながら、おしゃべりしながら散策をいたしました

 ご参加の皆様も植物について大変お詳しく、教えていただくことばかりでした

      散策中!     キツリフネ   オオウバユリ&赤とんぼ        

   昭和のカツラの巨大根株


 皆様お疲れ様でした
 そして、流暢な解説で、また新たなコースを限られた時間内で、
 私たちを導いてくださった小川由真様に感謝いたします。

 次回は、北翔大学祭企画!
 渡辺良洪氏による「江別カルタで辿る江別物語2018〜紙を見る、語る〜」を開催いたします。
 ぜひ、ご期待ください!


写真:8月度人が集えば文殊の知恵袋講座の模様<2018.828撮影>
   江別創造舎ブログおよび江別創造舎facebook掲載許可を得て撮影・掲載いたしております。
 

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本日!8月度人が集えば文殊の知恵袋講座開催のご案内!

2018年08月28日 | 教育・学校

 このたび、本日!8月度人が集えば文殊の知恵袋講座開催のご案内をいたします!

 道民カレッジ連携講座
 江別市民カレッジ連携講座
 北翔大学地域連携センター教養講座
 人が集えば文殊の知恵袋講座
 8月度ゲストスピーカーは、自然ふれあい交流館普及啓発員でいらっしゃる小川真由氏をお招きし、
 「晩夏の野幌森林公園を歩こう!」を開催いたします。

 季節ごとに変わりゆく自然界を観察しながら 
 のんびり、おしゃべりしながら散策します。

 なお、ご参加には事前予約が必要です。


 本日!8月度人が集えば文殊の知恵袋講座の日程は、下記のとおりです。
1.日     程   2018年8月28日(火)13:10−14:40
2.集 合 場 所   自然ふれあい交流館
             *解散場所同様
3.題          目   「晩夏の野幌森林公園を歩こう」
. ゲストスピーカー 小川 由真 氏 <自然ふれあい交流館普及啓発員>
5.企画 ・ 運営   田口 智子   <北翔大学短期大学部 教授>
6.問合せ・申込先   北翔大学地域連携センター
            011ー387−3939<平日9:00−17:00>
            E-mail  kouzacen@hokusho-u.ac.jp

ご参考)
当ブログ2018年  7月25日 (水)「7月度人が集えば文殊の知恵袋講座開催のご報告!」
当ブログ2018年  7月24日 (火)「7月度人が集えば文殊の知恵袋講座開催のご案内!」
当ブログ2018年  7月  3日 (火)「7月度人が集えば文殊の知恵袋講座開催のご案内!」
当ブログ2018年  6月20日 (水)「6月度人が集えば文殊の知恵袋講座開催のご報告!」
当ブログ2018年  6月19日 (火)「本日!6月度人が集えば文殊の知恵袋講座開催!」
当ブログ2018年  5月31日 (木)「御礼!10周年!人が集えば文殊の知恵袋講座!」
当ブログ2018年  4月24日 (火)「6月度人が集えば文殊の知恵袋講座開催のご案内!」
当ブログ2018年  4月  7日 (土)「平成30年度前学期!人が集えば文殊の知恵袋講座開催のご案内!」
当ブログ2017年  9月19日(火)「平成29年度後学期人が集えば文殊の知恵袋講座開催のご案内!」
*文字数の関係上、2017年度省略

当ブログ2016年 10月25日(火)「2016年度後学期人が集えば文殊の知恵袋講座開催のご案内!」

当ブログ2016年  5月 26日(木)「2016年度前学期人が集えば文殊の知恵袋講座開催のご案内!」

当ブログ2016年  4月 14日(木)「2016年度前学期人が集えば文殊の知恵袋講座開催のご案内!」
当ブログ2015年  9月   3日(水)「2015年度後学期人が集えば文殊の知恵袋講座開催のご案内!」
当ブログ2015年 5月 18日(月)「2015年度前学期人が集えば文殊の知恵袋講座(道民カレッジ連携講座)のご案内!
当ブログ2014年 9月 11日(木)「後学期人が集えば文殊の知恵袋講座開講のご案内!」
当ブログ2013年 4月  2日(火)「2013年前学期人が集えば文殊の知恵袋講座開催のご案内!」
当ブログ2012年  9月  9日(日)「2012年度後学期人が集えば文殊の知恵袋講座(道民カレッジ連携講座)開催のご案内!」
当ブログ2012年  4月 14日(土)「2012年度前学期人が集えば文殊の知恵袋講座(道民カレッジ連携講座)開催のご案内!」
当ブログ2011年 9月15日(木)「後学期人が集えば文殊の知恵袋講座開催のご案内!」
当ブログ2011年  4月 1日(金)「2011年度前学期人が集えば文殊の知恵袋講座開催のご案内!」


*文字数の関係上、2008年〜2010年12月まで省略

写真:野幌森林公園内 昭和の森のカツラ<2018.6.19開催>

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資料展示道立図書館所蔵資料で振り返る〜北海道の150年開催中!のご案内

2018年08月27日 | イベント

 このたび、資料展示道立図書館所蔵資料で振り返る〜北海道の150年開催中!のご案内をいたします!

 北海道立図書館所蔵資料で振り返る資料展示!
 2018年8月31日(金)まで!
 「北海道の150年」開催中です!

 
 資料展示〜道立図書館所蔵資料で振り返る〜北海道の150年の日程は、下記のとおりです。
1.期   間   2018年8月31日(金)まで
           9:00−18:00
           *最終日は15:00まで
           *土日・祝日は休み
2.会   場   北海道立生涯学習推進センター情報交流広場(まなびの広場)」
          かでる2・7   9階
           札幌市中央区北二条西7丁目
3.内   容   *以下、北海道立図書館公式HPより引用
           北方圏資料室の所蔵資料から、
           北海道の名付け親 松浦武四郎著「東西蝦夷山川ちり取調図」、
           石狩日誌をはじめとする地図や本、
           北海道50年(大正7年)、北海道100年(昭和43年)の節目に行われた
           博覧会や記念式典を記録した写真や絵葉書
           全道が湧いた札幌オリンピック(昭和47年)のガイドブックなど懐かしい資料 等
4.主   催   北海道立図書館
           江別市文京台東町41番地
5.問合わせ先   北海道立図書館利用サービス部北方資料室
            011−386−8521
            hoppo@library.pref.hokkaido.jp



写真:資料展示〜道立図書館所蔵資料で振り返る〜北海道の150年チラシ





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番外編!Apple京都開設!

2018年08月26日 | 番外編

 このたび、番外編!Apple京都開設のご案内をいたします!

 昨日(8/25)!
 京都Appleが開設されました!
 
 Apple京都開設予定地へアクセスできる四条通地下鉄連絡通路には、
 格子模様デザイン化されたアップルマークが掲示され、
 8.25オープンを待つアップルユーザーの思いを高めていました💖

                           

 私は、オープン時いけませんでしたが、
 次回京都を訪れた際には、Apple京都の空間に触れてみたいと思います💻

 長年のAppleユーザの願い!Apple札幌戻ってきて欲しい!という思いを込めて、掲載しますね💕

 <Apple京都からの四条通地下鉄連絡通路壁掲示 メッセージ>
   QRコードからApple京都公式HPをご覧いただけます。

                       



写真:Apple京都開設広告<京都四条通地下鉄連絡通路>
 

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本日!江別屯田兵村開村140周年記念講演開催!

2018年08月25日 | イベント

 このたび、本日!江別屯田兵村開村140周年記念講演開催のご案内をいたします!

 本日(8/25)!
 江別屯田兵村遺族会主催
 江別屯田兵村140周年記念講演会が開催!

  現在の江別市の地域には、
  江別屯田兵村、野幌屯田兵村、篠津屯田兵村の3兵村が存在していました。
  江別屯田兵村は、明治11年(1878年)8月29日に開村しました。
 江別太に入植した10戸56人の屯田兵と家族が最初の村民となりました。
 本年平成30年(2018年)は、江別屯田兵村開村140周年を迎えます。

 なお、ご聴講には事前予約が必要です。
予約漏れがあった方は、下記へご確認ください。


 江別屯田兵村遺族会主催
 江別市教育委員会共催
 江別屯田兵村開村140周年記念講演
 田中和夫氏によるご講演 「江別の始まり」
 ぜひ、ご期待ください!

 江別屯田兵村開村140周年記念講演会の日程は、下記のとおりです。
1.日    程   2018年8月25日(土)15:30〜
2.会    場   セレモニーホールはやし野幌
             江別市野幌町55番地
3.記念講演題目   「江別のはじまり」
4.講    師   田中 和夫氏(作家)
             著書 「残響」・「北海道の鉄道」・「木製戦闘機キ一〇六」他多数
             1982年 第16回北海道新聞文学賞
             1988年 北海道文化奨励賞受賞
5.定    員    150名
6.申込・問合先   江別屯田兵村遺族会  事務局 後藤一昭氏宛
             FAX. 011−382ー3087
             E-mail   fujipen@poplar.ocn.ne.jp
             *@を半角変換してください。
             *お名前・ご住所・電話番号記載のうえ申し込みください。
             *事前予約申込のみ・当日受付は行われませんので事前予約ください。



註 :江別市屯田兵村開村140周年記念講演会チラシを引用
写真:江別市屯田兵村開村140周年記念講演会チラシ

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屯田兵移住のみちのり

2018年08月24日 | 歴史・文化

 屯田兵の移住は、「厚キ保護」を受けたといはいえ一大決心でした。

 祖先伝来の孜々営々(ししえいえい)として築き上げてきた人と土地の関係を断ち切り、未知の地にダイビングするぎりぎりの選択でした。

 その移住までの道筋の大略は次のとおりです。
1.召募地域に公示し、希望者を募りました。
2.応募者の適否を決定し、
3.春に合格者に通知され、
4.当日集まった希望者を船で上陸地に運ぶ
5.上陸地で入地場所や家屋が決定され、
6.それに基づき隊が編成され、
7.集団で現地に入るました。

 屯田兵移住者心得は、まるで幼児を諭すような文言が続きました。
出発前の心得では、家屋敷を売り払い、背水の陣をひくように求めました。
そして、荷物については1戸に付8個以内、総重量は72貫まで、などです。
 乗船場及び乗船の心得では、船室は各県別に分かれ、病気になると医者に申し出る、子どもを甲板に出さない、などが記されていました。

 次に、明治18(1885)年7月入地の野幌屯田の移住の道のりをみていきましょう。
 石川、鳥取、佐賀、熊本、鹿児島の5県138戸が、佐渡丸にて小樽港に入ったのは、6月30日です。
 小樽で一泊し、そこで兵屋の番号くじを引きました。
 翌7月1日、幌内鉄道の運炭用無蓋貨車で手宮から江別駅(註野幌駅は未開設)に到着しました。
 週番所(中隊本部)のある現江別小学校の近くに集合し、宣誓式に臨みました。続いて、幹部からこまごました事項の注意がなされました。

 「式が終わると、新兵たちは、家族と一緒にまた長い不規則な列になって、一里もある野幌第四中隊の兵屋に向かって歩き出しました。
(中略)
 物をさえぎる密林はいよいよ深くなっていきました。
その薄暗い道を通って、やがて新兵たちは、野幌兵村に到着しました。
(中略)
 村道から見る兵屋は、幾抱えもある大木と熊笹の間からわずかに屋根の一部が見えるだけである」(『士族屯田兵』)。



註 :江別市総務部「新江別市史」145-146頁.
写真:北海道指定文化財 野幌屯田兵第二中隊本部
    江別市野幌代々木町38

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屯田兵の設置の目的

2018年08月23日 | 歴史・文化

 屯田兵の設置目的を要約すると、(1)北辺の守り(国防)であり、(2)開拓であり、貧窮士族の救済、の三つの柱に、更に(4)道内の治安維持(警察)と、(5)兵即農の合理化による経費の節減など、政治的に、財政的に、多様な要求に応えようとしたものでした。

 屯田兵の資格の第一は、「強健ニシテ兵農ノ動作ニ堪フルモノ」(明治23年・屯田兵徴募規則)です。
当然のこと応募者の体格(身体)検査に重点がおかれました。
同検査は、「陸軍志願兵身体検査規則」によるが、家族の中に遺伝性の病気に罹った者の有無なども調べられました。

 年齢は、初期が18-35歳、明治18年に17-30歳、同23年以降は17-25歳までの者で、身長は5尺以上を目安としました。その他、身分や財産上に故障のないことでした。故障とは、「禁固刑を受けた」などの身分上の者や、「破産宣言を受けた」など、財産上のことを指していました。
 以上の他、重要なものとして二つが挙げられます。
  一つは、兵員となる本人以外の家族の中に、本人を助け開拓に従事する身体強壮の者二人以上を求めました。
妻や兄弟姉妹、あるいは父母がいなければならず、もしいない場合には、相当無理な、不自然な工作がなされました。例えば、にわか養子の縁組などで、公然と数合わせが行われたと伝えられています。

 もう一つは、族籍です。
 初期は、士族が原則でした。
 最も養子縁組などにより必要な編成を整えたため、家族全員が士族の系譜とは断言できませんでした。
そして、何よりも募集法法を志願制とし、最初から平民を排除したものではなかったのです。事実、江別においては、明治14年入地の篠津屯田における養蚕得業者は士族ではありませんでした。
 しかし、原則士族であることには変わりありませんでした。

 明治23年、従来の「屯田兵徴募規則」を廃止し、新たに「屯田兵召募規則」を制定し、族籍を問わないことになりました。
そのため、上川、北見など23年以降の入地屯田兵は、かなりの割合を平民が占めていました。
 その後の制度改正などえ、上記の括りから洩れる者もいました。

 最初の屯田兵入地は、明治8年5月の琴似屯田198戸、965人でした。
更に翌9年5月山鼻屯田240戸、1千148人が入地しました。そして、第三次が11年8月の江別屯田10戸、56人の入地と続きました。
 江別村の設定は、この屯田入地をもってなされました。


註:江別市総務部「新江別市史」144-146頁.



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屯田兵の設置

2018年08月22日 | 歴史・文化

 明治3(1870)年10月、開拓次官黒田清隆は、太政官に北地問題に関する建議書を提出しました。

 黒田清隆の意見の要旨は、旧体制依存による北海道の分領支配をやめ、政府が直接かつ緊急に開拓に全力投入をすべし、に尽きます。
 特に、幕府以来のロシア南下の恐怖を払拭できぬ現今、北海道開拓の伸展あってこし、「北門ノ鎖鑰(さやく)始メテ固カラン」(註:北方の戸締まりが強固になる)と力説しました。

 黒田の意見書提出があった同年1月、開拓使の内部に、初めて屯田兵制度の構想が浮上しました。
その具体化までには、なお数年を要しましたが、黒田の意見はほぼ容認され、明治5年以降の開拓使定額金「10カ年、1千万両ヲ以テ総額トス」が決定しました。この年額は、これまでの5倍という飛躍的な増額となりました。

 かくのとおり、対ロシア問題を念頭に、早くから屯田兵設置の構想がありました。特に廃藩置県後の国内の社会不安が、これを加速しました。
 道内では6年5月に起こった福山、江差の粉擾が屯田兵設置を促す大きな因となりました。
この時、海産税1割徴収の方針に対し、漁民約2千人が立ち上がりました。
 しかし、この鎮圧に向かった政府の在道治安力は、現地に駆けつけた黒田の目には、なきに等しく映っていました。

 黒田清隆は、6年11月、右大臣岩倉具視に宛、「屯田兵制の施行などの件につき建議」を提出しました。
 同12月、これが基本的に承認されました。
 その骨子は、次のとおりです。

 一、 今日ノ急務ハ  軍艦ヲ備ヘ  兵衛ヲ置クニアリ
 二、 今略々(ほぼ)屯田ノ兵制ニ倣ヒ  民ヲ移シテ之ニ充テ  且耕シ且守ル
 三、 士族ノ貧窮ナル者ニ就テ  強壮ニシテ  兵隊二堪ユヘキ者ヲ精撰シ
 四、 其ノ費  大ニ常備兵ヲ設クルニ減ジ  且ツ以テ土地開墾ノ功ヲ収ムヘシ

 これが具体化されたのは、翌7年10月30日の屯田兵例則の制定をまたなければなりませんでした。
この間、開拓使と陸軍省の間で屯田兵の指揮権を巡り調整が続けられました。
特に、兵即農という特異な制度だけに、理論上、組織上の整備や関係方面の共通認識にも時間がかかりました。



註 :江別市総務部「新江別市史」144頁.
写真:北海道指定文化財野幌屯田兵第二中隊本部
    江別市野幌代々木町38

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