江別創造舎

活動コンセプト
「個が生き、個が活かされる地域(マチ)づくり」
「地域が生き、地域が活かされる人(ヒト)づくり」

ひらめき⭐︎ときめきサイエンス〜私の選択!働き方を考える〜開催のご案内!第5弾!

2017年08月30日 | 教育・学校

 このたび、ひらめき⭐︎ときめきサイエンス〜私の選択!働き方を考える〜開催のご案内(第5弾)をいたします!

 日本学術振興会 ひらめき⭐︎ときめきサイエンス in KAKENHI
 「私の選択!働き方を考える」を開催❗️

 *当企画は、札幌市教育委員会および江別市教育委員会後援事業です。

 中学生・高校生の皆さんが、
 将来の自分、仕事について考える機会として、
 実際に講義に参加し、聞いて・話して・考える機会として、
 開講いたします❗️

                                          

 本企画は、参加学生(生徒)の皆さんと、
 企業人の方々との交流の中で、
 情報交換・意見交換を行いながら展開していきます。

 プログラム修了者には、未来博士号が授与されます❗️

 ご参加をお待ちいたしております💕


1.日    程   2017年9月17日(日)10:40−16:30 
            *受付開始 10:10〜

2.申し込み期限     2017年9月 8日(金)    

3.場    所   北翔大学543教室
            北海道江別市文京台23番地

4.対    象   中学生  ・ 高校生   

定    員   30名
 
6.プ ロ グ ラ ム     詳細は、こちらからご覧ください。 

  10:40〜   開講式
  11:10〜   プレ演習 <受講生間の交流〜ゲーム形式自己紹介>
  11:25〜   講演「派遣型労働の文化的国際比較研究」
            講師  田口 智子
                (北翔大学短期大学部教授)
  12:10〜   昼食
            皆さんと楽しく交流しながらの昼食タイムです
  13:10〜   講話①   講師 加藤 弘和  氏
                    (株式会社パソナ札幌 支店長)
           講話②   講師 清水 誓幸  氏
                    (株式会社北翔  代表取締役)
           講話③   講師 本学科卒業生 道内金融機関勤務5年目
           
           *途中休憩時間<クッキータイムを設けています>
            ドリンクとクッキーを準備しています
  14:20〜   グループワーク
            *休憩時間含む<クッキータイム>
  15:00〜   グループワーク
            *休憩時間含む<クッキータイム>   
  15:30〜   グループ発表    
  16:00〜   休憩<クッキータイム>
  16:10〜   修了式
            *未来博士号授与
            *記念撮影

  16:30    解散
    
7.申し込み方法   
   
(1) 北翔大学へ直接申し込む      
      申込先  北翔大学総務部総務課 
          担当  千広 敦子(ちひろ あつこ)
          TEL.   011ー387ー4158
            FAX. 011ー387ー1542
            E-mail   chihiro@hokusho-u.ac.jp



 (2)QRコードから申し込む       ★★★プログラム内容QRコード★★★

                



 (3)日本学術振興会公式ホームページから申し込む  
  「私の選択〜働き方を考える」申し込みフォームは、こちらからご覧ください。




(ご参考)
当ブログ2017年 8月 23日(水)「ひらめき☆ときめきサイエンス〜私の選択!働き方を考える〜開催のご案内!第4弾!」

当ブログ2017年  8月 18日(金)「ひらめき★ときめきサイエンス〜私の選択!働き方を考える〜開催のご案内!第3弾!」

当ブログ2017年 8月 7日(月)「ひらめき★ときめきサイエンス〜私の選択!働き方を考える〜開催のご案内!第2弾!」

当ブログ2017年 7月25日(火)「ひらめき☆ときめきサイエンス2017ー私の選択〜働き方を考える」開催のご案内



 ひらめき☆ときめきサイエンスとは、
 文部科学省による大学や研究機関を対象にした科学研究費助成事業で
 採択された研究成果を広く社会に広めることを目的
としています。

 科研費とは、
 人文学、社会科学から自然科学まで全ての分野にわたり、
 基礎から応用までのあらゆる「学術研究」(研究者の自由な発想に基づく研究)を
 格段に発展されることを目的とする競争的研究資金である科学研究費助成事業
 通称 科研費(かけんひ/KAKENHI)といい、
 ピャアレビューによる審査を経て、
 独創的・先駆的な研究に対して助成される研究費です。

 


 

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商場知行制の成立

2017年08月29日 | 歴史・文化

 松前城下における対アイヌ交易は、寛永年間(1624ー1644)には、蝦夷地に設定される商場に和人が出向いて交易する形に変わっていきました。

 商場とは、上級家臣が藩主より知行として与えられた、蝦夷地での対アイヌ交易独占権を有数る交易場のことです。
藩主(知行主)は、夏商と言って年に一度、城下で購入した本州産品を300石内外の縄綴船(なわとじふね)に積んで商場に赴き、アイヌと交易で入手した蝦夷地の産物を松前で商人に売って利益を得ました。

 藩士側の交易品は、米・酒・麺・タバコ・塩・鍋・小刀・古着・反物・糸・漆器などであり、アイヌ側のそれは熊皮・鹿皮・ラッコ皮・アザラシ皮などの獣皮、干鮭・串貝(鮑)・煎海鼠(いりこ)・昆布・干鱈などの干物、熊の胆・オットセイ・エブリコなどの薬物でした。
こうした対アイヌ交易独占検を有する藩主が、その交易権を藩士に知行として分与する仕組みを商場知行制とよんでいます。

 一方、川口で獲れる生鮭(秋味)は藩主の権利に属し、塩引加工されて松前・東北方面に多く選ばれました。
享保年間(1716-1736)には、藩主跛行した御手船交易を「石狩・そうや・きいたふ・くすり・あつけし・のつしやむ」(『松前蝦夷記』)の六ヶ所で行なっていました。

 商場知行制のねらいは松前藩のみが蝦夷地と交易できる体制を作り出すことにありました。
そのためには、アイヌが城下交易のために松前へ出てきたり、本州方面に自由に往航することを抑制し、商場内のアイヌに知行主以外の和人との通商をさせないことが必要でした。
そこで、行われたのが幕藩制国家の鎖国体制にも対応した国境の明確化でした。

 松前藩は、寛永10(1633)年から天保9(1838)年まで9回に弥幕府巡検使の来藩い対応するかたちで、和人地の拡大を通じた藩領の明確化と安全強化に乗り出しました。
すなわち、寛永10年間に亀田までを東在に、同20(1643)年に熊石までを西在に設定し、それぞれの境界に番所を設けると共に、和人はもちろんのことアイヌの往来も厳しく制限したのでした。

 これは、天文19年以来の城下交易体制の否定であるとともに、松前藩が渡島半島の南半部を押えたことで、アイヌの本州方面との交易をも断ち、アイヌを蝦夷地内に緊縛することを意味していました。

 こうして、商場知行制による松前藩の対アイヌ交易独占体制は確立していきました。



註 :江別市総務部「新江別市史」61頁.


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松前藩の経済的基盤

2017年08月28日 | 歴史・文化

 松前藩は、幕藩制の中に組み込まれることによって、蝦夷地における統治権を掌握しますが、その存立基盤は他藩のそれとは全く異なるものでした。

 一般に大名の領地は、幕府から一定の支配圏を持つ知行地として与えられます。
その知行地の価値は、石高(田・畑・その他の土地を含め、全て米生産高に換算した高)で表され、それが藩の経済基盤となるものでした。

 ところが、松前氏は、農業生産に基礎を置くことのできない無高大名であり、藩の経済基盤は対アイヌ交易に依存していました。
東西蝦夷地からアイヌが持ち寄る水産物や獣皮などを独占的に引き取って松前の商人に売る、あるいは、それらの商人の交易に課税することによって得た利益を収入としていました。

 金山や鷹場所の経営も、元和年間(1615-1624)には、本州から流入する金堀は毎年数万人に達し、蝦夷地はゴールドラッシュの様相を呈していました。
 また、蝦夷地に生息する鷹捕獲地を知行化したものを鳥屋場または鷹打場といいましたが、寛永末期から盛んに設置され、最盛期には390箇所ほどありました。



註 :江別市総務部「新江別市史」60-61頁.

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トンデンファーム&すこやか物産展開催のご案内!

2017年08月27日 | イベント

 このたび、トンデンファーム&すこやか物産展開催のご案内をいたします!

 本日(8/27)まで!
 トンデンファームでは恒例のガーデンセール開催中!です。
 また、今回は、すこやか物産展共催です。



                

 えべつの美味しいが結集していますよ❗️

 
 トンデンファームのガーデンセール及びすこやか物産展の日程は、下記のとおりです。
1.日   程    2017年8月27日(日)9:30−17:30
2.場   所    夢工房トンデンファーム
           江別市元野幌968−5
           011ー383ー8208

 

 

写真:夢工房トンデンファーム

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本日!えべつ農業まつり&まるごと江別開催!

2017年08月26日 | イベント

 このたび、本日!えべつ農業まつり&まるごと江別開催のご案内をいたします!

 本日(8/26)!
 えべつ農業まつり実行委員会主催!えべつ農業まつりと
 江別青年会議所主催!まるごと江別、
 江別市役所前特設会場にて、開催です!

 江別産 お米・お酒・野菜・加工商品・スイーツ等、
 存分に味わえる農業まつり、
 そして、
 市民団体PRブースをはじめ、
 和太鼓や江別出身のシンガーライフステージ、
 その他、はしご車乗車体験や勾玉作りなど、体験ブースも充実しています。

 
 べつ農業まつり&まるごと江別の日程は、下記のとおりです。
1.日  程   2017年8月26日(日)10:00〜16:00
2.場  所   江別市役所前特設会場
3.主な内容  (1)江別産食材味わうブース
          ①江別産野菜即売
            ②江別産お米・お酒の販売
                ③えぞ但馬バーガー販売・えぞ但馬牛販売
                ④スイーツフェスタ  など
        (2)体験ブース
          ①はしご車乗車
          ②勾玉作り
          ③篆刻教室
          ④避難所生活体験コーナー など
        (3)ライブステージ
          ①江別見晴台鼓楽会 豊太鼓
          ②桜庭和ライブ
          ③武田英祐一(THE武田組)ライブ
          ④Michiライブ  など
        (4)その他
 詳細は、江別市公式HPこちらをご覧ください!



写真:えべつ農業まつり&まるごと江別ポスター



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北翔大学オープンキャンパスのご案内!

2017年08月25日 | 教育・学校

 のたび、北翔大学!オープンキャンパス開催のご案内をいたします!

 9月10日(日)!
 11:00−15:30<受付10:30開始>
 北翔大学および北翔大学短期大学部!
 オープンキャンパスを開催します❗️

 無料送迎バスのお申し込みはこちらから❗️


 北翔大学短期大学部ライフデザイン学科についてご紹介します❗️
 ライフデザイン学科の前身である人間総合学科は、
 文部科学省 地域総合科学科構想を実現した先駆的学科です。

 文科省 地域総合科学科構想に準じた学科とは<以下説明文、文科省公式HP引用>、
 特定の学問領域に限定せず、
 多様なニーズに柔軟に応じることを目的とした学科の総称で、
 適格認定を受けた学科のことを示しています。

 平成14年度、わが国の地域総合科学科構想の先駆的立場で、
 北翔大学短期大学部ライフデザイン学科(当時:人間総合学科)が存在しています!
 詳細は、文部科学省発表資料こちらをご覧ください。

 さて❗️
 ライフデザイン学科では、キャリアデザイン・ファッション・舞台芸術のコースを設けています。
 キャリアデザインコースでは、ビジネス教育に力を入れています。
  理論的ビジネススキルの育成=人財マネジメント理論(秘書学を通じて学ぶ)
               =ビジネスの仕組みを学ぶ(経営学・簿記会計)
               =情報の基礎     (情報に関して理論的に学ぶ)
               =地域学       (北海道および江別の歴史・文化について学ぶ)
  実践的ビジネススキルの育成=人財マネジメント  (秘書実務を通じて学ぶ)
               =プレゼンスキル・コミュニケーションスキルの習得
               =ビジネスの仕組み実践的に学ぶ
                (実践学習科目の単位化:ビジネスワークショップ)
               =情報に関する基礎から応用まで段階的実践学習
               =マネジメントゲーム 
                (MG:理論的に学んだ知識をビジネス模擬演習で活用して理解を深める)
  地域密着型インターンシップ=地域に根ざした企業・市民団体・公的機関等において3週間程の企業実習・単位化
                〜教育インターンシップの実践
               =地域密着型インターンシップ10年の実績


 前学期の締めくくりの時期を迎えています。
 学生たちは、ビジネス教育の基礎スキルのプログラムを習得すると共に、
 地域科学科構想の主軸であるビジネス力を基軸としてファッションや舞台など幅広い教養を学んでいます

 いよいよ後学期の実践教育に向かいます❗️

  オープンキャンパスでは、
 詳細をしっかりご説明させていただきますね

 楽しく!しっかり学ぶ!
 そして、それぞれが役割を持って実践する! 
 それが、ライフデザイン学科キャリアデザインコースの教育です❗️

 オープンキヤンパスでお会いしましょう



写真:北翔大学 COLLEGE HALL PAL <南門より撮影>


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ひらめき⭐︎ときめきサイエンス〜私の選択!働き方を考える〜開催のご案内!第4弾!

2017年08月23日 | 教育・学校

 このたび、ひらめき⭐︎ときめきサイエンス〜私の選択!働き方を考える〜開催のご案内第4弾!をいたします!



 ひらめき⭐︎ときめきサイエンス in KAKENHI 
 
   「私の選択!働き方を考える」 


  現代は、企業の人材雇用のあり方、労働者の働き方の選択が多様化しています。
 一言で、正規雇用・非正規雇用といった雇用形態だけで区分できない複雑化した雇用・労働形態が実現しているのが現代です。

 過去の自分、
 現在の自分、
 そして、将来の自分、
 このキャリア形成過程は、連続的な時間の流れで築かれた自身の足跡です。

 そして、
 今後どのようなキャリア形成過程を辿っていくか、
 さまざまな雇用・労働形態の現状を理解し、
 自らの働き方の選択、
 将来の自分像を描くきっかけとしていただくために・・・
 企画したのが今回のプログラムです❗️

 
  目    的   
 
本プログラムは、働くことの意義と仕事を通じたキャリ形成過程の重要性を理解することを目的としています。

2.日    程   2017年9月17日(日)10:40−16:30 
            *受付開始 10:10〜

3.申し込み期限     2017年9月 8日(金)    

4.場    所   北翔大学543教室
            北海道江別市文京台23番地

5.対    象   中学生        
           高校生   

定    員   30名
 
7.プ ロ グ ラ ム     詳細は、こちらからご覧ください。 

  10:40〜   開講式
  11:10〜   プレ演習 <受講生間の交流〜ゲーム形式自己紹介>
  11:25〜   講演「派遣型労働の文化的国際比較研究」
            講師  田口 智子
                (北翔大学短期大学部教授)
  12:10〜   昼食
            お弁当を食しながら、講師の方々、運営スタッフ現役学生たちと交流
  13:10〜   講話①   講師 加藤 弘和  氏
                    (株式会社パソナ札幌 支店長)
           講話②   講師 清水 誓幸  氏
                    (株式会社北翔  代表取締役)
           講話③   講師 本学科卒業生 道内金融機関勤務5年目
           
           *途中休憩時間<クッキータイムを設けています>
            ドリンクとクッキーを準備しています
  14:20〜   グループ編成〜グループワーク
            *休憩時間含む<クッキータイム>
            *上記講師陣・運営スタッフも加わり、グループワーク展開します。
  15:00〜   グループワーク
            *休憩時間含む<クッキータイム>
            *上記講師陣・運営スタッフも加わり、グループワーク展開します。
  15:30〜   グループ発表
            各グループ発表
  16:00〜   休憩<クッキータイム>
  16:10〜   修了式
            *未来博士号授与
            *記念撮影

  16:30    解散
    
8.申し込み方法   
    (1) 北翔大学へ直接申し込む      
      申込先  北翔大学総務部総務課 
          担当  千広 敦子(ちひろ あつこ)
          TEL.   011ー387ー4158
            FAX. 011ー387ー1542
            E-mail   chihiro@hokusho-u.ac.jp



 (2)QRコードから申し込む                   ★★★プログラム内容QRコード★★★

      申し込みQRコード          



 (3)日本学術振興会公式ホームページより申し込む  
    「私の選択〜働き方を考える」申し込みフォームは、こちらからご覧ください。




(ご参考)
当ブログ2017年  8月 18日(金)「ひらめき★ときめきサイエンス〜私の選択!働き方を考える〜開催のご案内!第3弾!」

当ブログ2017年 8月 7日(月)「ひらめき★ときめきサイエンス〜私の選択!働き方を考える〜開催のご案内!第2弾!」

当ブログ2017年 7月25日(火)「ひらめき☆ときめきサイエンス2017ー私の選択〜働き方を考える」開催のご案内



 ひらめき☆ときめきサイエンスとは、
 文部科学省による大学や研究機関を対象にした
 科学研究費助成事業で採択された研究成果を広く社会に広めることを目的としています。

 科研費とは、
 人文学、社会科学から自然科学まで全ての分野にわたり、
 基礎から応用までのあらゆる「学術研究」(研究者の自由な発想に基づく研究)を
 格段に発展されることを目的とする競争的研究資金である科学研究費助成事業
 通称 科研費(かけんひ/KAKENHI)といい、
 ピャアレビューによる審査を経て、
 独創的・先駆的な研究に対して助成される研究費です。


 

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家康黒印状

2017年08月21日 | 歴史・文化

 慶長3(1598)年8月、天下人秀吉が没し、実質的な権力を握った徳川家康は、翌年9月、伏見城から大阪城西の丸に移りました。

 この大阪城西の丸において蠣崎慶広が家康に拝謁し累代の系譜および蝦夷地図を呈上したのは、その年の11月でした。
この時慶広は、従来の蠣崎から松前に氏を改めました。

 秀吉亡き後の権力闘争の一応の決着は、慶長5年9月の天下分け目の関ヶ原の戦いでつきました。
余燼はなおくすぶり続けましたが、同8年2月、家康は征夷大将軍に補され、江戸に幕府を開き、以降徳川260年余りの幕が切って落とされました。

 明けて慶長9(1604年1月、慶広は家康から黒印状の交付を受けました。
内容は、
①松前へ出入りするものは松前氏の許可なくアイヌとの商売をできないこと、
②松前氏の許可なく蝦夷地に渡り商売をできないこと正し、アイヌについては、どこへ行くのも自由(「何方へ往行候共、可✔︎至ニ夷次第一事」)であること、
③アイヌに対する非分を堅く禁止させること、
以上の3つを柱とするお墨付きです。

 秀吉の朱印状が船役徴収だけを認めたものだったのに対し、家康の黒印状は松前地・蝦夷地における交易全般に対して松前藩の流通統制権を保証しており、松前氏にとって大きく前進した内容になっています。

 もう一つ注目されるのは、和人の渡海を厳しく規制しているのに対し、アイヌの行動の自由を夷次第として保障している点です。
アイヌは、以前から本州や千島、樺太方面を自由に往来し、交易活動を行なっていました。
そうした実態を踏まえて、この規定はアイヌは基本的な幕藩制的秩序の外の人びとであり、蝦夷地は、原則的に異域であること謳ったものでした。

 同年5月、慶広は従五位以下・伊豆守に任ぜられました。
こうして、松前氏は幕藩制下において大名に準ずる地位を確立し、黒印状を拠り所に蝦夷地の支配を固めていったのです。



註 :江別市総務部「新江別市史」60頁.


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江別カルタ句㉓ 「む」の句

2017年08月20日 | 江別カルタ詠み句と取り札

 このたび、江別カルタ㉓ 「む」の句をご紹介いたします!

  昔から
  江別の自慢
  ヤツメ

 
  江別の漁業は、石狩川の鮭漁を中心でした。
 しかし、大正以降の石狩川沿岸地区の開発や河川改修工事の影響などにより漸次減少傾向を辿り、主産物はヤツメウナギへと移行しました。

 ヤツメウナギは、ウナギという名がついていますが、分類上は、円口類で、ウナギの仲間ではありません。昭和初期の専業漁業者は12戸前後です。
石狩川内水面漁業で漁獲量は豊凶を繰り返しながら、現在に続いています。

 戦後、江別漁業協同組合が札幌市篠路から岩見沢市北村砂浜に到る約13kmに漁業権を設定していましす。
 秋と春に産卵のため遡上するヤツメを、カヤで編んだ半紡鐘形の漁具「どう」を使って獲っています。
 *以上、江別カルタ解説書より一部引用


 ぜひ、江別文化・歴史を題材とした江別カルタでお楽しみください


*江別カルタメール問合せ先:江別創造舎事務所<北翔大学田口研究室>
              E-mail taguchi@hokusho-u.ac.jp





註 :江別カルタ<江別創造舎制作>「む」の句解説書引用
   *江別カルタ解説書は、佐々木孝一氏<元江別市情報図書館館長>に執筆していただいています。
写真:江別カルタ「む」の句詠み札と取り札
   *江別カルタの外箱と解説書には、江別産小麦ハルユタカ加工原料紙を使用しています。
   *江別カルタ第2販販売中です。

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ひらめき⭐︎ときめきサイエンス〜私の選択!働き方を考える〜開催のご案内!第3弾!

2017年08月18日 | 教育・学校

 このたび、ひらめき⭐︎ときめきサイエンス〜私の選択!働き方を考える〜開催(第3弾)のご案内!をいたします!

        ひらめき⭐︎ときめきサイエンス in KAKENHI 
 
            「私の選択!働き方を考える」 

                                 
  
            ご参加には、事前申し込みが必要です。
          下記プログラム修了者には、未来博士号が授与されます

1. 目    的   
 
本プログラムは、働くことの意義と仕事を通じたキャリ形成過程の重要性を理解することを目的としています。

2.日    程   2017年9月17日(日)10:40−16:30 
            *受付開始 10:10〜

3.申し込み期限     2017年9月 8日(金)    

4.場    所   北翔大学543教室
            北海道江別市文京台23番地
5.対    象   中学生        
           高校生   
定    員   30名
 
7.プ ロ グ ラ ム     詳細は、こちらからご覧ください。 

  10:40〜   開講式
  11:10〜   プレ演習 <受講生間の交流〜ゲーム形式自己紹介>
  11:25〜   講演「派遣型労働の文化的国際比較研究」
            講師  田口 智子
                (北翔大学短期大学部教授)
  12:10〜   昼食
            お弁当を食しながら、講師の方々、運営スタッフ現役学生たちと交流
  13:10〜   講話①   講師 加藤 弘和  氏
                    (株式会社パソナ札幌 支店長)
           講話②   講師 清水 誓幸  氏
                    (株式会社北翔  代表取締役)
           講話③   講師 本学科卒業生 道内金融機関勤務5年目
           
           *途中休憩時間<クッキータイムを設けています>
            ドリンクとクッキーを準備しています
  14:20〜   グループ編成〜グループワーク
            *休憩時間含む<クッキータイム>
            *上記講師陣・運営スタッフも加わり、グループワーク展開します。
  15:00〜   グループワーク
            *休憩時間含む<クッキータイム>
            *上記講師陣・運営スタッフも加わり、グループワーク展開します。
  15:30〜   グループ発表
            各グループ発表
  16:00〜   休憩<クッキータイム>
  16:10〜   修了式
            *未来博士号授与
            *記念撮影

  16:30    解散
    
8.申し込み方法   
    (1)QRコードから申し込む                        ★★★プログラム内容QRコード★★★

      申し込みQRコード          

 
 (2)日本学術振興会公式ホームページより申し込む  
    「私の選択〜働き方を考える」申し込みフォームは、こちらからご覧ください。

 (3)北翔大学へ直接申し込む      
     申込先  北翔大学総務部総務課 
          担当  千広 敦子(ちひろ あつこ)
          TEL.   011ー387ー4158
            FAX. 011ー387ー1542
            E-mail   chihiro@hokusho-u.ac.jp



(ご参考)
当ブログ2017年 8月 7日(月)「ひらめき★ときめきサイエンス〜私の選択!働き方を考える〜開催のご案内!第2弾!」

当ブログ2017年 7月25日(火)「ひらめき☆ときめきサイエンス2017ー私の選択〜働き方を考える」開催のご案内



 ひらめき☆ときめきサイエンスとは、
 文部科学省による大学や研究機関を対象にした
 科学研究費助成事業で採択された研究成果を広く社会に広めることを目的としています。

 科研費とは、
 人文学、社会科学から自然科学まで全ての分野にわたり、
 基礎から応用までのあらゆる「学術研究」(研究者の自由な発想に基づく研究)を
 格段に発展されることを目的とする競争的研究資金である科学研究費助成事業
 通称 科研費(かけんひ/KAKENHI)といい、
 ピャアレビューによる審査を経て、
 独創的・先駆的な研究に対して助成される研究費です。

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