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江別創造舎

活動コンセプト
「個が生き、個が活かされる地域(マチ)づくり」
「地域が生き、地域が活かされる人(ヒト)づくり」

請負人飛騨屋

2011年03月31日 | 歴史・文化

 松前の交易において、アイヌがもってきたものには、干鮭や白鳥、鯨、トドの川など、従来アイヌの自給用として使っていたものが商品化されたものがありました。
 その他、松前藩が直接採取されたものとして、砂金や海鼠(なまこ)引など海産物や鳥獣の羽皮などが交易の品物でした。
 これらの商品の交易は、近江商人が取り扱っていましたが、飛騨屋によって木材が加えられたのでした。
 飛騨屋が持ち込んだ木材の量が多く、松前藩の財政を支えるうえにも大きな影響を与えていたのです。

 しかし、江戸幕府は勿論松前藩においてさえ、蝦夷地への政策や開発については何も方針が示されていませんでした。
 唯請負場所制度による民間事業家にすべてを委ねて、その租税のみを吸い上げるだけで、アイヌ民族との融和のために必要とする経費又は藩役人の生活、往来に要する費用は言うに及ばず、当時ロシア船の渡来に関係して要した費用など、すべてが請負人飛騨屋の負担となっていたのです。

(参照)
当ブログ2011年3月26日(土)「飛騨屋の大規模石狩場所伐採」
当ブログ2011年3月21日(月)「蝦夷地と飛騨屋久兵衛」
当ブログ2008年6月19日(木)「飛騨屋と石狩山伐木」
当ブログ2008年6月 7日(土)「元禄御国絵図」

註:飛騨屋久兵衛研究会「飛騨屋久兵衛」18-19頁.

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江別B級グルメ選手権大会開催のご案内!

2011年03月30日 | イベント

 このたび、江別B級グルメ選手権大会開催のご案内をいたします!

 江別市青年会議所主催「江別B級グルメ選手権大会」では、参加者を募集しています。
 江別食材を利用して、新たな食の江別ブランドを創造すること、そして道内外へ発信することによって地域活性化を目指しています。

 参加者は、個人でも個人店でも可能です。
参加応募要領、エントリシート等は、下記の青年会議所ホームページより入手可能です。

 江別市青年会議所主催「江別B級グルメ選手権大会」参加者公募については、下記のとおりです。
1.公 募 期 間  2011年4月8日(金)まで
         *参加者には4月15日頃通知されます。
2.大会開催日  2011年7月2日(土)~7月3日(日)の2日間
3.大 会 場 所  野幌総合運動公園陸上競技場
          江別市西野幌481番地
4.参 加 資 格     (1)江別市内で飲食店を営む方
          (2)江別市内で活動する団体および個人
5.募集店舗数  15店舗~20店舗
         *書類審査により決定
6.申込問合先  社団法人江別市青年会議所
         江別市八条七丁目2番地
         011−383−9678

 江別市青年会議所主催「江別B級グルメ選手権大会」詳細はこちらをご覧ください。


写真:江別小麦寒干しラーメン

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北海道四季劇場グランドオープン!

2011年03月29日 | 地域

 3月27日(日)、札幌市にて劇団四季「北海道四季劇場」がグランドオープンを迎えました。

 開幕作品は、ディズニーミュージカル「ライオンキング」です。
ライオンキング札幌公演は、9月末日まで随時開演されます。

 北海道の地において、ミュージカルを楽しめる機会が得られたことは、芸術文化への醸成を促すと共に、新たなビジネスの誕生し、雇用が生まれることが期待されます。

 劇団四季北海道四季劇場グランドオープンについては、こちらをご覧ください。

写真:劇団四季ライオンキング雪像<2011年2月さっぽろ雪まつり会場にて撮影>

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高校球児の熱い思いを力に!

2011年03月28日 | 番外編

春の高校野球が開幕し、本日(3/28)6日目を迎えます。
本日第1試合は、宮城県東北高校と岐阜県大垣日大高校の対戦です。

東北・関東大震災の復興に向け動き出した今、
大震災直後の緊張から少しずつ解き放たれる時、
一層の不安と悲しみが込み上げてくる、
被災された方々、復興に携わっていらっしゃる方々、
皆様の思いを胸に、本日東北高校球児が甲子園に挑みます。

各種支援活動が展開されていますが、
私たちは、被災者の方々や復興に携わる全ての人たちの強く、優しい心にパワーをいただいている気がします。
自ら被災しながらも復興のために尽力されている姿、
家族のSOSを受けながらも、救援体制準備を優先せざるを得なかった現状を語る姿、
言葉では言い尽くせない切なさが残る、
時間を経ても、行方不明の方々がどこかで頑張って生きていて!と、願う

原発に係る問題、被災に係る問題等、今回の震災で私たちは多くのことを考えさせられ、多くの課題が山積しています。

被災された方々の継続的支援を、
今を生きる若者たちが夢をもてる社会を、
高齢者の方々が安心して生活が営める環境を構築できるよう、
一人ひとりが自分の役割を果たす時、それが今なのです。
今こそ大和魂、本領発揮!




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オカリナと琴のミニコンサート開催のご案内!

2011年03月27日 | イベント

 このたび、オカリナと琴のミニコンサート開催のご案内をいたします!

 江別市セラミックアートセンターにて、ロビーコンサートが開催されます。
今回のロビーコンサートは、オカリナとお琴ののミニコンサートです。

 オカリナと琴のミニコンサートの日程は、下記のとおりです。
1.日 程   2011年3月27日(日)14:00開演
2.場 所   江別市セラミックアートセンター
3.入場料   無料
4.内 容   (1)演奏者
           オカリナサークル「オカリナ滝川ベラの会」
           琴サークル「メロディフェイク」
        (2)演目
           宗次郎氏の「小鳥たちの麻」、久石譲氏・木村弓氏による「い
           つも何度でも~もののけ姫のテーマ」他
5.問合先   江別市セラミックアートセンター
        011−381−1004

写真:江別市セラミックアートセンター

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飛騨屋の大規模石狩場所伐採

2011年03月26日 | 歴史・文化

 元禄13(1700)年、武川久兵衛四代倍行とその弟藤助倍時は、南部大畑にて木材商として、飛騨屋を開業しました。

 その2年後の元禄15(1702)年に福山に渡りました。
飛騨屋は、松前藩の許可を得て、伐木運材に取りかかりました。そして、享保4(1719)年松前藩に運上金825両を納め、東蝦夷地臼(有珠)山の伐木経営を請け負いました。
伐木は、オフケシ川(虻田川)、ベンベ川、オサルベツ川の流域の唐桧その他樹木の伐採を行いました。

 特に、飛騨屋の石狩場所の伐採は、大規模なものでした。
石狩の伐採地は、石狩川左岸の漁川、札幌川(現豊平川)上流の密林地帯、幾春別川上流一帯及び漁川上流の空沼岳の西山麓には鍛冶屋、持子小屋、杣小屋、釜小屋、元小屋等の山小屋の大集落ができていきました。
 
 蝦夷桧の木目が美しく、献上物の台・障子・曲物などに用いられ、桧の代用として多く使われました。その他、帆柱、桁、角材、平物として使用されました。

(参照)
当ブログ2011年3月21日(月)「蝦夷地と飛騨屋久兵衛」
当ブログ2008年6月19日(木)「飛騨屋と石狩山伐木」
当ブログ2008年6月 7日(土)「元禄御国絵図」

註:飛騨屋久兵衛研究会「飛騨屋久兵衛」16-18頁.
写真:岐阜県下呂市所在下呂温泉博物館

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洞爺湖温泉エンジョイ・パスポート発売のご案内!

2011年03月25日 | 地域

 このたび、洞爺湖温泉エンジョイ・パスポート発売のご案内をいたします!

 洞爺湖温泉では、3月19日からエンジョイ・パスポートを発売しました。
 エンジョイ・パスポートとは、
①日帰り入浴無料券
②特典付700円分食事券
③体験施設割引クーポン
以上3点がセットとなった特典です。

 カルデラ湖の洞爺湖遊覧やロープウェイをはじめ、温泉入浴や洞爺湖温泉で食を楽しむなどにご利用いただけます。
 ぜひ、この機会にご利用ください。

 なお、エンジョイ・パスポートの販売は、下記の期間限定発売です。
発売期間  2011年3月19日(土)~5月20日(金)
        ただし、5月3日ー5月4日除く
発売場所  洞爺湖温泉観光協会・道の駅「とうや湖」、「あぶた」・水の駅・
      洞爺湖温泉各宿泊施設など

 エンジョイ・パスポートご利用店等の詳細は、こちらをご覧ください。

(参考)
当ブログ2011年 2月  3日(木)「2011年洞爺湖温泉冬まつり開催のご案内!」
当ブログ2011年 1月24日(月)「洞爺湖スノーチューブ無料コースオープンのご案内!」
当ブログ2010年11月18日(金)「洞爺湖グデングデンヘブンツアー開催のご案内」
当ブログ2010年10月17日(日)「洞爺湖温泉誕生100年記念ファイナルイベント2ー秋の味覚まつり開催のご案内!」
当ブログ2010年10月 2日(土)「洞爺湖温泉誕生100年記念ファイナルイベント1」
当ブログ2009年 9月3日(木)「洞爺湖有珠山ジオパークを知るフットパス巡りモデルツアーのご案内!」
当ブログ2010年7月20日(火)「洞爺湖温泉誕生100年事業(1)ボランティアスタッフ急募!ご案内!」
当ブログ2009年 5月6日(水)「洞爺湖アロマセラピー・リフレクソロジーサロンの当ブログ2009年 5月5日(火)「洞爺湖ホーストレッキングのご案内!」
当ブログ2010年 4月26日(月)「緊急企画!洞爺湖で感じる贅沢な時間!開催のご案内!」当ブログ2009年3月2日(月)「TOYA~心の旅路」ご紹介!」
当ブログ2009年 3月2日(月)「TOYA~心の旅路」
当ブログ2009年 3月1日(日)「支笏湖洞爺国立公園ご案内!」

写真:洞爺湖(2008年3月撮影)

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北翔大短大部江別市内インターンシップ終了のご報告と御礼

2011年03月23日 | 教育・学校

 本日(3/23)、江別市内における北翔大学短期大学部人間総合学科のインターンシップを終了いたしますのでご報告申し上げます。

 北翔大学短期大学部人間総合学科は、地域密着型インターンシップを推進しております。
 本年度は、有限会社やまほ様をはじめ、NPO法人えべつ恊働ねっとわーく(えべつ市民活動センター・あい)、江別市情報図書館において学生を2週間から4週間の期間受け入れていただきました。
 本日最終日を迎える江別市情報図書館では、本学インターンシップ生松倉さんが受付で皆様をお待ちいたしております。

 巡回指導の際、受入先の方々とのお話しから、実習期間中どれだけ温かく見守りながらご指導をいただいているか、充分拝察することができました。
 快く受け入れてくださった皆様には、心より感謝申し上げます。

 これまでにお世話になった学生は、就職後も皆様のご指導を仕事に活かして頑張っています。
今回お世話になりました学生たちも、各々の目的をもってインターンシップを履修し、それぞれの活動を通じて多くのことを学んだことと思います。

 現在、一般企業(札幌市内)のインターンシップは来週まで続きます。
 アルバイトでもなく、正社員でもない、教育的目的をもって臨む実習生にとって、皆様の温かなご支援とご指導が何より大きな教育効果を生み出しています。
 ありがとうございます!
 そして、今後共何とぞご指導の程、宜しくお願い申し上げます。

 半年後には、インターンシップ報告会を開催いたします。
その際には、ご案内をさせていただきますので、ぜひ学生の成果報告をお聞きいただければと思います。

 北海道の2月、3月は、豪雪時期にあり、特に本年は例年以上の豪雪となりました。江別市内、札幌市内の除雪車が間に合わない程の気候でした。
 こうした中で、しっかり実習を努めた学生たちは、良く頑張ったと思います。
4月には新学期がスタートし、本格的な就職活動に入ります。
ゆっくりする間もなく、既に就職活動を行っている学生もいます。
しっかり見守り、導いていきたいと考えています。

 最後にもう一度、
受け入れていただきました皆様に、
心より感謝申し上げます。
ありがとうございました。

写真:雪景色の中の江別市情報図書館(2011.3.22撮影) 

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講演会「10年後の江別はどうなるか~恊働の意義について」開催のご案内!

2011年03月22日 | イベント

 このたび、講演会「10年後の江別はどうなるか~恊働の意義について」開催のご案内をいたします!

 江別市民活動センター・あい主催市民と共に考える講演会・ワークショップが開催されます。
 講師には、IIHOE(人と組織と地球のための国際研究所)代表川北秀人氏をお招きして、恊働事業の具体的事例を交えた講演会と共に、恊働の意義についてのワークショップが開催されます。
 申し込み期限が本日(3/22)迄です。

 江別市民活動センター・あい主催講演会「10年後の江別はどうなるか~恊働の意義について」の日程は、下記のとおりです。
1.日  程  2011年3月28日(月)13:30-17:30
2.場  所  江別市民会館37号室
3.  講  演  「10年後の江別はどうなるか~恊働の意義について」
4.講  師  川北秀人氏(IIHOE代表)
5.  対  象  NPO・ボランティア・自治会などの市民活動を行っている方
        今後市民活動を始めたい方
6.  申 込 先  江別市民活動センター・あい 担当 西氏
        011−374−1460
7.申込期限  2011年3月22日(火)まで

写真:江別市民活動センターあいにてインターンシップ模様
北翔大学短期大学部人間総合学科1年早坂なつみさんと同センター事務長西氏
当ブログ掲載許可を得て撮影、当ブログ掲載いたしております。

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蝦夷地と飛騨屋久兵衛

2011年03月21日 | 歴史・文化

 このたび、東北・関東大地震による被災された皆様に心より御見舞い申し上げます。
 地震発生1週間後に新たな救出者の報道が流れ、一筋の光が差し込みました。
 一人でも多くの方の救出を祈念しております。
 そして、被災された方々のご健康を祈念しております。


 鎖国体制の強化と合わせて、幕府は国絵図・郷帳の作成に着手し、全国の地形、道路、国境、石高などの状況を正確に把握することで、幕藩国家としての支配体制の整備を図りました。
 寛永10(1633)年、松前藩へ最初の幕府巡検使が来ることとなり、これに対応して藩は、城下周辺東西の里程を点検し、同12年には藩命により村上掃部左衛門が島めぐりを行いました。
 この村上の調査によって作られた地図が国絵図だったといわれています。
 この絵図は、今日のこっていませんが、元禄13(1700)年2月、松前藩が幕府に郷帳と共に提出した『元禄御国絵図』は、この絵図を潤色したものとされています。

 飛騨屋初代久兵衛は、享保4(1719)年から8カ年(1727年)松前藩の許可を得て、東蝦夷地の臼(有珠)場所及び沙流(さる)場所、久寿里場所、厚岸(あつけし)場所、西蝦夷地の石狩、勇張(夕張)場所、天塩場所等の唐桧山の伐採事業を行い、江戸、大阪に送り出していました。

 アイヌの人々と共に生活をしていた日本人は、飛騨屋の支配人や番屋の番人、杣夫その他の従業員でした。
 アイヌのの近くに番小屋を建て、片言のアイヌ語を使いながら生活を共にしていたようです。

(参照)
当ブログ2008年6月19日(木)「飛騨屋と石狩山伐木」
当ブログ2008年6月 7日(土)「元禄御国絵図」

註:江別市総務部「新江別市史」66-67頁.
     飛騨屋久兵衛研究会「飛騨屋久兵衛」11-12頁.
写真:元禄国絵図(北海道大学附属図書館所蔵)
 江別市総務部「新江別市史」67頁<図2-4>を複写し、当ブログ掲載いたしております。

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