江別創造舎

活動コンセプト
「個が生き、個が活かされる地域(マチ)づくり」
「地域が生き、地域が活かされる人(ヒト)づくり」

緑の保全と開発

2016年04月20日 | 歴史・文化

 15万都市を目指し南北に膨らむ市街地は、必然的に野幌丘陵の外縁部から台地内に切り込む沢地や周辺部の樹林地を蚕食しました。

 市街地の拡大を防ぐべきなのか、それとも市街地の拡大と緑の保全を調和させていくべきなのか。

 道央圏、しかも札幌の隣接都市江別に対する現実的な要請をふまえれば、この二つをいかに共生させていくか、そこに緑化推進計画のむつかしさがあるでしょう。
3年12月開催の議会において議員質問(抄)は、核心に触れたものでした。

 15万都市への挑戦は、人口だけが目標値ではなく、都市施設の整備を含めた器づくりは無論の事、それと等価値をもって緑に代表される自然環境の保全と、宅造に代表される開発を、どう調和させていくか。
換言すれば、二律背反ともいうべき命題にどう挑戦していくのか、容易ならざる挑戦である事は確かなことです。



註:江別市総務部「えべつ昭和史」786頁.
写真:北海道開拓百年記念塔
 上記文面と直接的関係はございません。

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