江別の魅力は、道都札幌から20分、しかも10万都市でありながら、田園風景に囲まれた自然環境抜群の都市であることが挙げられます。
人口10万人達成記念・新しいまちづくり作文・論文の応募作品の中にも、
『東京から江別に移り住んで早や4年、緑の多い美しい、落ち着いた街並みに、江別に対する愛着も深まってきました』(一般・金井博子)、
『この街に吹く清々しい風、限りない自然、そして広大な平野は、風の谷のナウシカの世界と江別市に同一的なものを感じさせるように思えた」(大学生・松田貴治)、
『私は、自然の多い江別が大好きです。江別を緑でいっぱいにしたいと思います』(小学3年生・遠藤瑞江)、
などと、緑の多いことが江別に対する好感度、愛着度理由の筆頭に挙げられています。
ところで、平成3年9月開催の議会一般質問・質疑応答の中で市長が、『過日、江別の上空から市の開発状況等々を見て、8年前の状況に比して緑が少なくなったことに驚いている。まさに、南北に開発が進み、宅造が行われ、従来畑や山林であったところが住宅地に変貌していることにも大きな因がある』と答弁したとおり、人口の増加は、都市の活力の源泉とは言いながら、一方では緑の喪失と言う負の所産を必然ならしめる側面なしとしていません。
註:江別市総務部「えべつ昭和史」784-785頁.
写真:昭和の森のカツラ<道立野幌森林公園内>