サブM 森山裕です。
魚沼市では合併以来、市内に6箇所のスキー場を抱えていました。
そして財政難の中、スキー場運営から、市が全面撤退をすることになり、その存続は民間に託されました。
6箇所のスキー場の中には、関係者や地域住民による、多くの議論と多大な努力が実を結び、継続の途が開けたスキー場もあります。
私も小出スキー場関係者と連携して小出スキー場を残す途を探り努力してきましたが、実は先日その望みは絶たれてしまいました。
私たちが、最後に辿り着いたのがあるリゾート運営会社でした。
その会社の代表者の方は、突然の電話にも関わらず、東京から小出まで出向いて私たちの話を聞いてくれました。
私たちは、地元住民がでどれだけ運営に協力できるか、小出スキー場の立地や誘客の可能性などを説明し、
まだ40代の若い社長さんからは、スキーリゾートへの熱意も感じられました。
リゾート運営会社ということもあり、夏季営業への可能性なども話題にあがり、もし小出スキー場を運営してもらえたなら魚沼市の
観光へも大きく寄与できるのではないかと期待していました。スキー場をただ残すだけではなくプラスに変えることは私たちの課題
でもありましたから。
しかし、残念ながら先日断りの連絡がありました。
先方も民間の会社ですから条件が悪ければ当然受けられるはずもありません。
いまさらながらに考えるともっと出来ることがあったのではないかという後悔が残ります・・・
非常に残念ですが、もはや手詰まり。小出スキー場は終わります。
もう小出スキー場に子どもたちの歓声が響きこともありません。
魚沼三山を目の前に、小出から湯の谷・堀之内の町並みを眼下に滑り降りる記憶も子ども達には残りません。
私はクラブのプログラムで多くの小学生と接する機会がありますが、プログラムを始める前に好きなスポーツ・得意なスポーツを
よく聞きます。すると、ある小学校では18人中12人がアルペンスキーと答えました。
スキー場がいらないという意見も多くあることも承知していますし、理解もできます。しかし
子どもたちの多くがスキーが大好きなのも知っています。
小出スキー場を残そうとする私たちは、小出スキー場が民間事業者にに託されたなら、地元住民として誘客やスキー人口の拡大
など運営に協力する計画を立てていました。
市が、撤退せざるをえない状況に陥る前に、市民に協力を求めていれば、私たちにできることが多くあったと思います。
そして結果は今と違っていたような気がしてなりません。
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