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子どもの足の教育

2020-08-01 10:50:54 | Weblog

健康運動指導士 星です。

今回は子どもの足についての話をしようと思います。

まずうちの息子が学校で毎日履いた体育館シューズのインソール(中敷き)がこれです。

完璧に母指球(親指の付け根)部分がすり減っています。
これが何を意味するかといえば、足の成長に伴ってサイズが合ったものを履いているということと、こんなボロボロになる前に交換すべし、ということです(笑)。

 

子どもの動きは多彩なので毎日身につけるシューズは重要なものになります。

まずは適切なシューズを自分自身で選ぶように子どもを教育することが大事な親の役目になってきます。

足に合わないシューズは確実に成長を阻害するので、足に合うシューズが親子でわかることが大事になってきます。

 

シューズ選びについて、親としては以下の3点は知っておくべきことでしょう。

①前足部(履いたときのつま先部分)に余裕があること。

②かかとと包み込むような形状でヒールカップ(シューズのかかと部分)が適度に固いこと。

ソール(靴底)は固すぎず、前足部では内外反が多少できて、足の指の付け根の部分から背屈することで踏み返しができるもの。 

 

少しわかりやすく説明します。

①は小さいシューズはだめですよ、ということです。

②ここは重要です。子どものかかとはすごく様々な形をしています。包み込むようなもので固くないと力が伝わりません。 ですがだいたいのシューズはクリアされているものですのでご安心ください。

③これはようするにシューズを履いて歩いたり走ったりするときの足の蹴りに影響する部分です。ソールは指の付け根部分から曲がるような、そしてポンともとの形にもどるものが適切な機能といえます。そしてワイズ(足の周囲)を調節できるように甲部分に紐か、マジックベルクロがついているものがいいでしょう。

 

そしてこれは実は親より子ども自身が一番わかっているものなのです。

買うときに試し履きでかかとをトントンして、その場で歩いたり少し跳んでみたりすれば、すぐにわかるでしょう。

 

小さすぎず、大きすぎず、この履き心地は自分に合っている。

 

この感覚は本人のものですから。

 

子どもに足の教育をするようになってさらに、私もその感覚が研ぎ澄まされるようになりました。

シューズは運動の用途によって変えていますが、さらに5年前からインソールにこだわってきました。

その結果、ランニングでは正しいフォームで走れることが増えてきました。

疲労などでフォームが崩れますが、足の接地がうまくいくと修正もしやすくなります。

あとはマッサージも重要ですね。

 

人間の手のひら、足裏などの感覚受容器は使えば使うほどよく働くものです。

とくに子どものうちは楽しんで取り組むのですべての能力が上がっていきます。

これが大人になると身体が重くなったり、うまく動かないことに対してあきらめや、恐怖心が先にくるのでうまくいくのに段階を踏む必要が出てきます。

とくに足の裏の感覚はとても大事なものです。

その意識がないとシューズ選びは偶然に頼るしかなくなってしまします。

現代人の傾向として、シューズ選びにとんちゃくがなく、普段履きにサンダルを選ぶことが増えたように思います。

もちろん科学の進歩はどんどん伸び、情報をすぐに取り入れられるようになっていますが、人間の本来持っているすばらしい機能を使おうとしないのはもったいないことです。

 

今回の話は子どもの足の教育ということでしたが、親ができることは子どもに適切なシューズを履く教育をすることが大きな一歩となります。

毎日歯を磨くのと同じで、履いている靴のチェックも子どもの発育発達については重要になってきました。

子どもの足の成長に合わせて親としても健康について学んでいきたいものですね。

 

コメント
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