■駅前魔女食堂■

料理を作っては写真を撮る毎日です。「美味しいは正義!」を合言葉に食べ歩きもしています。

松坂牛カツに挑戦!

2020-08-28 | 食べ歩き(三重)
おひとりさまのランチ、しかも焼肉店には挑戦という言葉がぴったりです。
お店に入る時、とっても勇気が必要です。

以前から狙っていた家族亭のビーフカツ定食。
ただのビーフカツではございません。
松坂牛のカツです。

定食になっています。
運ばれてきた定食を写真に撮ってみると、まとまった感があり、手頃なサイズだと思います。
が、実際はお皿が大きい。
ビフカツの乗ったお皿がとても大きいのです。
そして私は何故か、ビーフカツとは言わずに、ビフカツと言ってしまいます。


細かい目のパン粉で揚げたビフカツ。
ごくんと生唾がでますが、我慢して、寄って撮ってみました。
アップで撮ると迫力があります。
ソースはデミグラスではなく中濃トンカツソース。
シャキシャキとした野菜サラダが添えられています。
ここは、この野菜もレベルが高い。

パン粉はムラがなく均一に松坂牛に付いており、全体に同じような揚げ具合。
頬張ると柔らかい肉質からじんわりと美味しさが滲み出ます。
切り口をよく見てみると、全体に衣も過熱も同じくらいの状態です。
こういう丁寧な作業は嬉しくなりますね。

小さな茶碗蒸し、チヂミ、水キムチ


食事が終われば、デミタスコーヒーが振舞われました。


メインのビフカツの食感を思い返しながら、熱いコーヒーをゆっくりと飲みました。
所要時間はそれほどでもないのにこの満足感。
食べたいものに挑戦するとほっとしたのかな。
ミッションコンプリート!というのがぴったりです。


ここしばらく、暑さでなんとなく億劫になっておりましたが、
次のミッションに向けて体調整えて挑みます。

残暑厳しいですが、もう少しで美味しい秋がやってきます。
みなさまもそれまで無事に過ごされますように!




新羅会館 家族亭  HPはここをクリック

住所:松阪市垣鼻町503

営業時間:11:00~23:00

定休日:火曜日

予約専用番号:050-5871-2040 








今年初のかき氷は茶工房かはだの「緑茶氷」!

2020-08-12 | 食べ歩き(三重)
ここも複数の方から、一度行ってみたら良いですよ〜とおすすめされていたお店です。

地図を見ると、まねきそばからそう遠くはない・・・ようです。
ひと山脈越えるだけ?

蕎麦屋の店主も、道の駅のお姉さんも、遠回りするよりは道幅は狭いけどちょっと頑張ればサクッと行けるとご推薦のルートです。



オフロードの練習場やオートキャンプ地を横目で見ながら、山道を運転します。
ほどなく大型車侵入禁止の大きな看板が見えました。
乗用車とすれ違うので、そのサイズは大丈夫そうです。

山の中でも気温は33℃。
車内は24℃に設定しているので、快適なドライブになるはずなのに、なんだか嫌な予感がします。

そしてお決まりのように道幅がだんだん狭くなりました。
下りの林道。落石注意の看板ありです。
ガードレールがあるので、来るときよりはマシかもしれません。
運転モードをセカンドにしてエンジンブレーキを使いながら慎重に進みます。
というのも、カーブが深すぎて先がよく見えないから・・・(汗)
どうか対向車が来ませんように!!!

と、祈ったら、すぐに最初の対向車が来てしまいました。
カーブの少し広くなった場所で待って、やり過ごします。

しばらく進んで大きくカーブを曲がったところで、下から3台の車が現れました。
うぅぅ・・・どうしよう。
しかも私の後ろのほうがスペースあるよね。
3対1だったら仕方がない。
曲がりくねった狭い道をバックで戻りました。

普通は、私の車は前進しかできないんだよ?
すれ違う運転手さんたちは手を上げて感謝を表してくれましたが、
寿命が縮んだこと間違いなし!!

その後は対向車もなく、無事10kmの林道を通り抜けましたが、汗ばんで蒸し暑い車内になりました。

山を降りたところは、伊勢茶で有名な飯南という地方です。
伊勢茶は鈴鹿山脈から広がる山地で栽培され、深蒸し茶では国内第2位のシェアーを誇ります。

飯南からもう少し山の奥に進むと、飯高町に入り、茶工房かはだが見えてきました。



お茶を生産・販売している会社ですが、ここのかき氷が美味しいと噂になっています。

かき氷のメニューは3種類。
・緑茶氷
・ほうじ茶氷
・和紅茶氷

各氷に自家製のシロップが使われており、緑茶氷とほうじ茶氷は自家製の小豆餡トッピングです。
和紅茶氷はレモン添え。

久しぶりに悩みました。
ここに向かう運転中もすごくすごく悩んで、到着するころにようやく決まりました。

お茶屋さんですから、最初は緑茶を味わうべき!
そういう結論になったので、お店に入った時には「緑茶氷」とすぐに注文できました。

通常なら店内のカフェスペースで食べることができるのですが、
コロナ対策のためにテイクアウトのみの注文になっていました。
外の席か車の中で召し上がって下さいとのことです。


番号札を渡されてしばし待ちます。
レジ奥の製作スペースではオーダーの順番通り、ただただかき氷を作る店員さんが頑張っています。

ようやく出来上がった私の緑茶氷!!!



別名、宇治金時です(笑)
小豆餡の上に練乳がかかっています。
可愛い白玉が2つ、愛嬌を添えてくれていました。



緑茶の色にかなり期待しながら、外の席でいただきました。
すこーしだけビターな濃い緑茶。口のなかでふんわりと溶けていきます。
素朴な小豆餡の甘さがちょうど良い具合です。



一口、一口、味わいながら、落ち着いて氷を容器に落とさないように食べていきます。
頭の痛くならない上質な氷です。
たっぷり緑茶シロップのかかっている氷を、もっともっとと思いながら口に入れ、
小豆餡も全部食べてしまって、カップの底にはとても濃い色の氷が残りました。

小さな白玉はお口直しにちょうどよく、最後の氷の一口まで楽しんで完食しました。




茶工房かはだ   HPはこちらです

住所:松阪市飯高町作滝239−11

営業時間:10:00~16:00

定休日:水曜日






帰り道もお茶畑が続きます。
途中で道の駅に立ち寄ったり、ダムを見たり・・・とても充実した1日でした。







蕎麦を求めて山の中へ!まねきそばの十割玄蕎麦を食べました

2020-08-11 | 食べ歩き(三重)
山の中に美味しい蕎麦屋があると聞いて、居てもたっても居られずに出発した夏の朝。
混む時間は避けたいので、早めに出たのだけれど、車の温度計で外気温が37℃!
温度計、壊れてるよね?

そんなことを思いながらカーナビを設定。
でも、なぜか嫌な予感がするのです。私が想像する道順ではないのです。
なぜにそんな遠回りの道を選ぶ?

そこでグーグルマップを立ち上げました。
ほらやっぱり近道があるよ〜
ということで、グーグル先生を頼りにいざ出発!

途中まではよかった。
鼻歌まじりに気持ちのよいドライブでした。
ところがだんだんと道が狭くなり・・・木が鬱蒼と生い茂った山道になりました。
曲がりくねった道になり、勾配も半端じゃない。
車一台がようやく通れるほどで、両側にガードレールがありません。
車のナビが現在地とルート検索を繰り返しています。

帰りたい・・・でも、帰れない。Uターンする余裕もないし、もちろんバックもできません。
前に進むしかない、まるでインデージョーンズに出てくるような道です。
薄暗く、道路は湿気ていて、落ち葉で滑らないように慎重に運転すること約7km。

ようやく明るい場所に出て、さらに20分ほど進んで、お店の看板が見えた時は心底ほっといたしました。

実際には虹は出てないけど、私には七色に光って見えました。



この、商い中の看板にニヤニヤしながら入り口を探します。


案内通り、手を洗って入り口を探します。
初めてのお店ですから、慎重に探します。


きっと美味しい蕎麦だろうなぁという予感がするお玄関です。


写真右下に見えるのは、蚊取り線香!!!
久しぶりに蚊取り線香を見た気がする。


予約はしていないという私に戸惑いがちの店主さんでしたが、すぐに席を作ってくれました。

ほどなく噂のダッタン茶が出て来ました。
ダッタンの漢字は韃靼だったかな。モンゴル方面の蕎麦だったと記憶します。
この韃靼の実が沈むまで待ってから飲んでくださいと説明がありました。


今日の蕎麦はこちらになりますと見せてくれたのが、十割の玄蕎麦です。
なんと力強い状態でしょうか。

メニューでは、真ん中にある「玄蕎麦 十割 里山の花」です。


店主が蕎麦を茹でている間に、店内をキョロキョロと見渡しました。
こちらはグループ席。この日の予約客のためにテーブルセッティングが終わっていました。


こちらは窓からののどかな景色を楽しめるカウンター席。


いよいよ私の蕎麦が届きました。

名前入りのお箸にセンスの良さが感じられます。


早く食べたいのですが、すこーし我慢して凛々しいお姿を激写です。
舌触りと粉の風味を想像してゴクリと喉がなりました。


甘みの強いつけタレと、薬味は辛味大根とネギ。塩も添えられています。


まずは何もつけずにそのまま召し上がって下さいという説明に、
嬉しそうに蕎麦に手を伸ばす私。
その姿に、店主が一言、「蕎麦、お好きなんですね」とつぶやいていました。
「はいっ」と元気よくお返事を返して、そういえば今日は命がけでここまで来たんだったなぁと
インディージョーンズの小道を思い出したのでした。

最初の一口目の印象は、蕎麦の強さと甘みです。
独特の風味は蕎麦の香りと味です。

次に、塩は蕎麦につけずに箸につけて、それで食べて見てくだいとのこと。
おぉ、塩をつけると甘さがさらに強く感じられました。

蕎麦の表面のザラザラ感が好ましい。

「今日は細めになってしまいました」と、その日の気分で太さが決まることを店主が言うので、
「手切りですか?」と聞くと、「もちろんそうです」とお答えいただきました。
まぁ、手打ちというのは手切りだよね。そんなことを聞いてしまった自分が恥ずかしいです。

以前は更科の極細が好きでしたが、最近は太めを好むようになりました。
なんというか、奥歯で噛みしめた時の蕎麦粉の風合いが好きなんですよ。
そういう話で盛り上がり、「ではもう少し太目がよろしいでしょうね」としたり顔でうんうんと頷く店主。
「蕎麦はちゃんと噛んで食べて下さいよ」と言われて、忠実にもぐもぐと噛み締めて食べました。


濃厚なプチトマトが美味しいサラダも届きました。



全部平らげて、名残り惜しくお店を後にしました。
他にも食べたいメニューがあるので、再訪決定のお店です。
次回は、命がけルートをやめて、ちゃんとカーナビのとおりに安全な道で来ようと思います。


お玄関の外、左側には大きな鉢の巣がケースに入っています。

帰る前にのんびりと庭の写真を撮らせていただきました。





まねきそば

住所:津市美杉町上多気362−1

営業時間:11:00~15:00  (無くなり次第終了)

定休日:水曜・木曜

予約番号:080-3818-6323




美味しいお蕎麦あとは、甘みがほしいな。
ということで、たぶんそんなに遠くないであろうお茶の産地へかき氷を食べにいくことにしました。

来た道よりは随分とマシ・・・というアドバイスに従って、山を下ったのですが・・・

次回も、魔女の冒険をお届けします。









徐福寿司にて成熟魚を堪能!

2020-08-10 | 食べ歩き(和歌山)
久々に徐福寿司に行ってみました。
カウンターに座って、まずマグロから注文です。
ここに来たらマグロでしょう。
私に冷凍ものを出すとも思えないし、安心して待つと、ほどなく「今日はキハダです」と大好きな赤みの部分が届きました。



やっぱりマグロだなと頷きながら、次は何にしようかと顔を上げると、
こんな案内に気がつきました。

お店で食べる魚って全部血抜きをしているのだと思ってました。
しかも、津本式って???

家に帰ってから検索してみると、家庭ではできないようなすごい血抜き方法です。

完全に血抜きした魚を熟成・・・実に美味しそうな響きです。


3種類いってみました。
まずは、カンパチ。
塩で甘みが強調されます。


次は、トビウオ

炙りカマス


魚を楽しんだ後は、熊野牛巻きです。
これ大好物なんです。


そして、甘みの強いシャリによく合う卵焼き。

調子に乗って食べ過ぎました(笑)

また別の日は、鯛2種類とシマアジ!


魚によって、塩が乗っかっていたり、醤油やポン酢がすでに塗られていたりするので
それも楽しみになりました。

徐福寿司のお寿司は1皿2カンなので、3種類で6カンになります。
これに毎回お味噌汁を注文するので、お腹いっぱいです。
もちろん、1カンずつにして下さいというと受けていただけるのですが、
1種類を2カン味わいたい気分でした。


そして、3度目は・・・・

4種類に増えてる(汗)
合計8カンは辛いものがあります。
うむ〜、少し迷ってシイラを諦めました。

シイラって深海魚のシイラでしょ?
違うのかな?
肉は得意で、食べると産地がわかるほどですが、お魚は不得意な私。




フレッシュなマアジ。
そういえば、東京で食べたのと大阪で食べたのと、これも少し味が違うような気がします。
繊維と脂肪の味がなんとなくですが。
まぁ、一匹ずつ違うといえば違うのですが、水揚げの場所によっても違う気がしますね。


この日は朝食抜きで、すごくお腹が空いていたので最後にもう一つ食べました。

めはり寿司です。
めはりというと、目を大きく開けて食べるほどに大きなおにぎりなのですが、
徐福寿司のめはり寿司は、ご飯が酢飯ですし、小ぶりのサイズとなっています。
高菜を古漬けにして保存してあるのですが、なんと、高菜は契約農家で徐福寿司専用に栽培されたもの。
これを食べるたびに、知恵と伝統を感じます。



さあ、この夏、まだ何度か熊野古道地区に行く予定です。
他のお店も開拓したいけど、この成熟魚に引き寄せられています。




徐福寿司 駅前店   食べログサイトはここ

住所:新宮市新宮7050

営業時間:10:00~17:00

定休日:木曜日

連絡番号:0735-23-1313






夏の贅沢!清水白桃を取り寄せ

2020-08-07 | とっておきのお取り寄せ
果物はあまり食べないのですが、以前食べて感動したシャンパンピーチを思い出しました。
こういうのを神の啓示というのでしょうか、何かが降臨するんですよね(笑)

大きくて+白くて+ジューシーで+指で皮が剥ける

ここは現地に行くべきか!? 桃狩り体験はないので、一度してもいいなどと、地図を見ながら、福島にするか、長野にするか・・・
山梨かなぁ〜〜?
でも遠いです。

そういえば西のほうには岡山という産地もある。
そこも遠い。

そうこうしているうちに、桃狩りで行った現地の桃はシャリシャリしてたという声を聞きました。
桃がシャリシャリ? りんごみたいだというのです。

桃って硬くないよね? 桃は柔らかいよね?
採れたてだから硬いのかしら。では、ウチで追熟するのはどうでしょうか。
匂いが部屋に充満してきたらちょっぴり冷やして食べるのがよさそうです。

時期が時期ですし、遠出できませんから、美味しい桃はないかと検索してたどり着いたのが、
岡山産の『清水白桃』3個入りでした。
桃も種類があって、その特徴を比較しながら選んでみたのです。



写真では表面が白い!
1個が300g前後!

何度も迷った末にポチッと注文ボタンを押したのが、6月の下旬でございました。

発送は7月31日過ぎますということで、1ヶ月少々待って、待ちくたびれたところに大きな桃が3個届きました。


堂々とした箱の上書き(笑)




箱の横面は結構おしゃれ!
雨続きだったのに、晴れの国からの贈り物と読めますね。



一抹の不安はあるのです。だって今年は長雨ですもの。
甘みが少ないかもしれないと、過度の期待をしないように言い聞かせました。

取り出してみると傷のない綺麗な桃です。
長旅だったのに凄いなと褒めてあげました。


箱を開けるとすでに桃の甘い匂いがしました。
まず、一番小ぶりな桃を、到着日に常温で食べてみることに。
真ん中に包丁を入れると、少し抵抗がありながらも種も簡単に切れました。
小さい種です。
写真の右下の部分、ジュースが出てきています。
皮は指でつまんで、するすると剥けました。


ひとくち食べると、桃の香りが広がって、果肉からでる汁が口の中に溢れます。
新鮮さあり、でも甘さはもうちょい欲しいかな・・・?
と、食べているときはそう思ったのですが、驚いたのが食べた後です。
喉にも桃の香りと甘さが広がって余韻は長く続きます。
ひときわ味の濃さが目立ちます。
満足感がじわじわと広がって、就寝までずっと続きました。


2個目は24時間ほど冷やしました。
1個目と同じ状態の桃でした。でも、冷やした分だけ甘さを薄く感じました。
皮も食べるという人の話を聞いたので、一口だけ皮も一緒に食べましたが、
私は皮なしの方が好みです。
皮の渋みが邪魔って感じました。


さて、3個目、最後の桃です。一番大きな桃です。
到着3日目ですが、皮の表面に点々がでてきました。
常温で追熟させていましたから糖分が溢れてきたということでしょうか。


軽く洗って冷蔵庫で1時間冷やします。

切ってみると、初めの2個とは違って、種が固くて切れません。
種の周囲を360°包丁を回してから、手で桃を回すとこのように半分に切れました。
果汁がすごい・・・



指でするすると抵抗もなく薄く皮がむけてしまいます。
口に入れると厚みのある果肉と溢れる果汁で、無言で食べました。

気がつけば全部食べてしまって・・・・もう無い?
夢中で食べてしまいました。

これが桃の美味しさなのでしょう。
そんな素晴らしい桃でした。

年ごとに甘みは違うはず。
また来年、年に一度の贅沢を心待ちにしたいと思います。






Links

↓ ↓ ↓ ランキングとかSNSとかに参加してます。よろしかったらポチっとお願いします♪ にほんブログ村 料理ブログ おうちごはんへレシピ検索No.1 料理レシピ載せるなら クックパッド