プロメテウスの政治経済コラム

プロメテウスは人間存在について深く洞察し、最高神ゼウスに逆らってまで人間に生きる知恵と技能を授けました。

ユーロ危機  「国家の信用」をも儲けの対象にするウォール街  バクチの規制を

2010-05-12 16:24:09 | 政治経済
外為市場で投機マネーがユーロ相場に集中砲火を浴びせている。主要国では低金利・低成長が続き、そこで生み出された過剰流動性をもとに、運用難に苦しむ多くのヘッジファンドやウォール街のバクチ打ちは、ユーロ相場が「今年最大の収益源に」と息巻いているという(「ロイター」2010年 04月 28日)。ユーロ危機を煽っているのは、ゴールドマンサックスやJPモルガンといった米国のバクチ打ち勢力と、スタンダード&プアーズ(S&P)など米英の格付け機関である。「国家の信用」をも売買し、儲けの対象にする投機マネーの規制強化に向けた議論をいまこそ本格化させる必要がある。 . . . 本文を読む