自公両党は20日、参院本会議で自衛隊のイラク派兵を二年間延長するイラク特措法改悪案と、教育に対する国家統制を強化する教育三法案を強行採決し成立させた。昨年の臨時国会の最終盤に参院本会議で、教育基本法の改悪と自衛隊の海外派兵を本来任務に位置付ける「防衛省」法を、一日のうちにごり押ししたのに続く暴挙である(「しんぶん赤旗」6月21日)。イラク戦争が、国連秩序を無視した先制攻撃戦争であったことは、もはや国際社会の常識である。ブッシュ米政権の要求に応えるためには手段を選ばぬ安倍・自公政権の異常な姿は、日本の存在を国際社会でも異常なものにしている。先ごろドイツで行われた主要8カ国首脳会議の特集を共同で組んだ三つの新聞が、安倍首相の顔写真を間違えた。米誌『ニューズウィーク』もサミットを風刺したこまマンガで、日本の首相の顔は無表情の小泉氏そのままであった。どうせアメリカの属国なみだから日本の首相などどうでもいいと国際社会で考えるひとが多いとすれば、われわれ日本人にとってやはり悲劇であろう。 . . . 本文を読む
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