カリオンツリー
2010/5/9 美浦TC
5月9日(日)東京・オアシスS(OP・ダート1600m・ハンデ)に三浦騎手54kgで出走、馬体重はプラス2kgの528㎏でした。レースは3~4番手の好位置に付けて追走していきました。しかし、直線に入ると徐々に先頭から離されていき、最後は勝ち馬から1.8秒差の14着入線に終っています。レース後、三浦騎手は「まだ重い感じで、返し馬でも変に気を使っていました。次はもっと良くなると思います」とのコメント、また、加藤和宏調教師は「重かったですかね。除外の権利を取りながら次走を目指すことになりますが、球節の状態は落ち着いていますし、芝レースも視野に入れることにします。また、中間は小さな障害を飛ばしたりしながら、障害の適性も確かめていきたいと思います」と話していました。
転厩ということで、馬具が赤を基調としたものに変わっていたのがなんか新鮮でした。
さて、レースですが、三浦騎手の騎乗には満足しています。この馬のことを事前に調べてくれたのかなと思えるような理想的な騎乗でした。しかし、結果は14着と惨敗。これまでは、オープンに入ってからでも前で自分の競馬をしていた時は、格好をつけてくれていました。それだけに、ここまでの大敗に終わり、レース後は落胆してしました。
騎手、調教師ともに重め残りを敗因に上げていますが、転厩馬だけに調子の見極めが難しかったのでしょう。あらためて転厩の難しさを感じる初戦でした。
ただ、前走の仁川Sもそうでしたが、ズブさがなくなってきて行きっぷりは良くなっているのは何よりです。後は道中で脚をためて、持ち前の直線の粘りを見せてくれればと思います。
今後は芝や障害も視野に入っているようですが、休み明けを一叩きしての変わり身に期待したいと思います。