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日本の病院のICUベッド数(R2年度)

2022年04月21日 | ICU・システム
以前書いた記事
気がついたら、厚労省のデータが更新されR2年度のデータが出ていたので、再計算。

なお、「ICU」というものを、
・特定集中治療室管理料 1 - 4
・救命救急入院料 2 or 4
・小児特定集中治療室管理料
のどれかを算定している病床と定義した。
()の中はH30年の数字。

・ICUは601(←625)の病院に760(←794)病棟、7015(←7204)病床あった。
・ICUのある病院の全病床数のうちのICUベッド数の割合の平均:2.36%(←2,35)。
・人口10万当たりのICUベッド数:5.71床(←5.70)

次に、ICUのベッド数が多い病院トップ10。


病床数が200以上ある病院のうち、bed_ratioが高い病院トップ10。


循環器や小児など専門病院が含まれるので、対象を500床以上の病院に限定(総合病院であろうと仮定)。


以上。
H30年からR2年で、ICUベッド数は人口減少と同じ程度に減少。
いくつかの大学病院でICUが増設され、順位に変動あり。
2年で一極集中が少し進んだということか。
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