Dr内野のおすすめ文献紹介

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生成AIが査読プロセスに浸透しつつある。

2024年05月13日 | EBM関連
Cheng K, Sun Z, Liu X, Wu H, Li C.
Generative artificial intelligence is infiltrating peer review process.
Crit Care. 2024 May 7;28(1):149. PMID: 38715069.


ここに書いてある通り、雑誌がpeer reviewにおけるAIの使用をどんどん禁止していっている。確かに、peer reviewでは秘密保持がお約束なので、勝手にcloudにアップしちゃいけない、と言いたくなるのはわかる。
ちなみに、知らなかったのだけど、JAMAは、
”entering any portion of ...reviewer comments into chatbots, language models, or similar tools violates their confidentiality agreement. "
と言っているらしい。さすがに厳しすぎないかい?

白状しますが、ChatGPTのmyGPTsの機能を使って、peer reviewが簡単にできる仕組みを作って使っちゃってます。ただし、情報を利用しない設定にはしています。それに、文献の悪い点を見つけてもらうのではなくて、最初のサマリーと、箇条書きで書いた問題点を文章化してもらっているだけ。それでも相当な時間の節約になっている。

ちゃんと設定すれば秘密保持にも違反しないと思うけどなー。
便利なんだけどなー。
許してくれないかなー。。。
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