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友よ、俺たちこそ真のチャンピオン!ブライアン・シンガー監督作品「ボヘミアンラプソディ」来月公開!!

2018-10-30 02:53:36 | 作品レビュー

さて、昨日はブライアン・シンガー監督、ラミ・マレック主演による故フレディ・マーキュリーの伝記映画「ボヘミアンラプソディ」(18)を試写で観て来ました。

タンザニアから家族とイギリスはロンドンに移民してきたファルーク・バルサラ(ラミ・マレック)は複雑な生い立ちと特異な口元から自分に自信が持てない中、昼間は空港の荷物係として働き、夜はライブハウスに入り浸る日々を送っていました。ある日、ファルークはボーカルが抜けたばかりのバンド、ブライアン・メイ(グウィリム・リー)とロジャー・テイラー(ベン・ハーディ)に自分を売り込みます。最初はファルークを相手にしなかったブライアンたちですが、ファルークがその場で即興で歌い出すとその高く澄み切った高音の歌声に驚嘆し、ファルークをメンバーに迎えます。さらにベーシストにジョン・ディーコン(ジョー・マッゼロ)を迎えたメンバーはバンド名を“クイーン”とし、またファルークも自分の名前をフレディ・マーキュリーと改名し活動を開始します。

さらに最愛の女性メアリー(ルーシー・ボイントン)と出会ったフレディは、ブライアンたち仲間とクイーンとして「キラークイーン」や「ボヘミアンラプソディ」などのスーパーヒット曲を連打し、イギリスのみならず世界的なロックバンドへと駆け上がっていきます。

しかしフレディは次第に自分の中に男性を好む性癖がある事を悟ります。それはやがて愛するメアリーとの別れ、さらにはフレディのソロシンガーとしてのクイーンからの独立を生み、あれだけ家族同然の仲だったブライアンたちとも袂を分ける事となるのでした。

全てが満たされているようで実は孤独な毎日。そんなフレディに追い打ちをかけるような衝撃の事実がフレディを襲います。もはや自分に残された時間が少ない事を悟ったフレディは、20世紀最大の音楽イベント「ライヴエイド」にクイーンを再結成して出演したい、とブライアンたちに申し出ます。最初は自分たちに対するフレディの過去の仕打ちを許せないブライアンやロジャーでしたが、フレディが勇気を持って告白した“悲しき秘密”を聞くと、「ライヴエイド」にいま1度クイーンとして出演する事を承諾するのでした。

「ライヴエイド」当日。既に往年の声量を失いつつあるフレディは果たしてもう1度あの“神の歌声”を取り戻せるのか?

「いいか、みんな?この俺の歌声でアリーナの天井を突き破ってやるぞ!」「おいおい、フレディ?「ライヴエイド」のアリーナに天井はないぜ?」「だったら俺の歌声で空を突き破ってやるさ!」「よし、行こうぜ!フレディ!」

ブライアン、ロジャー、ジョン、そしてメアリーたち“家族”との固い信頼を再び得たフレディは、もしかしたらこれが自分の人生“最後のステージ”となるかも知れない超超超満員の観客が待つ「ライヴエイド」のアリーナに飛び込んでいく!!

ここからの約21分間に渡って展開されるフレディ・マーキュリーとクイーンのステージはまさに圧巻の一言です。どれもが皆さんが1度は聴いた事がある“あの曲”が次々とフレディによって高らかに、力強く、そして切々と歌い上げられていきます。そこにブライアン・シンガー監督の大胆かつエネルギッシュなカット割りが加味され、映画はここからフレディいや、クイーンが本ステージで奏でる最後の曲「伝説のチャンピオン」で文字通り最高潮を迎えるのだ!!

とにかくフレディ・マーキュリーに扮したラミ・マレックの完璧なまでのフレディ成り切りに只々脱帽です。特にステージ上でのフレディのあの独特の奇天烈にしてトリッキーなパフォーマンスをよくぞここまで完コピしました。素晴らしいです。恐らくこの「ボヘミアンラプソディ」のフレディ・マーキュリー役は俳優ラミ・マレック生涯最高のパフォーマンスとして世界の映画史に深く刻み込まれる事でしょう。この映画、ハッキリ言って龍熱のお薦めです(^_^)。

この「ボヘミアンラプソディ」は来月11月9日からロードショー公開との事ですので是非!!

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