
さあ始まりました!『The Final Game of Death 』検証企画『最後的死亡遊戯』です。
李小龍監督が撮影した『死亡遊戯』は五重塔内のファイトシーンで、最も下層階のフロアである3階は“虎殿”におけるダン・イノサント☓田俊&解元の闘い。
李小龍監督が残した設定ノートには、彼ら3人それぞれのキャラクターがある程度は書き残されているようです。そして今回撮影から51年目で遂に一般公開され、改めてテイク順に繋いだファイトシーンを見ると、新たに彼ら3人の細かいキャラが垣間見えて興味深いですね。
まず田俊は狡猾かつ用心深い格闘家で、必ず同行者の解元を先に塔の番人と闘わせてその実力を知ろうとする狡猾な人物。
丸太を抱えた解元はやや単細胞で力任せに丸太を振り回すも、すぐ不安になり田俊の顔色を伺う。
ここで五重塔に入る前からの田俊と解元の微妙な力関係が分かります。
そしてエスクリマの達人ダン・イノサントは自分のカリスティックの技術と“死の舞い”と称される素手の闘いに絶対の自信を持つ格闘家です。
ただこれまで私たちがパスカルことイノサントに対して持っていたCoolな格闘家とのイメージが、今回『The Final Game of Death 』で田俊が腰から棍棒を取り出し挑んで来るのを見たイノサントが口元を歪ませて怒りの表情と共に猛然とカリスティックを旋回させ臨戦態勢に入る、というこれまで知られていなかった闘志漲るエスクリマの達人の姿を観れた事により、新たにイノサントに対するイメージが良い意味で覆された事に改めて興奮を禁じ得ません。『最後的死亡遊戯』まだまだ続きます。Let's the Deah Game Begin!!
*Tさん、画像提供ありがとうございました😊。
Unseen Game of Death scene from The Final Game of Death.