今回は本当だったら金時顕導演、黄仁植主演『黒豹』(74)をレビューしようかな、と思っていたんですが、前から観たかったこのチョ・ジンギュ導演、そして我らがスーチー主演『花嫁はギャングスター3』を観れたので、急遽予定を変更してこちらをレビューしたいと思います!黄仁植ファンの方のためにも『黒豹』は後日必ずレビューしますので、しばしお待ちを。
物語は香港のヤクザ組織の親分(ティ・ロン!)の娘アリョン(スーチー!)が組織間の抗争が激化したため、難を逃れるために韓国にやってきます。で、韓国側のヤクザ組織からアリョンの警護を命じられたのが半人前のヤクザ者キチョル(イ・ボムス!)とその舎弟(オ・ジホとチョ・ヒボン。このコンビ絶妙!)たち。
さらにそこに逆ギレ気味の女性通訳(ヒョンヨン)が加わり、前半は言葉が通じないアリョンとキチョルの間に入ってヒョンヨンがアリョンの過激な言葉を聞く度に「ガビョーン!」と大汗かきながらも、恐々とキチョルに通訳する場面などは大笑いしてしまいました。
ただちょっとヒョンヨンの通訳キャラが目障りに見えるシーンもあったので、もうちょっとキャラを練って欲しかったかな。
さて、肝心のアクション・シーンですが、序盤の食堂でアリョンが初めてその凄腕の武術を披露するシーン、敵対するヤクザのボスの本拠地でアリョンが大暴れするシーンなどはそれほど特筆する武打シーンではないし、スーチーも連続蹴りのカットなどはダブルを使っていたりするんですが、ちゃんとそれなりに一定のアクション・レベルは保っていましたね。
ただ私が大喜びしちゃったのが、ティ・ロンと敵対する香港の親分(ケン・ロー)がアリョン抹殺のために放った女刺客をあの『無影剣』でユン・ソイと激闘を見せたイ・ギヨン嬢が演じていて、アリョンとイ・ギヨン演じる女刺客の2人が互いに剣を手に取り納屋を舞台に死闘を展開するシーンは中々の見せ場です。
あとアリョンとキチョルが追っ手から逃げるために車の操縦席に“相乗り”するシーンで何ともベタで下ネタ的なギャグがあるんですが・・これは韓国では受けるかもしれないけど、香港や日本ではちょっと通用しないと思います(苦笑)。
で、ラストはケン・ローの謀略で命を奪われた父親ティ・ロンの仇を討つため、韓国から香港へと帰ってきたアリョンが、結婚式で花嫁と入れ替わり、式に出席していたケン・ローに敢然と剣を突きつけます!
ここでアリョンが自分に迫るケン・ローの子分たちを片っ端から斬り倒すシーンを、スーチー本人がダブルを使わないで見事なアクションを披露しているカットがあって感心しました。
そしてアリョンはついにビルの屋上にケン・ローを追い詰め、またそこに韓国からアリョンを追ってきたキチョルも姿を見せ、映画はいよいよクライマックスとなります・・!
全体的には思ったより淡々とした印象の作品でしたが(苦笑)スーチーのファンの方には十分楽しめる作品ですし、事実、私個人はとても楽しめました。特にスーチーが韓国を舞台にしていてもちゃんと自分の肉声で北京語や広東語を喋っているのがナイス。
今後もこのような香港と韓国のコラボレーション映画が沢山観れたら良いですし、後はこの映画を日本の配給会社さんが買ってくれて、是非とも劇場公開してくれると嬉しいんだけどなぁ。
物語は香港のヤクザ組織の親分(ティ・ロン!)の娘アリョン(スーチー!)が組織間の抗争が激化したため、難を逃れるために韓国にやってきます。で、韓国側のヤクザ組織からアリョンの警護を命じられたのが半人前のヤクザ者キチョル(イ・ボムス!)とその舎弟(オ・ジホとチョ・ヒボン。このコンビ絶妙!)たち。
さらにそこに逆ギレ気味の女性通訳(ヒョンヨン)が加わり、前半は言葉が通じないアリョンとキチョルの間に入ってヒョンヨンがアリョンの過激な言葉を聞く度に「ガビョーン!」と大汗かきながらも、恐々とキチョルに通訳する場面などは大笑いしてしまいました。
ただちょっとヒョンヨンの通訳キャラが目障りに見えるシーンもあったので、もうちょっとキャラを練って欲しかったかな。
さて、肝心のアクション・シーンですが、序盤の食堂でアリョンが初めてその凄腕の武術を披露するシーン、敵対するヤクザのボスの本拠地でアリョンが大暴れするシーンなどはそれほど特筆する武打シーンではないし、スーチーも連続蹴りのカットなどはダブルを使っていたりするんですが、ちゃんとそれなりに一定のアクション・レベルは保っていましたね。
ただ私が大喜びしちゃったのが、ティ・ロンと敵対する香港の親分(ケン・ロー)がアリョン抹殺のために放った女刺客をあの『無影剣』でユン・ソイと激闘を見せたイ・ギヨン嬢が演じていて、アリョンとイ・ギヨン演じる女刺客の2人が互いに剣を手に取り納屋を舞台に死闘を展開するシーンは中々の見せ場です。
あとアリョンとキチョルが追っ手から逃げるために車の操縦席に“相乗り”するシーンで何ともベタで下ネタ的なギャグがあるんですが・・これは韓国では受けるかもしれないけど、香港や日本ではちょっと通用しないと思います(苦笑)。
で、ラストはケン・ローの謀略で命を奪われた父親ティ・ロンの仇を討つため、韓国から香港へと帰ってきたアリョンが、結婚式で花嫁と入れ替わり、式に出席していたケン・ローに敢然と剣を突きつけます!
ここでアリョンが自分に迫るケン・ローの子分たちを片っ端から斬り倒すシーンを、スーチー本人がダブルを使わないで見事なアクションを披露しているカットがあって感心しました。
そしてアリョンはついにビルの屋上にケン・ローを追い詰め、またそこに韓国からアリョンを追ってきたキチョルも姿を見せ、映画はいよいよクライマックスとなります・・!
全体的には思ったより淡々とした印象の作品でしたが(苦笑)スーチーのファンの方には十分楽しめる作品ですし、事実、私個人はとても楽しめました。特にスーチーが韓国を舞台にしていてもちゃんと自分の肉声で北京語や広東語を喋っているのがナイス。
今後もこのような香港と韓国のコラボレーション映画が沢山観れたら良いですし、後はこの映画を日本の配給会社さんが買ってくれて、是非とも劇場公開してくれると嬉しいんだけどなぁ。