かっちゃんお疲れさま・・・・

今日はちょっと僕にとって特別な日になったので、いつもとは違う内容ですが、お付き合い下さい・・・・



ニュースでも流れたのでご存知の方もいらっしゃると思いますが、大切な仲間が死んでしまいました。2002年に彼と一緒に作ったアルバムです。当時は二人とも大変な時期で、とても苦労しながら作ったのを覚えてます。ある種このアルバムは、けじめをつけるチャンスになったような気がします。





2002年6月17日スイートベイジルでのCD発売ライブ以降、活動は停止したままでしたが、僕にとっては特別なアルバムで有る事に間違い有りません。

彼と初めて会ったのは、もう24～5年も前の事、六本木のとあるライブハウスでした。

田舎から出てきたばかりの彼は、愛用の335と少しばかりの着替えを持って、知人の家に転がり込んでミュージシャンへの道をスタートしました。夢はそう簡単に叶いませんでしたが、30歳を過ぎた頃に訪れた大きなチャンスをモノにし、ブレイクしました。

彼と過ごしたのは上京してすぐの数年と、ブレイクの後、事務所を辞めソロ活動をはじめた数年間です。どちらもお互いとても大変な時期、それでもいつも笑顔で前向きに、不器用だけど真直ぐに生きてきたその生き様は、深く心に残っています。

メールを交わしたのはつい数日前「元気で頑張ってるよ！」と相変わらずの気遣い。辛い癌との戦いも、彼ならひょうひょうとかわしてくれそうな、そんな思いも空しく、今日力尽きてしまいました。

いっぱい我慢して、いっぱい抱えて、辛抱強く生きてきたんだよね？闘病辛かっただろうなぁ・・・

津久井克行（享年49歳）

「かっちゃんお疲れさま・・・・」