徒然なるままに…なんてね。

思いつくまま、気の向くままの備忘録。
ほとんど…小説…だったりも…します。

散歩道で拾った話…第百十七「カワウ…婚姻色」

2008-01-22 13:02:00 | 生き物
 少し前から散歩道の川に現れるようになった謎の鳥…体が大きくて頭がやけに白っぽいことから漠然と…カワウじゃなくてウミウなのかなぁ…と思っていました…。

              

これがまだ…鵜かどうかも分からない時に撮った画像です…。
しばらくの間…謎の鳥でした…。
下の画像を撮った時にようやく鵜だと分かりました…。

                  

けれど…よくよく観察してみると…時折…濃い灰茶色系のカワウと二羽で移動しています…。
つまりは…つがい…。
カワウは繁殖期に入っていたんです…。
頭の白い色はカワウの婚姻色でした…。
色を変えることで異性をひきつけ…伴侶をゲットするわけ…。

              

左の画像がおそらくメス…この子はこの辺りのカワウの中では色白です…。
右が頭の白い…多分…オス…。

              

後から考えれば…ウミウだって繁殖期でない時には白くはなかったんですが…普段見たことのない色を見ると…別の鳥かと思ってしまうのがど素人の悲しさ…。

反省…です…。

              

 ところで…岐阜・愛知・京都などに鵜飼い…という伝統の鮎漁があるのですが…これに使われる鵜はどうやらカワウじゃなくてウミウらしいです…。
それもほとんどは茨城県の伊師浜(いせはま)海岸で捕獲されたウミウなんだそうです…。

へぇぇ…知りませんでした…。
捕獲する様子自体は以前TVで見たことがありますが…。
ほとんど同じところで捕獲された鵜だ…というのは…放送の時に聞いていたかも知れないけど…完全に忘れてましたね…。

 これが…すごいんですよ…。
絶壁の上に菰と丸太で作った小さな小屋みたいなものを作って…おとりの鵜を置き…集まってきた鵜の脚を鉤棒で引っ掛けて捕まえるんです…。
放送されたのはかなり前なので…細部は覚えてないんですが…網や仕掛けじゃなくて人間が鉤棒を使って手で捕るんだ…という内容に驚いたことをはっきり覚えています…。
すごい技ですよね…。
なんたって相手は飛べるんですから…。

doveなら鵜にすかされて崖から落ちそうだけど…。

いやいや…散歩道でも危ないかも…。
デジカメ抱えたまま…川に落ちないように…気をつけます…。