徒然なるままに…なんてね。

思いつくまま、気の向くままの備忘録。
ほとんど…小説…だったりも…します。

今日は七草(七種)…。

2008-01-07 19:51:19 | ひとりごと
 芹(せり)・薺(なずな)・御形(ごぎょう・おぎょう)・繁縷(はこべら)・仏の座(ほとけのざ)・菘(すずな)・蘿蔔(すずしろ)…春の七草…。
去年も確か…この日に七草のこと書いた覚えがあります…。

 御形はハハコグサ、仏の座はコオニタビラコのことだ…という内容だったかな…。
仏の座には同名の別の草があって…これは食べられないよ…ってな話を書いたような…。
doveんちの庭にも食べごろの御形・繁縷・仏の座…が出てますけど…下手に庭の草なんか摘んで…実はよく似た毒草でした…なんてことになったら大変なので…スーパーでセット2パック調達してきました…。

 去年は雪だったみたいですが…今日…こちらは朝から雨…です…。
動いている時は気にはなりませんが、気温が低いので、じっとしていると南側の部屋に居ても寒くなってきます…。
七草といえば春…なんですけど…旧暦と新暦の差もあって…まだまだ春は遠いですね…。

 七草粥は本来…七日の朝に食すもののようですが…doveんちでは夜作ります…。
朝食だと…時間に余裕のない猫舌連中が食べるのに四苦八苦するもので…。

 無病息災の祈願と正月の御馳走で疲れた胃を癒すための行事ですが、doveんちの家族は年に一度のこの粥を楽しみにしています…。
別に何処と言って変わらない普通の塩粥なんですけどね…。
一月七日だけの限定メニュー…ってことで…有難みが違うのでしょう…。

中国でも昔この日に七種菜羹という羹(七種類の野菜を入れた熱い汁物)を食べていたそうですから、中国から渡って来た習慣でしょうか…?

 昔の七草粥は米・粟・黍(きび)・稗(ひえ)・蓑米(カズノコグサ)・胡麻・小豆の七種の穀物を使った粥だったそうで、今とは随分中身がことなります…。
それも一月七日ではなくて一月十五日…小正月の行事だったようで…。
今でも小正月に小豆粥を食べるところがあるのは…その名残かも知れませんね…?

 この小正月までが本来の松の内だということです…。
左義長(どんと焼き)をする地域もありますね…。
現在では松の内は三日まで或いは七日までと考えるところが多いようです…。
そうなると…七草粥は正月の終わりを告げる行事…ともいえるでしょうか…。

さて…今夜も季節の味を美味しく頂くことに致しましょう…。