テムテムな日常

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正義はやっぱり最後に笑う「100%恋愛保障会社」

2008-06-16 | タイドラマレビュー
ひさびさにタイドラマねたを。

2006年に3chで放送されたこのドラマ・・・私が愛してやまない歌手Biw Pongpipatが俳優として出演し、挿入歌まで歌っていたというのに、放送当時全く知らなくて・・・ふとしたきっかけで偶然にこのドラマを知り、YouTubeを探しまくり、結局見つからず、でもあきらめられなくて有料サイトに登録し、全話見ることが出来ました。もちろん保存済み!!いや~、Biw目当てで観ていたのですが、意外と他の登場人物も魅力的で、おもしろかったです。

人並みはずれた正義感をもち頑固者のリンは、弟(この弟役が私の好きなBiwなんです!!)のワーンを学校へ行かせるため毎日一生懸命働いています。なのですが、ワーンは勉強よりも音楽に夢中・・・大学になんか行きたくない、音楽で一発当ててみせると言って聞きません。ふたりは顔を合わせるたび衝突してばかり・・・そんなとき、リンは会社の上司とケンカをしてしまい、あげく解雇されることに。古くからの男友達であるトーンの紹介で、彼と同じ会社で働くことになったのですが、その会社の社長であるユットとは、実はふとしたきっかけですでに知り合い同志だったのです。それもかなり険悪なかたちで・・・。

バカ正直でまわりと衝突してばかりのリンですが、彼女のなかにある暖かいものに出会ったときから惹かれていたユット・・・しかしリンはユットを嫌い、まったく心を開こうとしません。またリンの弟ワーンも問題を起こしてばかり・・・。ユットはワーンと友達になり、リンとワーンの仲を取り持つのです。

そんななか、ユットの親が決めた婚約者パーニッチャヤーは、愛人と結託しユットの会社をのっとろうとします。何も知らなかったユットは、結局最後までその陰謀に気づくことができず、とうとう会社を奪われてしまいます。失意のユットを支えたのは、リンでした。二人はまた別の会社を立ち上げ、順調に業績を伸ばしていきます。自信を取り戻したユットをみて、リンはもう自分が一緒にいなくてもいいと判断し、ユットの会社を去るのですが・・・果たしてユットとリンの恋の行方は?ワーンは音楽でひとやま当てることができるのか??という・・・これまたほんと見ても見なくてもどうでもいい感じのドラマです。

リンとユットの出会いなんですが・・・ミニスカートで原付に乗っていたリンが信号待ちでひといきついていたとき、隣にとまった車に乗っていたのがユットだったんですよ・・・ユットはそのとき、携帯で会話した直後で、手に携帯を持ったままだったのですが、ふと窓の外に目をやると、ミニスカートから伸びるリンの足が・・・まぁ男なら誰でも、そういう状況になったらにやにやと見てしまうと思うのですが、手に携帯をもったままだったもんだから、リンに「あんた写真とったでしょ??」とつめよられるわけですよ。

リンがどうしてそんなにも正義感に満ち溢れているのか・・・幼い頃、両親を目の前で交通事故により失い、それ以来困っている人や苦しんでいる人をみると、力になれずにはいられないのです。そんなところにユットは惹かれていくわけですが、もちろん親もなく、裕福とはいえない生活をしているリンのことを、ユットの家族はこころよく思わないわけです。う~ん、このへんがやはりタイドラマ・・・。

そして肝心のBiwですが・・・んもうこれがまた非の打ち所がないくらいのダメ弟ぶりなんですよ(笑)。とあるギターショップでギターを買おうとするのですが、当然のごとくお金が足りず、でも諦められなくて「ちょっと弾かせてみて」と演奏してるところへ、ちょうどメンバーを探している年上バンドマンたちに見初められ、その後一緒にバンド活動をするわけなんですが・・・まったくもって、お子様です(笑)。もちろん演奏するシーンとかもあって、劇中ではPeackmaler、LOSO、そしてなんとIceの「コンジャイガーイ」まで披露しています。やっぱり腐っても歌手・・・歌はなかなかよい感じでした。

ほかにも、リンとの仲を認めてもらえず家出してきたユットが、自分オリジナルの「ナムプリック」を作り、屋台をだしてそこそこ繁盛してしまったり、バンドのコンテストでブロデューサーに見初められたワーンが、そのプロデューサーに手篭めにされかけた(!!)り・・・なかなか面白い演出が多々ありました。

タイトルの「บริษัทประกันรัก 100%」は、日本語にすると「100%恋愛保険会社」とでもいいましょうか・・・オフィスの出来事が中心になっているので、ビジネス単語が多くてはじめは苦戦しましたが、それでも結構楽しく見れました。公式サイトはコチラ。YouTubeはコチラから。