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髑髏フラワー

ママの口ぐせお花はドクロ!

Perfumeを聴くことによって流れる脳内映像について

2010-08-08 | Perfume
先日、PCに向かって作業している時のこと。
iTunesからやたらとノリの良い音楽が流れ続けるので、身体がピクンピクン反応してしまって作業が進まなくなった。

「何なんだよこれはよう!」

とiTunesを開くと、やはりPerfumeだった。
アルバム「GAME」が再生されていた。

仕方が無いので、私はデスクから立ち上がり
「ヤスタカ、やっぱりアンタは神だよ!」ダンスを素早く踊りだした。

ダンスも佳境に入り、部屋の中で汗だくになった頃に、ふと思い付いた。
「ヤスタカも神だけど、MIKIKO先生も神じゃない?」と。
そこで、急遽「MIKIKO先生、あなたもやっぱり神だよ!」ダンスに変更した。
実に忙しいことだが、神に感謝を捧げるのは忘れてはならない。

全裸になって首をカクカク。手首をフリフリ。腰を前後に。くるくる回って手拍子パンパン!MIKIKO先生好きッス!好きッス!ヒャッハー!
アルバム「GAME」を流しながら、ヨダレをたれ流しながら踊りに熱中していたが、その時に、あることに気づいた。

「Perfumeを聴いていると、確実に脳内に映像が流れる」ということに。

ともかく、アルバム「GAME」は最高なアルバムだ。
「⊿(トライアングル)」だって最高なんだけどね。

1曲目の「ポリリズム」。一発目のサビに入った時の爆発と、間奏部分の「ポリループ」に突入した時の客席の熱い盛り上がりが脳内に流れる。仕掛けられた爆弾が爆発し、次々と暴発していくようだ。
音源で聴くとそれほどでもないが、ライヴではかなり暴力的な楽曲。

2曲目の「plastic smile」は、去年のツアー大阪公演で見たときの「ケンケンパ」の振り付けが流れる。はぁん。

3曲目の「GAME」は、私が生まれて初めてPerfumeを見た、2008年6月1日の横浜での風景が思い起こされる。
ニヤニヤしながら開演を待っていて、いきなり「あの」ステージだった。
「か、かしゆかが怖い!怒ってるよ!」と度肝を抜いたものだ。
ライトセイバーを抜いた時の怒涛のような歓声、そこからの華麗な演出が脳内を駆け巡る。
武道館公演での美しすぎる照明と、取り憑かれたようなのっちの表情も、しっかりと脳裏に焼き付いている。

4曲目の「Baby cruising Love」は、私が初めてPerfumeの「初回限定盤」を購入したシングルだ。
個人的なことでアレだが、大病を患い、退院した日が発売日だった。
この曲は、風景よりもPVの映像と、寒い季節の記憶が頭に流れる。

5曲目の「チョコレイト・ディスコ」は、文句なしのPerfumeのキラーチューンだ。
あ~ちゃんの「いぐよぉ~!」という煽り声と、会場が割れんばかりの「ディスコ・コール」が同時に再生される。
床が上下しているように全員が縦に動き、何万本もの人差し指が天を指す映像。

6曲目の「マカロニ」は、Perfumeの楽曲の中でも、相当に「成長」した曲だと思う。
当初は、引っ掛かりの少ないミディアムテンポの楽曲だと思っていたが、今では、3人が前後に広がるフォーメーションと共に、ライヴではしっかりとアクセントになる曲になった。
歌詞のせいかもしれないが、この曲をダンスする3人の表情が、たまらなく切なく見える。

7曲目の「セラミックガール」は、去年の全国ツアーが最後だっただろうか?
全体的に細かすぎるダンスだが、「ガガガループ」と呼ばれる、間奏部分の変態的なダンス!
特に「GAME DVD」での、照明とマッチした演出と、3人の赤いTシャツ姿が脳内に現れる。

8曲目の「Take me Take me」は、GAMEツアーと、武道館公演で見ることが出来た。
GAMEツアーの時には「おいおい!お前ら地蔵かよ!音楽分かってねえな!」と思いながら完璧に地蔵を決めた思い出がよみがえる。
セクシーだが、素人目に見ても難しそうなダンス。かしゆかの手足の長さと指先の演技が光っている。

9曲目の「シークレットシークレット」は、もう完全にPVが脳内に流れる。
曲だけでも十分にカッコいいのに、PVで打ちのめされた。
ありとあらゆる想像を超えたPVだった。衣装も、映像の中で繰り広げられる物語も、ダンスパフォーマンスも。
このPVを見た瞬間に、「Perfumeは消えない」という感触を得た。

10曲目の「Butterfly」は、衣装を着替えるためのBGMとして使用された。
休めばいいのに、踊り狂っていた。
武道館公演でのカッコいいVJがよみがえる。

11曲目の「Twinkle Snow Powdery Snow」は、「GAME DVD」でのダンスパフォーマンスが特に印象に残っている。指を指す3人のシルエットが浮かぶ。
最近やっていないのでやって欲しい。

ラストの「Puppy love」。曲の内容云々の前に、この曲がパフォーマンスされた時の3人の満足気な表情が思い浮かべられる。
自分も、この曲では笑っていたことが多かったかもしれない。
「上下上上~」の振り付けは、最初から最後までやってると疲れる。というようなことは3人の前では絶対に言えない。
腕がちぎれ飛んでも、肩だけでも上下して応援したい。
この曲は、公演に参加したオーディエンスの熱い姿が思い起こされる。


というように、Perfumeの楽曲を聴くたびに、映像がはっきりと脳内に再生される訳だが、答えはシンプルだ。

「それだけの数を見ている」

からだ。

しかし、音を聴いて映像が鮮明に脳内に広がるのは、Perfumeが初めてだった。

私は音楽にそれほど疎い訳ではない。
詳しい訳でもないが、雑食で何でも聴く(ここ数年はPerfumeからの情報入力が多く、出力の余裕が無いのであまり探してはいないし、自然の音が好きになってきたので、無音で過ごすことが多い)。
それなりの音楽体験はしてきたつもりだ。

なのに、Perfumeの楽曲を再生すると、すぐに脳内でも映像が始まる。

元々アイドルグループなどが好きな人にとっては、これが当たり前の感覚なのかも知れないが、自分にとっては初めての体験なので、かなり新鮮に感じている。

思い出を「刻む」と言うが、Perfumeの新曲を聴いたり、ライヴに足を運ぶたびに、こうした、後に脳内再生される映像が次々と脳に刻み込まれていく。
それはもちろん、Perfumeの楽曲やパフォーマンスだけではなく、その時に感じたことや、ライヴの日に仲間と楽しんだことや、各地で食べた美味しいものなどの記憶も含まれる。

それが、どんどんと積み重なり、蓄積されていくのだ。

これが、Perfumeのファンをやめられない、一つの理由なのだろうと思う。

私のパソコンは、そろそろ爆発しそうなほどにメモリーが少なくなってきた。
しかし、私自身のメモリーは、まだまだ容量はある。
都合の悪いことはサクサクと削除もしている。
これからも新しい記憶を刻んでいきたい。
コメント (6)
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