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Theory of Everything

2008-01-24 22:26:10 | Anime(アニメ・コミック)
■アニメ「CLANNAD-クラナド-」---第14話「Theory of Everything」

ことみ編完結。
朋也たちの手による“思い出の庭”の再生=ことみを想う純粋な気持ちが、鍵をかけて閉じ篭ってしまった彼女の心に伝わり、ようやく再びの“出会い”を果たした、かつての幼馴染。
残されていた幾つかの謎---朋也が ことみの誕生日に姿を見せなかった理由、火事騒動の顛末、そして老紳士が ことみに会わねばならなかった理由も明らかとなって、全ての思いは彼女の心を満たし、万事丸く収まったかな…とは言えど、元々は恋愛要素も大きく絡んだシナリオなだけあってか、ある意味では“姉への想い>恋愛”だった為、其処で話を閉める事の出来た風子シナリオと比べると、どうしてもオムニバス形式ではない連続性のあるシナリオで、かつ渚シナリオが中心軸に存在する形にアレンジすれば、恋愛→友情へとシフトした分だけ、やはり弱くなってしまった印象に。
それでも、物語として押さえる点は申し分なく、また風子編が綺麗に纏まり過ぎた影響---ある意味では「Kanon」における、真琴編完結後の舞・栞編と似た扱いになってしまっているとしても、其処はこの「CLANNAD」の主題たるものを考えれば、この程度が丁度良いのでしょうね。

ただこうなると、これまでにも言及してきましたが、更に恋愛要素が色濃く絡んで来る杏・椋編、そして智代編の扱いは、やはり方向性を別方向へとシフトしそうな予感が。
既に第11話にて伏線の張られた智代は、間違いなく生徒会選挙がメインになりそうですが、杏・椋の扱いはどうしたものか。
其処は渚との関係性が、今後に大きく絡んで来ると見るのが妥当な所ですけど、現状で友達として接し続けている存在だけに、知らず身を引くなんて事も…?

話を本編に戻して。
老紳士から「両親からの ことみへのプレゼント」を渡される下り、大量の光の玉が飛び交うシーンは、そのプレゼントが人々の手から手を経て、たった1人の少女の下へ至るまで、長く長く紡がれて来た想いの大きさ、そして両親との絆の強さを表現しているとも。
ただ、そんなシーンに魅入りながらも、世界を巡るスーツケースが“何処ぞの北国の街”や“何処かの海沿いの町”にでも辿り着かなかったかと、ちょっと期待を巡らせていた自分がいますw

ともあれ、これにて ことみ編は幕を引き、次回からは渚の演劇部としての活動再開から、とある人物のシナリオへと移行する事に。
ことみもどうやら留学しない様子ですし、風子でさえ割り込んでくる現状では、今後も友達として普通に登場して来そうなので、そうしたアレンジが本編にどう影響して来るのか、それも楽しみですね。


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