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集大成神話-GATHERING MYTHOLOGY-

2008-04-24 18:54:52 | 神羅万象チョコ【総合】
<警告>この記事のコピペ転載及び、画像の盗用を禁止します。




■「神羅万象チョコ 完璧大全」<監修:バンダイ コロコロコミック特別編集>
神羅万象チョコ公式サイト


2005年3月よりシリーズがスタートし、この4月には最新弾「Best Selection 冨嶽伝」が発売、そして2008年7月からは新章「神獄の章」が開幕する『神羅万象チョコ』、その全カードリストやバンダイ完全公認の「冨嶽伝」描き下ろしコミック&神羅万象オリジナルノベル11篇などを収録した最新カタログ---「神羅万象チョコ完璧大全」を購入して来ました。
通販組の一部からは昨日よりフラゲ報告がありましたが、正式な発売日は本日4月24日…にも関わらず、各所(主に2ちゃんねるの神羅スレ)より耳にする情報、そして当地・東京の池袋でも、どうやら店頭に並び始めたのが夕方頃だった(職場の昼休みに出向いて、アニメイト+まんがの森+アニブロゲーマーズ+とらのあなにて確認した際には、未だ姿形もありませんでした)との事で、全国的に出回るのが遅れている様子。
ともあれ、なんとか無事に本日中に購入出来た(購入店舗はアニメイト池袋本店です)ので、気になる内容や評価などを、簡単に書き連ねてみようかと。



まずは装丁・仕様などから。
情報公開当初は、これが表紙画像+帯だと思っていた紙製の外箱に、書籍本体の装丁はハードカバー、表紙には「光龍神リュウガ」と書籍名が箔押しされています。
しおり紐(スピン)が付いている辺り、とりあえずブックカバーでも付けておけば、見た目は誤魔化…す必要もないですけどねw
ページ数は表紙・見返し・目次などを除いて、全304ページ。
その内の112ページ分がフルカラー(後述の『図鑑編』)、残りはモノクロページ(同じく後述の『歴史編』)となっていました。(※画像参照)



限定特典カードに関しては、それぞれ「聖龍太子ウンリュウ」が表紙側、「リュウガ&テラス 特別仕様カード」が裏表紙側に袋綴じされています。
一応は“初版限定”との事ですけど、そもそも重版するまでに至るかどうかさえ(



先述した袋綴じカードの中身---「聖龍太子ウンリュウ」と「リュウガ&テラス 特別仕様カード」。
最初から内袋入り仕様なのは、もはやデフォルトになりましたね(何を今更w
「聖龍太子ウンリュウ」のナンバリングは「F SP」で、カードの種類はホログラム。
カード裏面下部には「冨嶽伝」のストーリーではなく、ウエハーマンのつぶやきが記載されています。



ともあれ、こうして全ての「冨嶽伝カード」が出揃った訳ですけど、わざわざ「聖龍太子ウンリュウ」を「完璧大全」の限定特典カードとする必要があったかどうかは、やはり疑問を感じずには。
「F」を冠するナンバリングからしても、普通に「BS 冨嶽伝」のレアカードとした方がより充実したラインナップになったでしょうし、何よりも「冨嶽伝」の一角を担う重要キャラであって、そして確実に入手出来るとは言え、価格的に決して安くない書籍に付属するカードでは、予備を手にしようにも(予算的に)難しいですから。
だからこそ「封印魔破・聖龍石」の様な“特殊色の強いカード”こそが、限定特典としても相応しく(ぉ



もう1枚の「リュウガ&テラス 特別仕様カード」はシルバー仕様で、元のイラストの白抜き部分はシルバー地となっているものの、全体的な透けシルバーではありません。
また裏面にストーリーガイドなどは存在せず、あたかも「神羅万象CARDGAME」の裏面を想起させるデザインのみ。
詰まる所が何の変哲も無い、ごく普通のイラストカードですね。


さて書籍本体の装丁・仕様、そして限定特典カードの話題はこのくらいに、続いては内容について触れますが、この「完璧大全」は大きく分けて---全カードリスト+試作カードの掲載されている『図鑑編』と、小説・漫画・製作者㊙座談会など読み物系メインの『歴史編』で構成されています。


<図鑑編>

「図鑑編」の最初は、全406枚に至るカードリストから。
この「完璧大全」に収録されているカードは「第一章第1弾」~「冨嶽伝」までのシリーズ13弾分。
合計で“406枚”の完全カードカタログと銘打たれていますが、何気に公式ページにて発表されていた数字“404枚”から、枠が2枚分増えたようで。

以下、その辺りの詳細も含めて、各弾の収録枚数の内訳を。

◆第一章
第1弾:30+第2弾:30+(第3弾:31+黄龍帝フガク)+第4弾:31=123種類

◆第二章
第1弾:31+(第2弾:30+ヴォルザード)+(第3弾:31+封印魔破・聖龍石)+(第4弾:31+魔導士メビウス)=126種類

◆第三章
第1弾:31+第2弾:32+第3弾:32+(第4弾:31+創造神派閥+破壊神派閥+閃光王オウキ)=129種類

◆冨嶽伝
(冨嶽伝カード:5+聖龍太子ウンリュウ)+復刻カード:21=27種類


これに特典カードの「リュウガ&テラス 特別仕様カード」を加えて、合計で“406枚”となります。
何故か“404枚”と謳われていた頃は、収録カードの推測もその数字に振り回された次第ですが、いざ蓋を開けてみれば単なる発表ミスだった…のかな?
おそらくは特典カード「聖龍太子ウンリュウ」と「リュウガ&テラス 特別仕様カード」を掲載するか否かの動きに絡での事でしょうけど、事前情報におけるオリジナルノベルの収録本数が変動したのも併せて、どうにも製作現場の進行状況が(色々な意味で)慌しかった形跡が。



レイアウトの参考画像。
「カード大全」に比べれば背景に画像が挿入されるなど、見た目の派手さは増しているものの、内容的には「ディープストーリー」という短い設定解説はあれど、“独自のキャラクター紹介コメント”や“公式のウエハーマンのつぶやきなどで公開された設定”が存在するものでもなく、カードリストとしては適正でも、あらためて読むには物足りないかと。
なお、当然に「天魁星マルス」のテキストは修正されていますが、件の「聖龍太子フガク」と「聖龍王ゼクウ」のストーリー解説部分は、まったく同じもののままでした。
公式では既に、その修正テキストと思われる“つぶやき”が公開され、本書収録の「冨嶽伝ストーリー」でも、それと同様のテキストが確認出来ましたけど…果たして今後の対応はどうなるやら。

続く「神羅万象カードの試作」では、現在のカードに至るまでの試作品(金箔加工の「皇帝マステリオン」や蓄光仕様の「聖龍神リュウガ」なども)や、プロトタイプと呼ばれるカード---「青龍サイガ」「麒麟マステリオン」が公開されています。
更に「青龍サイガ」の裏面では、開発段階の設定を目にする事が出来るのですが、この頃はまだ「聖龍族」>「聖龍宮殿」が「龍玉族」>「青都イグラドス」と呼ばれていたり、「獣牙王エドガー」の名前が「金剛のゼルガ」、そして七支刀に「スサノオ」という名前が付いているなど、その違いを楽しめるのは割と面白いかも。

「図鑑編」のラストを飾るのは、2008年7月よりスタートする新章---「神獄の章」の告知ページ。
とは言え、此処での情報自体は(現時点で)公式にて公開されているものと差異は無いのですが、巻末の「製作者㊙座談会」において、その舞台が“800万年後”である事、“パンドラの箱をイメージした、あらゆる災厄の入った箱(=プロローグカード)を開けてしまい、其処から逃げ出したモンスターを倒す、または封印する為の旅をしているのが主人公”である事が明らかになっています。
更に通販サイト:ビッグビィからの情報(商品説明)によれば---(以下、該当ページより転載)

>物語は第三章から800万年後の世界を舞台に、地上界を侵略する新勢力「羅震獄」と
>それに立ち向かう1人の若い神(主人公:マキシ)がそれぞれの“正義”を胸に戦いを繰り広げます。


---という、より詳細な情報も明らかに。
それにしても、第一章→第二章における1000年の時間の経過にも驚きましたが、今度は第三章から800万年後などという、もはやそのスケールさえも掴めない単位には、流石にちょっとやり過ぎだろうと;
確かに物語自体が第三章で到達点を迎えてしまっただけに、その影響が完全に消えるくらいの間隔が必要なのは解りますが、それならばひとつ世界に拘らず、例えば平行世界の様な概念で、何処かで分岐した“もうひとつの神羅万象”として仕切り直しても良かったのでは。
ところで、棍を持つ主人公の名前が「マキシ」とは…そう言えば「ソウルキャリバー」にも同じ名前のキャラクターがいましたが、アチラはヌンチャク使い。
しかし、その仲間に棍使いのキリクがいたする辺り、現在ではバンダイナムコゲームスという繋がりがあるだけに、あながち無関係とは思えず。
なお、今弾も「BS 冨嶽伝」同様に“全24種”との事で、今後はこれがデフォルトになっていくのかな…?


<歴史編>

此処からモノクロページに切り替わり、読み物系で纏められている「歴史編」へ。
その構成としては、各章各弾のストーリー当たり、ひとつずつの小説、或いは漫画が対応し、巻末に全てを締め括る形で「製作者㊙座談会」という様になっています。
各章各弾と、小説・漫画作品の対応は以下の通り。

◆第一章
第1弾:[小説]サイガとエドガー
第2弾:[小説]シェイドとクラウディア
第3弾:[小説]ポラリスとシリウス
第4弾:[小説]セツナとクオン

◆第二章
第1弾:[漫画]クリップの冒険<作:萬屋不死身之介>
第2弾:[小説]ヴォルザードとエルシーヴァ
第3弾:[小説]ボーンマスターとポーンマスター
第4弾:[小説]ベリアールとアルフィーネ

◆第三章
第1弾:[小説]メビウスとライセン
第2弾:[小説]シズクと光の戦士
第3弾:[小説]ハーディンとラズリード
第4弾:[小説]クリエールとデストール

◆冨嶽伝:[漫画]神羅万象チョコ 冨嶽伝<作:溝淵誠>




この中でも「サイガとエドガー」「ポラリスとシリウス」「ベリアールとアルフィーネ」には、おそらく公式イラストレーターの手による描き下ろしの挿絵が存在しています。
各小説作品の長さはバラバラですが、1ページ=およそ19行という大文字テキストですし、短いものは全2ページしかないものもあるので、読み終えるのにはそれ程時間は掛からないと思われ。
肝心の内容については、本筋のストーリーを補完するものから、サイドストーリーまで様々ながら、これまではほんの一部しか垣間見えなかったキャラクターの意外な側面が楽しめる点や、思わぬ伏線に驚かされる部分もあり、流石に一応は“バンダイ公認”だけな事はあるかなと思いつつ、でも結局は後付け設定ばかりで、これが実際の商品展開時に提供出来ていれば…なんて揚げ足を(
ちなみに個人的には、ポラリスの“兄デレ”っぷりが見られる「ポラリスとシリウス」、“第三章のアレ”への伏線が存在する「セツナとクオン」、そして総合的な評価として「ベリアールとアルフィーネ」、この3作品がお薦めですかねw
また「シェイドとクラウディア」に関しても、その衝撃的な内容に驚かされただけに、別の意味でお薦め…かな?
やや、各作品にクオリティの差が見られる他、展開が不可思議、性格や口調がおかしいキャラクター、そしてこれを公式設定としても良いのかという部分も多々見られますが、それなりに楽しめる内容にはなっているのは間違いないかと。

「クリップの冒険」は、色々な意味で“実にコロコロらしい”漫画。
それ以上でもそれ以下でもありませんでしたw

「神羅万象チョコ 冨嶽伝」は30ページに渡る漫画で、やや駆け足ながら「冨嶽伝」を描き切っています。
なお、情報公開時から気になっていた“兄弟対決”のシーンは、決してそういった類のものではなく、またウンリュウもフガクの実力を評価していて、フヨウに対しても“自分が王になっても、フヨウはフガクと一緒になれば良い”と理解を示している、実に良き兄貴キャラでした。
それにしてもシリウス、オウキ、そしてウンリュウと言い、どうしてこう「神羅万象」の兄貴キャラは不遇な扱いを(


「神羅万象チョコ完璧大全」の締め括りは、これまで表に出る事の無かった製作スタッフによる「製作者㊙座談会」
今回、この座談会に参加したのは---、

・青山睦(株式会社こどもの館 カード&パッケージ担当)
・原川光博(株式会社こどもの館  メインイラストレーター)
・田中陽介(株式会社こどもの館 イメージイラスト担当)
・宮脇純(株式会社バンダイ 総合プロデューサー)

---という4名の方々。(敬称略)
話題としては「企画成立までの流れ」「ウエハースチョコ・パッケージ・カードへのこだわり」「絵に隠された想いとその秘密」という3つの大きな話題に分けられていて、テキスト三段組の9ページ(その内、1ページは表紙扱いなので、実質8ページ)のボリュームに。
内容としては、ぶっちゃけ話や愚痴的な方向に走るでも無く、製作過程の裏話や世界観・設定捕捉などに終始した、とりあえず当たり障りの無い、ごく普通の座談会…と言うよりはインタビューだったかな、と。
これならば、この4名の方々だけでフリートークして貰った方が、もっと際どいネタも飛び出した気がしないでもないですけど、それでも大きな物足りなさは感じませんでしたし、これはこれで十分に読み応えはありましたね。


という訳で簡単ですが、内容と評価なぞを書き連ねてみました。
果たして全体的な評価として、かなり強気の3000円という価格設定はどうなのか---という点については、個人的には表紙の装丁を此処までにしなければ、2500円以下に納まったのでは思った次第ですが、それでも内容的なマイナス面を差し引いて、この程度で妥協出来るならば、それなりには満足している…と言っても良いのかもしれません。
勿論、其処には強いフィルターも掛かっているのも否定しませんが、アトは公式でも把握していない「用語集」や、パッケージなどの版権イラスト集など、「完璧」を謳うならばそれに相応しい、更に(内容・ボリュームとしても)濃ゆいコンテンツが充実していれば、本気で満足出来たのでしょうが。
ともあれ購入を考えている方は、本書に満足出来るか否かは兎も角、限定付属カードの「聖龍太子ウンリュウ」を確実に入手する事を最優先に考えた方が良いのは間違いないですね。

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5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (souryuuou)
2008-04-24 20:35:00
この本に「蒼龍王サイガ」は搭載されていますか?
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Unknown (mmm)
2008-04-24 21:32:39
あみあみから連絡来ないよ…。
返信する
Unknown (DMz-iL)
2008-04-27 03:10:25
レスが遅れてしまい、申し訳ありませんでした;

>「蒼龍王サイガ」

カードリストに掲載されているのは、記事中に挙げたカードのみです。
つまり「蒼龍王サイガ」は掲載されていません。


>mmmさん

どうやら各所で見る限り、発送…と言うか、版元からの出荷が遅れている様子ですね。
そういった部分に強い専門店でも、ようやく並び始めたのが24日の夕方ですから、その遅れ具合も計り知れるかと。
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Unknown (mmm)
2008-04-28 19:18:03
今読んでいるのですが図鑑相変わらず大きく載せるカードを間違ってるよ。ノーマルの原生とかよりヒロイン等を大きくしてorz
小説の挿絵も微妙…このクオリティなら枚数増やして欲しい。
値段を考えるとかなり微妙ですね。
ファフニールとニーズホッグをオクで手に入れられたのでノーマル以外では雷光王通常のみになりました。
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Unknown (mmm)
2008-04-28 21:50:40
ナルキッソスとナルサスの関係はスルー?
クリップまんがは楽しめましたw
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