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ぱにぽにだっしゅ!⑳「君子危うきに近よらず」

2005-11-14 02:25:43 | Anime(アニメ・コミック)
○君子危うきに近よらず(くんし あやうきに ちかよらず):教養があり、徳のある者は、自分を慎むものだから、危ないところには初めから近付かない(集英社刊「新修ことわざ辞典」より)

(姫子に寄生したM25マタンゴ星人を、姫子の体も傷つけてしまう危険性のあるビームで処理するか否か、という問題に直面して)
エイリアン艦長「…時が、解決してくれるさ…」
エイリアン部下『カッコ良いけど…』『それはアウトだろ…』


正に表題通りの「君子危うきに近よらず」ですが、その本編は、暴走気味なパロディ要素満載で、危ない橋を渡っているという現状はどうよ?
これまでも「パロディ要素」として扱われるものは多々ありましたし、その殆どが笑って流せる様なものでしたが、今回ほどに露骨、且つ節操の無いものを連発されると、正直な話「笑って済ませられるのか、コレ」と苦笑すると共に、「此処までしてウケを取る必要があるのか?」と疑問を感じずにはいられなかったですね。
時刻・場所表示テロップは「新世紀エヴァンゲリオン」そのものだし、AパートアイキャッチとBパートラストの『つづく』は「交響詩篇エウレカセブン」だし、その上、目線有りで「こてんこてんこ」のキャラをカットインさせたり、仕舞いにはフィギュアながらも「月詠-MOON PHASE-」の葉月とエルフリーデ(此方は姫子のメガネにも映り込んでいました)を登場させたり…。
「月詠」に関しては監督が同じ方なので、まぁ許容範囲かなと思われますし、EVAに関しても他所で散々引用されている表現なので今更ですが、残るふたつに関しては、現在放送中の他番組のキャラや表現を利用してまで、視聴者を楽しませる必要があるのか、と。
黒板ネタの様なさり気ないモノならば、軽く流しても良かったのですが、ちょっと今回の表現に関しては露骨、且つ節操が無く、食傷気味な感じだったので、ただ「面白い」と流さずに苦言を呈してみました。
ちなみに、アニメ第18話の様な遊びならば大歓迎ですけどねw

さて、それはそれとして、このサブタイトル「君子危うきに近よらず」は、原作第31話(コミックス3巻収録)にて使用されていますが、その内容は「学園内の夜の見回り」なので、今回の「M25マタンゴ星人」絡みのストーリーとは完全に異なっています。それに該当するのは、原作第25話「死馬の骨を買う」(2巻収録)なものの、騒動にこそなれ、「M25マタンゴ星人」自体はエイリアンが処理してしまったので、アニメの様に意識を乗っ取るという事はありませんでした。
とりあえず、簡単にあらすじを---、
毎度の如く、C組のクラスメート相手にふざけていた姫子。多少、度が行き過ぎた為に、玲と一条さんからキツイ一撃を喰らってしまい、意識を失ってしまう。
心配するベッキー達の見守る中、何とか無事に意識を回復した姫子だったが、どうも様子がおかしい。気になって声をかけるベッキーだったが、何と、あれ程にベッキーラブだった姫子が、ベッキーを拒絶! そして浴びせられた暴言にショックを受けたベッキーは、保健室を飛び出して行くが、残ったメンバーはそのあまりの変貌ぶりに疑念を抱き始め、遂にはそれが「M25マタンゴ星人」の仕業だと知る事になるのだが…。

アニメ第18話から張られていた複線を、ようやく消化する事になった訳ですが、原作では全く気が付かれなかった存在をフィーチャーし、それを起点に物語を拡げて行った事は高評価。やや、拒絶された後のベッキーの行動の痛さと、最後の心境変化の唐突さは気になりましたが、年相応のモノと解釈すれば、こんな所ですかね。
加えて、Cパート部分に原作第87話「時の花を挿頭にせよ」の内容を持って来て、A,Bパートで蟠っていた分を払拭したのもポイント高w
此処だけ妙に、原作ライクな作画でしたし☆
「映研VS演劇部」のシーンは、今回の所は蛇足っぽいですが、おそらくは次回以降の複線となる可能性もあるので、とりあえず時間埋め程度にでも。
…それでも、メガネスパッツの芹沢の存在感は、かなりのものでしたけどw
いや、それ以上に、玲の「色んな意味での」存在感が圧倒的でしたが(爆
本当、パロディに頼り過ぎなくとも、原作ありきで、普通に観れるものが出来るのですから、変にインパクトを狙おうとして、話のテンポを阻害してしまう様な過剰なパロディを挿入する必要性は、それ程高くはないと思いますよ…。
何よりも、この作品は「ぱにぽに」のアニメなのですから。

今回の黒板ネタやパロディネタは…まぁ、こんな批判的なことを書いた後に取り扱うのも何ですけど、一応やっておかないとスッキリしないので、簡単に。
後日あらためて、増やすかもしれませんがw
・冒頭シーンが「STAR WARS」
・犬みたいに思われた姫子の周りに「のらくろ」「ヤッターワン」「AIBO」が…。
・「M25マタンゴ星人」が「ドコモダケ」に見える瞬間がある。
・「スーパーキノコ」「ファイアーフラワー」「スター」(スーパーマリオ)
・高橋名人が16連射でスイカ割り
・「地球征服」と言った姫子がアラレちゃん化→地球も割れる
・ゴックのクローアーム
・ダンバインらしきシルエット
・トントン相撲の片方は「琴欧州」
・胞子を蒔き散らそうとする瞬間、玲→ダイアポロン、都→鋼鉄ジーグに。
・「日立グループ」ならぬ「南条グループ」の「この木なんの木」
・「変ワルワヨ」(Re:キューティーハニー)

<以下、黒板ネタ>
「くんくん探偵参上!」(ローゼンメイデン)
「桃月学園VS麻帆良学園」(ぱにぽにVSネギま!)
「ふもっふー」(「フルメタルパニックふもっふ?」より)
「泣いているのは瑠璃子さん 君のほうじゃないか」「私がアンテナになるの…」(Leaf「雫」より)
「シテオク~」(まゆら)
「ギンガイザー」「メカンダーロボ」「マシンブラスター」「ゴーバリアン」
「のまのまイェイ」

今回は量が多過ぎて、把握しきれていない分も、かなりあります。
ちなみに、冒頭に挙げたモノに関しては、此処には加えていません。

エンドカードは最近、ドラマ「電車男」のOPアニメ製作や、「ミーナ」のキャラデザを担当し、話題になったOkamaさん。

11月に入り、本来ならば公開されるはずだった、新OP曲『少女Q』…前回こそスルーされましたが、今回ようやくの公開と成った訳で。
これまで、GS→サンバと続いた曲調は所謂「テクノ」で、しかも「'80年代」風の印象がw
んー、結構面白い曲かとは思いますが、個人的には「ルーレット☆ルーレット」の方が好きかも。
OPアニメに関しては、相変わらずのサイケデリックながら、画面構成自体もテクノ調とでも言いますか。
人体切断(違)はちょっと怖いですが、流れるようなアニメーションなど、センスは抜群。
…後は、この曲が「ルーレット☆ルーレット」の二の舞にならなければ…と願うばかり;


◇タロット
The Star:ベッキー(17)
The Magician:玲(1)
The Hanged Man:メソウサ(12)
The Moon:都(18)
The Tower:くるみ(16)
The World:一条さん(21)
Wheel of fortune:鈴音(10)
The Sun:姫子(19)
The Chariot:乙女(7)
Judgement:早乙女(11)
Death:ジジイ(13)
The Lovers:南条&犬神(6)
The Devil:綿貫&諜報部部長(15)
The Fool:宮田(0)



◇トランプ(( )内は数字)
■スペード:ベッキー(A)、麻生麻里亜(2)、エイリアン(3)、バカ猫(4)、一条妹(5)、メソウサ(6)、綿貫(7)、犬神雅(8)、ヤンキー(9)、北嶋由香&佐藤千夏(10)、犬神(J)、玲(Q)、芹沢(K)
■ハート:姫子(A)、篠原雅人&大滝鉄矢(2)、伴&磯辺(3)、棟梁(4)、伊藤さん(5)、ヒロスケ(6)、宮田(7)、一条望(8)、長谷川<セガール>先生(9)、大森みのり(10)、6号さん(J)、南条(Q)、柚子(K)
■クローバー:早乙女先生(A)、藤宮円(2)、タヌキ&二階堂光(3)、店長(4)、ミカエル(5)、オオサンショウウオ(6)、修(7)、麻生真尋(8)、ホセ(9)、朝比奈英理子(10)、ベホイミ<魔法少女>(J)、優麻(Q)、都(K)
■ダイヤ:鈴音(A)、高見沢ハルカ(2)、教授(3)、高瀬和也(4)、くるみ&妙子・妙子&くるみ(5)、ネコ神様(6)、五十嵐先生(7)、ズーラ&メソウサ(9)、瀬奈雪絵(10)、メディア(J)、優奈(Q)、乙女(K)
■ジョーカー:一条さん、ジジイ<死神>

ハートの6:ヒロスケですが、放送では「クローバーの6」となっていました。
この絵柄・数字には既に「オオサンショウウオ」が入っているので、どちらかが間違っている事になりますが、カードイラストには大体「その絵柄をイメージさせるモノ」が一緒に描かれているので、「ヒロスケ」の眼帯のハートから「ハートの6」に入れました。

ⓒ氷川へきる/スクウェアエニックス・ぱにぽに製作委員会
※検証目的以外での画像転載を禁じます。
■本編画像より(デジカメで直接撮影した為、多少見難くなっていますが、絵柄は判別出来ます)
左:オオサンショウウオ(第19話より)・右:ヒロスケ(第20話より)

ヒロスケの眼帯にハートマークが確認出来ます。

後に、公式に修正された場合は其方に従う事としますので、それまでは暫定的な扱いとしておいて下さい。
加えて、当初、別所サイトさんの情報に従い、「オオサンショウウオ」をハートの6に移動させていた為、余計な混乱を招いた事を、慎んでお詫びいたします。


これで残すは、ダイヤの8のみ。
他の柄のカードから共通項を見出せば、おそらくは小学校編のキャラではないかと思われますが…?


●過去ログ
カテゴリー:ぱにぽに

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J:E

2005-11-14 01:22:05 | Hobby(玩具・フィギュア)
画像が多い分、記事全体が伸びてしまう為、別枠にて投稿しました。
ちなみに今回から、ガチャポンや食玩と言った「コレクションフィギュア」の類、或いは通常のフィギュアの情報や、レビューなどを取り扱う際は、この「Hobby(トイ・フィギュア)」のカテゴリーを使用しますので、宜しくお願い致します。
もののついでに、過去記事の中で該当する幾つかを、此方のカテゴリーへと移動しましたので、そちらもどうぞ。

カプセルワークスコレクション『JINKI:EXTEND』Toy'sworks

左から「モリビト2号」「柊赤緒」「津崎青葉」「ナナツーマイルド」「黄坂ルイ」。
これにシークレットを加えて、全6種となりますが、シークレットのみ、この「カプセル版」(ベンダー機専用)と、箱売り専用の「ボックス版」(ソリッドワークスコレクション)では、内容が異なっている為、正確には全7種とも考えられます(シクレ以外のラインナップ・仕様は全く同じです)。

『JINKI:EXTEND』は『月刊コミックブレイド』に連載中の、綱島志朗氏原作作品で、今年始めにはアニメ化もされています。
まぁ、アニメの内容自体は、微妙な出来でしたが…アニメ前半の、ベネズエラ編ラスト前までは、決して悪くない出来だったんですけどね;
変に『EXTEND』を絡めて、収拾が着かなくなるよりは、ベネズエラ編(無印『JINKI』)のみで12話を構成した方が良かったかも…。
今となっては後の祭りですが。

ちなみに、今回のフィギュアに関しては、アニメ版・原作版どちらの『JINKI:EXTEND』が立体化されたのかと言えば、ⓒに「アンへル日本支部」という、アニメ版製作グループの総称がクレジットされている所からすると、おそらくはアニメ版なのではないかとは思われますが、別にどちらにせよ、キャラの容姿に関しては殆ど差異が無いので、大きな問題ではありませんけどね。
さて、各フィギュアについて取り上げてみると---、

津崎青葉。原作では版権イラスト以外ではあまり見られない、Rスーツ姿。
かなり紫がかった色付けがされていますが、実際の色は青紫に近いです。此方を参照→
左側のフィギュアは、以前、BANDAIよりリリースされたHG-IF『スターチャイルドコレクション2』にラインナップされていた「青葉」の私服版です。
細部に関しては、今回の比ではありませんが…青葉というと、やはりこの「ベネズエラ編」の私服か、『EXTEND』で登場した際の服の印象が強いので、出来ればどちらかで造型して欲しかったかな、と。
とは言え、特段悪い印象も無く、後姿からしても髪の造型に関しては、前髪の処理以外は文句は無いです。
ただ、重心がかなり厳しい割に、後方で支えるパーツが存在していないので、ちょっと衝撃が加わるだけで、直ぐに後ろに倒れてしまうのはマイナスかも;


モリビト2号。シルエットはそれなりに良いのですが、正直な所、デティールが甘く、サイズもキャラより小さいと、かなり期待外れかも。
パーツ分割も無きに等しいので、それこそキーホルダーなどのプライズ製品レベルと言っても、間違ってはいないかと。
それでもスミ入れでも施してやれば、少しはまともに見え…るかもしれません;
カプセル版のシークレットは、この機体色が赤のバージョン。一応「赤緒機」という設定の様ですが、そんな設定、原作にもアニメにも無かった気が;
まぁ、下手に「モリビト1号」がシクレになるよりは、良かったですがw
…にしても、こうして青葉と並べると、「青葉がフルスクラッチしたモリビト2号」のフィギュアに見えて(爆

  
黄坂ルイ。決して悪くは無いのですが、前髪が長い為に瞳が隠れ、目つきが厳しい事が相まって、何だか男前に(死
体のパーツ分割線は、胸の下にあるのですが、巧く嵌っている為、全く気になりません。


ナナツーマイルド。『EXTEND』でのルイの乗機。
アニメ版では、最終回にいきなり登場し、大した活躍も無いままに番組が終了してしまったという、報われない扱いでした;
こちらもやはりシルエットは良いのですが、デティール(以下「モリビト2号」と同文)
ボックス版のシークレットは、この機体色が青いバージョン…此方も「青葉機」だなんて、そんな設定(以下同文w)


柊赤緒。この中では、顔の造型もシルエットも一番安定した出来かもしれません。
右側のフィギュアは、「青葉」の画像でも使用したモノと同じ出元です。
錫杖(?)の握り部分はプラパーツの為、変に力を入れると、折れる可能性有り。それでも見栄えは良いですw

 
赤緒単体で。髪の造型も結構作り込まれていて良い感じです。
とりあえず見た目、これと言って、問題も無いように思われますが…、


両足の接合部が腿の付け根の為、台座に固定する際に上から圧迫したりすると、足と体の間に微妙な隙間ができてしまう点と、横から見ると、やや鼻が高く、バランスが悪く見える所は気になるかも。

まぁ、300円/1個という価格から見て、メカに関しては正直ハズレですが、キャラクターに関しては及第点、もしくはそれ以上ですね。
これでメカのサイズが、キャラに近く、もう少し造り込めていれば大満足だったのですが;
現状、『JINKI』の立体物自体が少ないので、こういう機会は十分に活かして欲しい所だったり。
おそらくは第2弾もあるかと思われますが、その時はもう少し改善出来ている事を望みます。
ちなみに第2弾としては…キャラでは「さつき」「エルニィ」「メルJ」、メカでは「ナナツーライト」「ブロッケントウジャ」「シュナイガートウジャ」辺りかと思われますが、流石に「南さん」や「シバ」「両平」辺りは、第3弾でも無い限りは無理かもなぁ…。
シクレについては…今回と同じ様なモノなら、正直、イラネ;