動物霊園グリーンメモリアルのブログ

「いとしい子たちよ安らかに」

通信紙版 第52号

2013年06月30日 | 通信紙版バックナンバー
平成25年 7月

梅雨入りとされてから一週間が経ち雑草や立ち木は一年で一番成長する時期を迎えました。
園内に於きましては初夏の植木の剪定を行いました。




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ホームの猫とお友達
午前中の予定もそろそろ済みそうな時間に市内の老人福祉施設の事務局から電話が来ました。
この施設は居宅介護をしており、当霊園において古くからのお付き合いをさせていただいてる奥様が入居なさっております。
電話の内容は、奥様が飼っている猫さんが亡くなり迎えに来て欲しいとの事で、時間を指定していただき、介護施設に赴きました。
一階のラウンジには職員の方と共にソファーに座っている奥様がおられ、まだ温もりが残る猫さんが白いタオルにくるまれて膝の上で身を委ねておりました。
奥様は戦後の復興を経て結婚し、長年添い遂げたご主人が他界してから幾年月の後、この猫さんと共にホームでの暮らしがはじまりました。
同じフロアに入居している方々とも仲良くなりました。
奥様の様子を案じた職員の方の提案でご葬儀には仲の良い隣のお部屋の奥様に同行してもらう事にしました。
往復の車内は仲良し同士の会話で奥様の寂しさが和らいだかと感じとる事が出来ました。


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見送りの声援
千葉市の多くの小学校は5月から6月にかけて運動会を開催しております。
梅雨の合間の晴れた朝、小学校の付近では保護者と共にピクニックシートや水筒を携えた子供達の姿が見えました。
そんな折、市内の小学校に隣接する住宅街へワンちゃんのお迎えをいたしました。
前日の夕方に亡くなったワンちゃんはお散歩の時間と小学校の児童の帰りの時間が重なり、
いつも下校中の子供達に声を掛けてもらっていたそうです。
校庭から聞こえる子供達の声援がワンちゃんを見送る掛け声の様だ、と、お家の方がおっしゃいました。

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雨上がりのトライスター
6月のある日、閉園の準備をしてましたら、入口の塀に3匹の小さなカタツムリを見つけました。
それぞれが好き勝手な方向を向いておりましたが、ゆっくりとした時間を経てやがて皆、真上に進行方向を変えました。
正面からみると綺麗な逆V字の編隊を組んだトライスター(三連星)が遥か壁の頂上で雨上がりの夕日を見る事ができたのか、それは誰にもわかりません。





第52号紙面


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